新しいモニターSPが到着しました。アルテック620A(604-8G)です。まだオリジナルの状態ですがなかなかなサウンドを聴かせますが、オリジナルの状態ではチョッと音数が足りません。手順を踏んで「音質アップ」の為Trail仕様にして行きます。
銀箱(604-8G)の箱と並べてみますとその存在感が違います。でかい!!銀箱で感じていた低音不足が大幅に改善できそうな予感です。質感は紛れもなくアルテックのサウンドです。4343の様に低音と高音の質の違いもなく低域から高域まで質感の繋がりが良いですね。
SP自体触る所も有りませんので「丈夫で故障知らず」のプロの要求にこたえる構造とTrail仕様にしたときの「質感」でハイエンドクラスのマニアにも受け入れられると思っています。
このSPは30年ほど前のSPです。当時知る人ぞ知るSPだったのですがJBL43シリーズ旋風が巻き起こっていてメジャーになれなかったSPです。
おかげでJBL#4343を購入し27年付き合ったあげく「これ以上の音質アップは原理的に厳しい」と判断してとうとう嫁に出してしまいました。その代わりにいつも気になっていた620Aを購入しました。これから何処まで「音質改善」が出来るか楽しみです。既に銀箱で可能性を感じていますのでイージーで高音質なSPになることは間違い有りません。
この620AをドライブするアンプのTrail仕様化を開始しました。吉永オーディオ製のEL34ppステレオアンプです。内部配線をシリウス化しています。写真を見て真似しようとしたら「ノイズ」の塊になりますので安易な模倣はしない事です。プリアンプは既にシリウス化が終わった物が有りますので「低価格」でスーパーマニアクラスの音質になります。
今までは太い安定した中低域が色を決めてきましたが、やや大味で中高域にピ―クを感じられしなやかさや繊細さに物足りない感じが付きまとってましたが、今はデンオンで録音したような室内楽やバロックが素晴らしい質感で鳴ります!!
一方的な決め付けた聴方では魅力をスポイルしますね。
6畳間で近接してますがフラットでうるさくないですよ♪
現在は#612A(604E)と新たな620A(604E仕様)になっています。
現在この2種のSPのアンプはレビンソン(No380SL+No331)の組み合わせとWADIA#6の組み合わせにしています。他にもTrail仕様管球アンプも準備しています。
クラシックの弦楽合奏やヴァイオリンソロでも艶やかな音色で楽しめ、JAZZでもアタック音と弾む低域と音のキレで楽しんでいます。
SPユニットや箱内配線・SP端子も音質対策品に交換しています。
オリジナルのパーツ(配線)ではこのユニットの本当の良さは引き出していないです。
このSPは特にヴォーカルがリアルで素晴らしいですね。
ALTECのSPの中では一番家庭で使い易いユニットだと思います。
また楽しいお話をお寄せください。