Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

テレフンケンRB46のサウンドその4

2007年11月07日 | ピュアオーディオ

今日は一日中RB46を鳴らしていました。時々メインのオリンパスシステムとバランスの比較をしましたが、バランスは殆ど一緒ですね。何回も切り替えていたらどっちがどっちか一瞬間違いそうになりました。

質感は完全に違います。オリンパスシステムからは「粗さ」は感じませんが、RB46は現状では太刀打ちできません。内部配線が完全に信号を阻害しています。

朝からモーツァルト「魔笛」全曲、35、30番シンフォニー、ベートーベン1、2、3シンフォニーを聴きましたが、このサイズのSPとは信じられない音数とスケール感で、ユニットの可能性を相当に感じます。

JAZZもMJQやカレリ・ボエリ・トリオを聴きましたが、曲の表情を難なく出してきます。

サブとして使うにも「粗さ」を取らないと聴き疲れしますので、内部配線の線材を如何しようかと思案していましたが、意外と簡単に出来そうなケーブルが浮かびました。来週にも入れ替えをして「自分用」にしてしまおうかと考えています。

このSPは音質改善する為の素材としては素晴らしい能力を持っています。こんなのが30年前店頭に並んでいたらみんなオーディオマニアにならずに済んだのかも知れない。

庶民的な価格で良いサウンドが取り出せればオーディオ業界そのものがないのかもしれない。馬鹿でかいアンプもその他機器も大げさにしたくなくなります。


テレフンケンモニターSP RB46 のサウンドその3

2007年11月06日 | ピュアオーディオ

しかし、このSPはすごいサウンドがするもんだ。このサイズからは信じられないサウンドがする。(W:26cm D:26cm H:82cm)

色々と不満点もあるが良い所も多いので何とか使えるようにしていきたい。とりあえず、オリジナルのSPケーブルを外して、SCS-34(ルシファー)が使えるようにしました。ルシファー以外では「音がかすれて」聴けないのです。オリジナルSPケーブルの時に感じた「ラジオの音」は消えました。ヴァイオリンもかなり滑らかになりました。

オリンパスシステムの横に並べて、サトリの5W×5Wのアンプ、スチューダーA730の組合せで寄せ集めの廉価なケーブルで繋いでいます。自家製のライントランスをかませています。SPケーブルのみが豪華なシステムです。繋いで1時間もしないうちにかなり滑らかな質感に変わってきました。

しばらくは鳴らしこんでいきます。


RB46のサウンド2

2007年11月05日 | ピュアオーディオ

テレフンケンモニターSP RB46 を聴き込んで行くと、やはり音数がまったく足りない、音色が昔のラジオの感じ、低域の反応が遅い・・・・と不満点が出てきます。

Rb4611 このままでは安心して音楽が楽しめません。多分ネックとなっているのは直出し配線の「ヒョロ線」と思われるので交換したい気分になってしまいます。

ドイツのSPですが何でもこなしてくれそうです。オーケストラからJAZZまで問題なく鳴らしてくれそうですが、前述の一時代前のサウンドでは楽しめません。

その後ズーッと聴いていますが、音が痩せていて聴くのが辛くなって来ました。基音が出た後の余韻が出ないんですね。中域の解像度は本当にすごいと思うけれど、高域も足りません。これはユニットが悪いのか使ってある配線が悪いのか?どちらも悪いのか今の所判断できませんが、何らかの対策が出来ないと私には使えないSP(ダメSP)になります。

手を加えようにも各ターミナルが弱いのでなかなか手出しできません。エンクロージャーを開けて中の作りを確認しましたが、作りが軟弱でほとんど木ネジで止めて有ります。それも強度が足りない為ゆるんでいます。バランスが崩れていますね。ユニットは良さそうなんだけどエンクロは今一、配線も悲惨!!結局BC-Ⅱより古い分完成度が大幅に下がります。


テレフンケンモニターSP RB46 のサウンド

2007年11月03日 | ピュアオーディオ

Rb461 テレフンケンのモニターSP RB46がやってきました。横幅・奥行き26cm、高さ82cmの小振りで細長いSPです。3ウェイになっていてセンターに楕円ウーハー、ツィーターが底面側に来ます。

早速サウンドを聴いてみます。このSPには専用ケーブルが5m程付いていますのでそのまま繋いで音出ししました。

非常にまともなサウンドです。レンジはそう広くはないけど(ユニRb462 ットサイズから当たり前)非常に中域の密度が有ります。音色も悪く有りませんがチョッと古いサウンドを思い出します。空間再現性は非常に良いです。オーケストラの配置がSP間に広がり、楽器の位置がわかります。弦楽器群のトレモロも上手く再現しています。

タンノイのⅢLZと比較しても遜色ないと思います。イギリスのSPと似たようなところも有りますがドイツの合理性を感じさせるシステムです。

Rb463 整然としていてそれでいて無味無臭ではなく、ドイツのオーケストラを上品に小さな音量で楽しむには充分なSPだと思います。

自宅のBC-Ⅱ(Trail仕様)と比較するとスケール感が小さい、明瞭度や音数が足りませんしサウンドパワーも足りませんが、これはこれでしばらくは楽しめそうです。

一ヶ月ほどこのまま楽しんでサウンドを焼き付けてから不満な所を解消していきたいと考えています。

Rb466 ユニットの可能性はBC-Ⅱ以上だと感じています。BC-Ⅱの場合ははじめはひどい音でした。まともに聴く気がしないけど音色に惹かれました。今度のテレフンケンはオリジナルで充分楽しめるポテンシャルを持っていますので、相当高いグレードまで性能を引き出せるのではないかと思います。


「秘密兵器」のサウンド

2007年11月01日 | ピュアオーディオ

前回の記事で「秘密兵器」と表現しましたマル秘ライントランスのサウンドにまいっています。

現在オリンパスシステムに使っていますが、他のシステムがまったく太刀打ち出来ません。他の全てのシステムにもSCS-34(ルシファー)を使っていますし、ライントランスも使っています。それでも音の次元が違います。

ADプレーヤーに例えればEMT930STのサウンドクラスでしょうか?。A730+SD9500ラインに接続しただけで出てくるのですからたまりません。これならADプレーヤーは要らないと思えるレベルです。

Blakbox 「秘密兵器」と言いましたが「兵器」のサウンドでは有りません。今後は「ブラックボックス」と呼びましょう。

「ごく自然なサウンド」です。でも通常聴くサウンドとは次元が違うんです。このサウンドはショップや音響メーカーでは出せないサウンドです。

どんなCDをかけても「新鮮」で「音楽性」・「深み」があり、いくら聴いても聴き疲れしません。8畳の部屋で110dbサウンドでも以前よりはるかにうるさくなく波動が強いです。

特に低域の情報量が上がっているように思いますが、全体的に音色もより「自然」な感じです。

自宅で使っているUTC-A22ライントランスも良いのですが、この「秘密兵器」はとんでもない性能を出しているようです。

同じ型番や同規格のトランスを使っておられる方もいらっしゃいますが、このトランスの性能を充分に引き出して使っていらっしゃる方は殆どいらっしゃらないだろうと思います。

12月までには商品化できるように部品の設計や発注をして行きたいと思っています。ちなみに本日2セット目が入荷しましたので組み立て中です。明日には試聴可能になると思います。