Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

気温が下がって来ました。

2010年09月23日 | ピュアオーディオ

昨日までは室温が30℃有りました。今朝は25℃です。5℃も下がると随分と過ごし易くなります。
Orinpus4

この夏場は特に暑く、オリンパスシステムのアンプ類にSWを入れると、クーラーを入れていても30℃を超えてしまいます。ですので、夕方の1時間ほどしか鳴らす事が出来ませんでした。鳴らし込みが足りない為か全ての音が「あまく」感じられます。これからはメインSPとして鳴らし込んで楽しみたいと思っています。

No331

この頃は先々週入荷したレビンソンのNo331のパワーアンプの鳴りが良くて、ALTEC#620Aが素晴らしく良く鳴っています。小気味良いほどキレが有りスカッと抜けたサウンドが出ています。

この勢いでレビンソンのアンプを増やしたい希望は有りますが、優先順位でまだ先にならないと揃える事は出来ないようです。


パワータップの効果

2010年09月22日 | ピュアオーディオ

昨日「トランジスターアンプ」に「回帰」する旨の事を書きましたが、これは「パワータップ」の存在が不可欠です。

100v_power_tup3

以前、トランジスターアンプを排除して「Trail仕様管球アンプ」にシフトした時は「パワータップ」が無かったからで、あの時「パワータップ」が生まれていたら「管球アンプ」にのめり込む事は無かったのではないか?と思います。

「パワータップ」を使う事で「質感の繊細さ」、「音の厚み」、「情報量のアップ」、「リアル感」等の大幅な改善が出来ていますので、トランジスターアンプが使える様になったと思います。

現在は全てのシステムに「パワータップ」を使っていますのでこの恩恵を受けた状態で評価出来るのです。


アンプシステムの方向性

2010年09月21日 | ピュアオーディオ

元々「管球アンプの時代」を過ぎてからオーディオを始めたので、トランジスターアンプには抵抗が有りません。

サンスイAU-9500から始まった私のオーディオには、LUXの管球アンプ(CL-35Ⅱ+MB-88)の時期も有りましたが、その後は殆どトランジスターアンプでした。

管球アンプに手を出したのは、SS誌の84号で上杉先生の「オルソンアンプ」のデザインを見て、シックなデザインとまだ聴かぬサウンドへのイマージュからでした。その時に同じアンプを作ろうとしてトランス類を購入したのがきっかけになった様でした。上杉氏の「オルソンアンプ」を作る為部品集めをしましたが、田舎ではなかなか当時揃える事は難しい状況で、サラリーマンの仕事も忙しくなり、いつしか段ボール箱の中に中途半端な部品収集の状態で25年くらい眠っていました。それをはからずも思い出して吉永オーディオさんに作ってもらったのが6年前です。

El34pp_mono5

ただその後色々と実験するうちに「音質不足」を感じる様になり、「Trail仕様アンプ」に作り替えて使いだしました。その結果、当時使っていたマッキンMC2500やM-60、M-100より良いサウンドが出るようになって、トランジスターアンプを処分して「Trail仕様アンプ」への入れ替えをして来ました。今ではM-100のみを残してトランジスターアンプは手放してしまいました。

「管球アンプ」が全てに良いかと云うとそうでも有りません。低音の力感等はトランジスター型のハイパワーアンプにはかないません。(その為M-100が生き残っています) 音の歯切れの良さもトランジスター型アンプの方が心地よい部分も多々あります。

何よりも管球アンプの欠点は「交換球」の確保に有ります。(ランニングコスト)音の良い「本物」の球は1940年代~1950年代の球になります。この球の確保が難しいのです。有ってもそれなりに高騰した価格で購入せざるを得ません。そうやって確保した球が50万円以上になりますとチョッと考えざるを得ません。保管場所の確保や球の種類の簡素化等をやらないと更に予備球の確保が多くなります。最低20年分以上を何台分も確保する事になりますと・・・と考えると、そろそろここらでストップする事も選択肢に入って来ます。

そこで、管球アンプの音質に対抗できるトランジスターアンプとしてレビンソンのNo331を試しに導入して見ました。これくらいの音質が有れば別に「Trail仕様管球アンプ」に拘らなくても良いのではないかと思う様になりました。今後はトランジスター型アンプに軸足を動かして行く事になると思っています。

真空管の寿命と熱を気にせずにいつでも音楽を楽しめるようになりたいと思います。


レビンソンのNo331が活性化して来た

2010年09月20日 | ピュアオーディオ

No331を鳴らし始めて約1週間になります。昨日の終日鳴らし込んでいました。今日も鳴らし込みに入っていますが、今日は昨日とは違います。音のキレやヌケ、立ち上がり感、低音のパンチ力が随分と良くなっています。活性化して来ているようです。

No331

「ランクアップ」や「活眼/覚醒」は突然やって来ます。今回は時間的に見て「活眼」ではないと思いますが、「ランクアップ」したようです。

今まで眠っていた部分が起きだして、本来の性能を発揮し始めたと云うべきでしょう。これから「活性化」をして行き「活眼/覚醒」まで使いこんで行きたいと思います。

昨日と今日では私的には「大きな変化」を感じます。エネルギー感や金属音のリアルさが気がいます。管球アンプでは出せないサウンドが出始めています。これからが楽しみです。


RCA箱システムでクラシックの大編成曲を

2010年09月19日 | ピュアオーディオ

この所、新しく来たレビンソンNo331のサウンドが新鮮な感じがするのと、「活眼」させる為に毎日鳴らし込んでいます。No331が来たのと同時にRCA箱システムのCDPも入れ替えましたので、こちらも一度しっかりサウンドを落ち着かせなくてはなりませんので、今日は午後から「RCA箱システム」でハイドンやモーツァルトの交響曲を大音量で楽しんでいます。

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ALTEC#620Aシステムの陰に隠れて音の出が悪そうに見えますが、このシステムはそんな事は苦にもしません。

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パワーアンプ1台で8SPユニットをドライブしています。出力管はGE#6550Aのプッシュプルです。たかだか20Wも出ていないでしょう。それでも十分な音量がボリューム9時の方向で出て来ます。

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左右のSP共に前に有る障害物(SP)の為に十分なスペースが取れていませんが、お構いなしにスケールの大きな、音数の多い再生音を出して来ます。

ALTEC#620Aのサウンドもこの所随分と良くなって来ていますが、JBL3大ホーンシステムの7or8SPユニットシステムを聴くと太刀打ちできません。#620AもTrail仕様ですので一般のSPでは音数で太刀打ちできないのですが、私のJBL3大ホーンシステム(オリンパス・707J・RCA箱システム)は別格です。「オンの音」と「オフの音」のユニットを組み合わせて、「オンの音」と「オフの音」のケーブルを組み合わせて組み上げていますので、「音数」と「スピード感」、「音の線の太さ」、「スケール感」が比較になりません。

ブリュッヘンのハイドンとべームのモーツァルトを楽しんでいましたが、心地良くて居眠りをしてしまいます。決して「オーディオ的」な音とは云えませんが、管球アンプのまろやかな響きは聴く者を心地よくしてくれます。

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RCAシステムへの次の手は「CDP」を交換する事です。現在A727をトランスポート、SD-9500をDACにしていますが、これを1台で済ませる様に考えていますが、予算不足で立ち往生しています。音質的にはWADIA#6と互角に渡り合っていますので、そう急ぐ必要は感じていません。


レビンソンNo331とTrail仕様6L6ppアンプのサウンド比較

2010年09月18日 | ピュアオーディオ

レビンソンのアンプも使い始めて6日目になります。約40時間ほど鳴らし込んだ所です。ここでNo331と交換前のTrail仕様 6L6ppアンプとのサウンドの比較をして見ます。

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全体のサウンドの質感は同じぐらいのグレードに有ると思います。ただ全体的な「表現力」では断然「Trail仕様アンプ」に軍配が上がります。表現が「ドラマチック」でうねるような表現が出て来ます。これに対してNo331は薄味で余韻は多いのですが線が細く、サラリと聴かせてしまう様です。この為、聴いた後「感動」する事が少ない様に思います。

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Trail仕様アンプは管球式ですが、SN比はNo331と殆ど遜色有りません。音の線の太さが大きく、音楽をぐいぐい引っ張る様にサウンドが出て来ます。ボリューム位置もこちらの方がより低い位置で実用になりますし、爆発力もしなやかさも艶やかさも持ち合わせています。

No331は音の拡がり方が広く、漂う様な感じですが音の線が細く、アッサリとしている様に感じます。まだ40時間程度ですのでこれから「活性化」して行ってくれればこの評価を覆すかもしれません。もう少しパンチ力が欲しいですね。

No331のシンプルなデザインと押し付け感の無いサウンドは気に入っているので、この状態で「熱情的な」サウンドが出てくれればTrail仕様アンプにとって替われるかもしれません。

Trail仕様6L6ppアンプはマッキンMC2500や2600、M-60、M-100、A20Vより音質が良い事は確認しています。レビンソンNo29Lも今回のNo331も勝てないようです。好みの差ぐらいでは済まない「表現力」の差が歴然と有ります。この6L6ppアンプにはまだ奥に手(パワー管をCV1947に)で「音質アップ」が出来る事を考えると、この差は容易には埋まらないのかもしれません。

6L6ppアンプと比較してこの様な状態なら、自宅に持ち帰って比較するまでもない様です。


たった二日間留守しただけで・・・

2010年09月18日 | ピュアオーディオ

15,16日に「墓参り」の為、オリンパスシステムを鳴らしませんでした。今朝出社してSWを入れ、音を出して見ますと「眠たいような・くすんだような音」で、初めの1時間くらいは「今までのサウンドではない」状態でした。2時間くらいしてやっと「前の状態の音質に戻った」と感じました。

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以前から言っているように、「毎日鳴らしてやらないと音質は維持できない」を再確認しました。1週間に1回や1ヶ月に数回程度の音だしをされている忙しい方は、常にこのようなネガティブな状況からのリスニングになっていることを自覚していただきたいと思います。

「ケーブルの無料貸し出し」をしていますが、上述の様に月に数回しか聴かない方では成約率が極端に下がります。こう云う風に「月に数回」しか聴かない方はそれが「常識」になっていますのでなかなか考え方を変えることは難しい処があります。誰でも「経験」から「常識」が作られていますので・・・。


レビンソンNo331にライントランスST-Xを加える

2010年09月17日 | ピュアオーディオ

レビンソンのNo331が来て三日が経ちました。その間ずっと鳴らし込んでいましたのでサウンドも落ち着いて来たようです。導入当初からすれば「低音の歯切れの良さ・押し出し感」が随分と良くなって来ました。

No331

No331の導入時にはライントランスを使っていませんでしたので「音の厚み」や「深み」がいまいち物足りない感じを受けていましたので、本日ST-Xを接続しました。

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Stx62c1

このライントランス用にSCX-25を1セット作成して準備していました。見るからにスッキリした配線になっています。

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ライントランスはCDP~プリアンプ間に導入しています。これが入ったおかげで「音のうるおい」が随分と出て来て、音の厚みが有り、なめらかで聴き易くなりました。


SCX-25 (ルシファー細線化) のインプレ ⑤

2010年09月17日 | ピュアオーディオ
先月発売した「細線化ルシファーラインケーブル」の4人目の方のインプレが届きました。

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お世話になっています。島根のKです。
さて、今朝、無事、ケーブル届きました。
ありがとうございました。
早速、結線しましたが、まさに激変でした。
スピーカーの存在がなくなり、そこに音楽があるという感じです。
結線したばかりであり、購入直後のパワーアンプなので、
これからケーブル、アンプが馴染んでくるのが本当に楽しみです。
 
トレイルさんもレビンソンのアンプを購入されたようですね。
来月、帰省する予定ですので、また寄せて頂ければ幸いです。
 
これからもよろしくお願いします。


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こちらのお客様はダリ 800をレビンソンのプリと最近購入されたレビンソンのパワーアンプでドライブされています。ご実家が同じ市内ですので帰省のたびに足をお運びいただいています。

天草西海岸の旅

2010年09月16日 | ピュアオーディオ

15日~16日にかけて「天草」に帰省して、墓参りと海鮮料理、景色を楽しんできました。久しぶりにゆっくりと楽しんだ旅になりました。

今回泊まった宿は「民宿イルカ館」(http://www.irukakan.jp/ )で、選んだ理由は「海鮮料理」です。料理の写真は取り忘れましたが、評判にたがわぬ内容で満足でした。地場産の獲れたて魚の刺身、煮付け、鯛の塩包み焼き、車えびの塩焼き、鯛あらの味噌汁等食べきれないほど出てきました。量ばかりではなく「おいしさ」も合わせ持っています。

泊まる直前、兄弟と話しをしていましたら、今年3月に「甥」が「民宿」を始めたばかりとの事で、早く話してくれればそちらの方に宿を取りましたのに・・・。次回の楽しみにすることにしました。その民宿のブログです。 http://blog.goo.ne.jp/brocade9 TEL:0969-36-0555

201009

この民宿を始めた「甥」は東京からのUターンです。写真の学校を出て、しばらく修行を積んでいますので、写真が好きな方は話が合うかも知れません。

201009_15 (崎津天主堂)

近くには海水浴場、釣り場が有ります。また自動車で30分圏に大江の天主堂、崎津の天主堂、十三佛公園、白鶴浜海水浴場、下田温泉等、天草西海岸の名所が楽しめます。

201009_7 (十三佛公園から見た妙見が浦)

201009_9 (十三佛公園から見た白鶴浜)

他にも天草西海岸は「コバルトブルーの海」が有ります。
農業体験も出来るそうです。

201009_5 (サトイモ畑)