
糸のこで切りだしたサブバッフルは、そのままでは使えません。バリ取りと各部の「整形」が必要です。これが中々大変で、ユニットに合わせてマーキングしては削りを繰り返します。左右2枚有りますので仕事量も2倍になります。

やすりで整形してようやく塗装まで来ました。D208ユニットはバッフルにリア側から取り付ける様に作られているので、これをフロントから取り付けようとすると、今回みたいに大変な作業になります。出来るだけ綺麗にしっかり取り付けたいと思っていますので、その分手間がかかります。ユニット側へも対応が必要で、ガスケット部にあたる所に「本革」のガスケットを作成して貼り付けました。

SP裏面のSP端子を取り付ける基板も一緒に塗装を終わりました。こちらも同時平行的にネットワークの作成を進めます。クロスは7500Hzを予定しています。6db/octの予定ですので、2.6μのコンデンサーが要ります。2μのオイルコン+0.33μバンブルビーコンデンサーの組み合わせを予定しています。(合計のコンデンサー容量を測定し、実測値で2.6μに合わせています)バンブルビーコンデンサーを使うのは、その質感に有ります。マランツ#7やマッキンC22等に使われていたコンデンサーです。あの瑞々しい質感を取り込みたいのです。