Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

サブバッフルの塗装

2015年03月11日 | ピュアオーディオ


糸のこで切りだしたサブバッフルは、そのままでは使えません。バリ取りと各部の「整形」が必要です。これが中々大変で、ユニットに合わせてマーキングしては削りを繰り返します。左右2枚有りますので仕事量も2倍になります。



やすりで整形してようやく塗装まで来ました。D208ユニットはバッフルにリア側から取り付ける様に作られているので、これをフロントから取り付けようとすると、今回みたいに大変な作業になります。出来るだけ綺麗にしっかり取り付けたいと思っていますので、その分手間がかかります。ユニット側へも対応が必要で、ガスケット部にあたる所に「本革」のガスケットを作成して貼り付けました。



SP裏面のSP端子を取り付ける基板も一緒に塗装を終わりました。こちらも同時平行的にネットワークの作成を進めます。クロスは7500Hzを予定しています。6db/octの予定ですので、2.6μのコンデンサーが要ります。2μのオイルコン+0.33μバンブルビーコンデンサーの組み合わせを予定しています。(合計のコンデンサー容量を測定し、実測値で2.6μに合わせています)バンブルビーコンデンサーを使うのは、その質感に有ります。マランツ#7やマッキンC22等に使われていたコンデンサーです。あの瑞々しい質感を取り込みたいのです。

D208用サブバッフルの作成

2015年03月10日 | ピュアオーディオ


先日注文して置いた「糸のこ盤」が入荷しました。まずは取説を読んでから始めます。糸のこ盤は初めて使うので、取扱いには「安全第一」で臨みます。



まずは「糸のこ」を取り付ける処から始めましたが、取り付け方が良く判りません。それでも何とか取り付けて運転開始です。



まずは「試し切り」。直線をカットして見ました。これが頭の中で考えている事と違って、なかなか真っ直ぐに切れません。右に行ったり左に行ったりと、鋸の張り具合や切るスピード等に「調整」や「馴れ」が必要です。



右に左にとカットがズレ「悪戦苦闘」しながら、1時間程で作業は終了。カットした残りの派材です。



こちらが目的の「サブバッフル」。2枚重ねてタッカーで固定し切りました。



カットが終わった「完成品」・・・。完成品とは言え、カット時に右に左に・・・とズレていますので、「整形」が必要です。でも何とかサブバッフルらしい形になりました。

「卓上型の糸のこ」でしたので、コタツの上に新聞紙を敷いてその上で作業を行いました。掃除機片手に切り粉は直ぐに吸い取り・・・と云う具合の作業です。作業は終わり次第、糸のこは直ぐに片ずけて元の箱に収納して保管しました。

D208サブバッフルとネットワーク作り

2015年03月09日 | ピュアオーディオ


D208用サブバッフルとSP端子基板(ネットワーク取り付け用)の作成が着々と進んでいます。穴開け加工が済んで、あとは「糸のこ盤」の入荷待ちです。糸のこ盤は一昨日注文して置きましたので今日か明日の到着予定です。

SP端子とネットワーク用基板は、サンスイSP-70用のモノを流用していましたが、SP端子の間隔が狭い事と、ネットワークにバンブルビーコンを使いたいので新作する事にしました。写真では2μのオイルコンが2個写っています。

D208システムのサブバッフル作図

2015年03月08日 | ピュアオーディオ


いよいよD208の取り付け用サブバッフルの作成に入ります。まずは各部の寸法を確認し、どの様に取り付けられるか?のシュミレーションをします。出来るだけシンプルに強度を取れるか?を考えます。手書きのスケッチで試行錯誤して見ました。字や図がボールペン書きなので写真ではハッキリ見えずらいです。



次に、最終形のアイデアを図面化して見ました。実際に図にして見ないと先には進めません。



使用する合板を購入して、合板に直接図を書いて行きます。この図の通りにカットをして行きます。円形ですので糸のこ盤が要ります。現在糸のこ盤は選定中。本職の木工職人に頼もうかとも思っていましたが、人に頼むまでの作業ではないので、自分で加工する事にしました。自分でやれば「現物合わせ」が簡単に出来ます。ボール盤と糸のこ盤が有れば作れます。ボール盤は持っていますので、後は糸のこ盤の入手です。

D208システムは他にも「ネットワーク」の見直しもします。指定のSP端子を使いたい事とシンプルで鮮度の高いサウンドにする為に、シンプルな6dbクロスにします。(現在12dbクロス) D208がフルレンジSPで有る事も要因の一つです。オイルコンやバンブルビーコン等コンデンサー類やコイル類のストックを沢山持っています。出来るだけD208の良さを生かして、高域を少しカバーリングしてやれば良いだろうと思っています。

いよいよD208システムを本格的に作り直し

2015年03月07日 | ピュアオーディオ


JBL#4311systemがほぼ完了しましたので、「仮組付け」していたD208systemを本格的に作り直します。



この状態に組んだのは「音出し確認」と「2ウェイバランス」を見る為でした。



各部の寸法を図り、スケッチを描いて実際の取り付けをどの様にするのか決めました。現在使用中のサンスイSP-70の箱が奇麗で作りがしっかりしているので使いたいと考えています。ウーハーの取り付けがちょっと厄介です。付いていたユニットとD208の外形φが218mm:206mmと12mmも小さいのです。片側6mmと云うチョッとした寸法差が厄介です。

ようやく頭の中も整理でき、図面を書いてD208用の「サブバッフル」を作る事にしました。

SP端子に付いて

2015年03月06日 | ピュアオーディオ


SP端子でも音質や安定性が変わる。上の写真は1970年代に良く使われていた「ワンタッチ方式」のSP端子。アンプの出力側にもこの手のタイプが多用されていた。SPケーブルの取り付けは非常に簡単で便利なのだが、音質については疑問を呈さざるを得ない。配線の固定が甘すぎるのだ。SPケーブルを固定できない為、取り付け部が振動に弱い。振動に弱いと云う事は「伝送」も不安定と云う事。



今回SP-70の「ワンタッチ方式」のSP端子をスペンドールBC-Ⅱ用の「ネジ止め方式」に交換した。本来はフルテック製を使いたかったが、スペースが無く代替で使ったモノ。私のSPケーブルは、8mmのYラグ仕様で統一しているので、この端子間の狭さではショートの危険性が有る。



上の写真は同じワンタッチ方式でも「JBLオリジナル」。かなりしっかりしていて、ユニットに使う分は非常に確実で便利である。しかし、「ワンタッチ方式」は接触面積が無く、殆ど点で接続されている様なもので、「大容量伝送」には問題が残る。JBLは片側穴接続に対し、ALTECも似た様なワンタッチ方式を採用されているが、取り付けは貫通しているので、こちらの方がよりしっかりしている。



最終的に自分が採用しているのは、フルテックの8mmYラグ用SP端子。接触面積が大きく、ネジ止めでしっかり止められる。更に材質も伝導性の高いリン青銅板を使われている。音数やエネルギー感がまったく違って聞こえるので、このSP端子を自分は採用している。大事なSPには必ずこの端子を使う様にしている。

JBL#4311のサランネット交換

2015年03月05日 | ピュアオーディオ


サランネット交換前の状態。ユニットが透けて見えない。



サランネットを新品に交換後。ウーハーの白いユニットが透けて見える。某オクで個人の方が自分用に作られたモノを入手。ジャストサイズでスッキリします。枠もオリジナルが「パーチクルボード」に対し、「MDF」で作って有ります。こちらの方が丈夫で長持ちしそうです。



オリジナルのサランネットは、もう40年前のSPですので日焼けや枠の折れ等が有り、作り直さないとだめな状態でした。上の写真の右側は正常に使えますが、左側は3ヶ所も枠が折れており、作り直しせざるを得ない状況でした。



悪い方のサランネット。枠中央部が折れている。



こちらも悪い方のサランネット。2ヶ所枠が折れています。自分で作る事も考えていましたが、作るのと変わらない価格で新品を入手出来ました。

また買い込んでしまった

2015年03月04日 | ピュアオーディオ


SP熱が出て、2月に2セットのSPを購入した。JBL D208systemと#4311コントロールモニター。ついでにと云ってA820まで買ってしまった。このSPを買った理由は、6~8畳間なら「20cmコーンウーハークラスで十分だ」と云う事と、比較的新しいドーム型ツィーターが良さそうだと思ったからだ。昨年購入した#213PROのツィーターは結構な音質だった。(配線交換しての話)



コーンのエッジに問題有りの商品だが、自分で使うには音質的には殆ど問題はない。音出し確認して見たが、特に不具合もなく普通に使える。

ツィ-ターカバーの復元

2015年03月03日 | ピュアオーディオ


#4311の内部配線交換も2月28日に完了しています。残るは外装関係の「仕上げ」のみです。その一環としてツィーターカバーの復元をしました。



某オクではLE25ツィーター用の「スポンジ」製のモノが販売されていますが、また劣化して行くのではウレタンエッジと同じです。これでは使い物になりません。10年なんてアッと云う間に来てしまいます。今回使ったのは「本革」です。これなら劣化の心配は有りませんし、飛散の心配も有りません。音質的にも非常に吸音効果が有り、優れた素材だと思います。



プレートも整備を完了し貼り付けるだけにしています。但し、まだプレートは貼り付けていません。動作確認中ですので、約1ヶ月くらいはスタンバイします。何故なら、もし不具合が有った場合、ネットワークを取り外さなければなりません。直ぐに不具合対応する為にプレートは最後に取り付けます。2度手間・3度手間と手をかければプレートの劣化が進んでしまいます。

3日程鳴らし込んだ状態で、外側に有るサンスイ箱の外側まで音が広がっている。今回の「内部配線交換」は音楽を聴く為の処置である。見事に「音楽」を奏でている。琴線に触れるサウンドが出ている。音のキレやヌケ・ノビが有り、クラシックもJAZZもポップスも問題なく使える。現在発注している専用のSPスタンドが入荷すれば更なる「音質アップ」を獲得出来る。

JBL #4311 内部配線交換完了

2015年03月02日 | ピュアオーディオ




JBL#4311の音質アップ対策「内部配線の特殊銀線化」(SuperTrail仕様化)が完了しました。Lchは配線作成やネットワークへの組み付けが終わっていましたので、わずか1日で完了です。



D208systemと#4311systemの2種のSPシステムの内部配線交換が完了しました。#4311の改造前のサウンドから対策後のサウンドを比較しますと、音数(情報量)や音のキレ・ヌケ・ノビがまったくの別物くらい変わりました。改造前の「バタ臭い」(ドロンとした質感)感じはまったくなくなりました。キレが良く完全にヌケていますので、ストレスを感じません。



D208system用に管球プリ+SONYパワーアンプ、#4311system用にサトリプリ+SONYパワーアンプの組み合わせで鳴らし始めています。D208systemの鳴らし込みは約1ヶ月と鳴らし込んでいますが、これからは#4311systemの鳴らし込みに入ります。鳴らし込んでいるうちに、不具合等の発生やその補修をします。



#4311systemは改造したばかりですので、接続部の馴染みが出来ていません。当分は#4311システムの鳴らし込みになるでしょう。その間にネームプレートの整備をして取り付ける準備になります。