Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

自宅システムのM4パワーアンプ用SW付きタップが・・・

2019年03月21日 | ピュアオーディオ


自宅システムもどこまで良くなるか?を待っているのですが、どうも先日導入した「SW付き電源タップ」の内部配線がショボそうです。INとOUTにはNo1グレードの電源ケーブルを使っていますが、内部でNo1ケーブルの「伝送量」を送り切れていないようです。その為、音が「薄っぺらく」感じます。音のバランスは良いのですが「情報量」が出て来ません。

中身を確認するまでもなく、「多分このままでは使い物にならんだろう・・・」と予感は持っていたので、当たり前と思えば当たり前の事。いよいよこのタップも開腹して中の配線や回路を確認して見たくなりました。



自宅では「小音量」(0.1W以下)で使いますので、小音量で「音痩せ」しているのでは聴く気が失せてしまいます。時間が取れれば早めに対策したいと考えています。

サブシステムのサウンドグレードが上がって来ました。

2019年03月20日 | ピュアオーディオ


内部配線対策後の管球プリとWE101Dppパワーアンプ1号です。このプリとパワーアンプの組み合わせは音の厚みがあり、滑らかさが有ります。音数や周波数特性もタイトに低域から高域まで伸びています。D208システムとの相性は非常に良く、低域不足感を感じません。やはりヴォーカルが良いですね。



今年1月から使っていたGE6550ppパワーアンプを入れ替えで持ってきました。XLR端子で使うとやや不安定な動作をしますが、RCA端子入力では何の問題も無く安定して使えます。



写真の様に接続して聴いて見ましたが、WE101Dppパワーアンプ1号の後では、ちょっと音の濃さが薄れる様に感じます。その分爽やかさが有ります。これはこれで良いと思います。来月にはこのアンプの内部配線の不具合部分に対策を予定しています。対策が済めば更に良い音質になると思います。




アンプの内部配線の見直し作業

2019年03月19日 | ピュアオーディオ


土日を使ってアンプ内の配線確認をして、不具合個所の修正をしました。手を付けたのは上述写真のWE101Dppパワーアンプ-1号機とGE6550Sアンプ(オリンパス高域用)です。取り掛かりはは101Dアンプでしたが、オリンパスシステムの方も元に戻せるかも?と思い手を付けました。



こちらのアンプがGE6550Sアンプです。内部配線の不具合を修正し元のオリンパスの高域用に戻しました。長らく使って居たアンプなので安心感が有ります。



こちらがその「修正」に使ったケーブル材の残骸です。シールド材も銀線です。この皮むき作業と半田付けが大変です。何せ硬いケーブルですので簡単には行きません。

1台完了する毎に音質や不具合の有無を確認します。一応2台ともサブシステム(D208システム)で音出し確認済です。WE101Dppパワーアンプ-1号も高域が出る様になって見違える(聴き違える)様なサウンドになりました。グランドラインが弱かったのでこの部分を集中的に修正しました。

修正後はこの1号機が一番良いサウンドになった様に感じます。次は2号機とGE6550ppアンプを予定しています。ただ実施は来月に回したいと思います。年度末は忙しいので「片付け」が終わってからにします。

WE101Dppパワーアンプ-2号機を聴く

2019年03月18日 | ピュアオーディオ


WE101Dppパワーアンプも1号と2号機を持っています。先日1号機を聴いて見たので昨日は2号機を聴いて見ました。2号機を聴いて「1号機は高域が出ていない」事に気付きました。2号機の方が作った当初から「音質は上」でした。その為自宅のメインに据えていました。



パーツ類もWEの板抵抗やコンデンサーを使って有ります。前段管はSTCのCV1988(6SN7)を使っています。整流管は#80を使っています。内部配線は特殊な銀線を使って「極太配線」にしています。



回路そのものは新先生の回路図を基にそのまま作って有ります。那須塩原の愛好家の方が作られたアンプです。(1号も2号も)完成品を購入した。ただし101Dの球無しでしたので球だけはこちらで手配しました。内部配線のみこちらで交換しています。

サウンドは低域から高域まで力強く繊細です。音数がマルチアンプに匹敵するくらい有ります。音の厚みが有り聴いていると安心して聴いていられます。



1号機については後日内部配線を確認する必要が有ります。多分グランド側の配線を交換していないせいだと思います。裸の銅単線で配線する部分です。配線の交換は息子にやらせたので指定した通りになっていないと思われる。

自宅にEMT#981を持って帰りました

2019年03月17日 | ピュアオーディオ


先日SONY CDP-D500と入れ替えたEMT#981を自宅に持って帰りました。長らくギュウギュウ詰めのラックの中に入れていたので、レンズのクリーニングが出来ませんでした。交換したのを機に開腹して中のピックアップのレンズのクリーニングをしました。



ワルター指揮ブラームス交響曲2番・3番を聴き直しましたが、やはり味の濃い演奏に変わりました。以前はワードクロックとルビジウムクロックを使っていましたが、今回はシンプルに単体で使用しています。そのうちにまたワードクロックやルビジウムクロックを戻していきたいと思っています。今までで一番懸念していたのは「放熱」です。このEMT#981は意外と発熱量が多いので放熱を考えて置かないと長持ちしません。



普段はTV音声として「鳴らし込み」を続けていますが、録音したMDを主に楽しんでいます。特にヴォーカルものとの相性が良く、やわらかいサウンドで部屋中を包んでくれます。



ラックの中も放熱を考えかなり余裕をもって棚板をセットしています。かなりシンプルなシステムになりました。



電源電圧は105VでM4の使用電流は0.25A程度になります。このタップには防塵ケースを被せないといけませんね。結構埃が多いので必須です。

システム自体、まだ「鳴らし込み」の真っ最中で本当の実力は出ていないと思う。これから少しづつ良くなっていくと思っています。

ケーブル(配線)は必要条件

2019年03月16日 | ピュアオーディオ
ステレオには①ソース機器(アナログプレーヤー・CDP他)②アンプ(プリメイン・セパレートアンプ)③スピーカー の3つの要素の機器が必要です。それらを電気的に繋ぐケーブル(配線)もまた絶対に不可欠な存在です。

機器にグレードの違いが有る様にケーブルにもグレードの違いが有ります。例えば電源ケーブルは、1970年代の機器には扇風機に使われているような細いケーブルが使われていました。それが1980年代になるとやや太めの線材に変わっています。1990年代になると電源ケーブルを交換出来る様にインレット式に変わって来ています。音質を考えると「より断面積の大きい線材」にした方が良いというのが判ってきた結果だと思います。

ケーブル類を今でも「アクセサリー」と捉えている方が非常に多い。個人的には「絶対必要な部品」で有ると捉えている。この辺の考え方の違いが改まらないと「音質改善」の方向性さえ怪しくなってくる。

アンプ内部の「プリント基板の半田線」の「断面積」の改善に明確に取り組んだのがパイオニアのエクスクルーシブシリーズの一連のアンプ達だと思う。かなり以前からメーカーは知っていた事になります。個人的に色々実験した結果、自分もそうだと思う。後は詰めて行くべきは材質(材料・素材)の部分で有ろうと思う。

昨日はサブシステムの101Dppパワーアンプのサウンドを楽しんでいました

2019年03月15日 | ピュアオーディオ


昨日の午前中は自宅システムでブラームスの交響曲第2番をワルター指揮のCDで楽しんでいました。木曜日は奥さんがダンスに行くのでAM10時から12時までは自宅のシステムで一寸大きめのサウンドが出せます。SP間の間の音も埋まり、音が横方向に広がり、定位もしっかり安定していて安心して音楽が楽しめます。

ただ、プリアンプはC3に決定した訳では有りません。管球プリ1号機は自宅専用に作成していますので、接続関係が容易(フォノ・RCA端子をフルテックの最高級端子にしている)である。音の厚み、SN比は管球プリの方が上の様に感じる。



午後から音楽部屋に移り、前日セットしたWE101Dppパワーアンプの1W/chのアンプで音楽を楽しみます。SPのサイズから当然低域の再生が負けています。低域が伸びていないと「音の豊かさ」が物足りませんが、「音の濃さ」ではこちらの方が勝っていると思います。



20㎝フルレンジクラスではボーカルが良いですね。オーケストラになるとスケール感がどうしても物足りなくなる。キャロル・キングのタペストリーのアルバムをコタツに横になって聴いていました。

隣のC200+P300の組み合わせとLE8Tシステムではノラ・ジョーンズの1stアルバムを聴いて過ごしました。

これが終わると、メインのオリンパスシステムを聴く番です。毎日4つのシステムを順番に鳴らして聴いています。さすがにメインのオリンパスを聴くとサブシステムは聴けません。ただ単純なシステムなだけ操作や取り扱いが易しい処が良いです。

時々、「そろそろメインの2セットだけにしたら・・・」と考えが出て来ます。そろそろ遊んでいる機器やサブシステムを除く事を真剣に考えないと、「お守り」の時間ばかり増えそうで肝心の音楽が楽しめない様な気がします。

久しぶりにWE101Dppパワーアンプの組合せを聴く

2019年03月14日 | ピュアオーディオ


先日は自作管球プリ1号+ディネッセンのパワーアンプの組合せでD208システムを鳴らしていましたが、せっかくWE101Dppパワーアンプが2台も眠っているのですから繋いでみました。



このパワーアンプは出力が1W/chしか有りません。面白いもので先日のディネッセンのアンプのサウンドも、それはそれで良かったのですが、こちらを繋いで聴くと「ドラマチック」なサウンドに変身します。音の厚みが有り「瞬発力」はこちらの方が数段上の様に感じます。この2台の組合せは「自宅システム用」にお金と手間ををかけて作っています。音質はどちらも1級品です。ノイズも皆無です。(最新のTr型アンプよりSN比は良いかも?)アンプの内部配線はどちらも特殊な銀線ですべて配線しています。



101Dのヒーター電圧は4.5VDCです。一般の球は6.3Vですから格段に球に優しい仕様になっています。発熱も「人肌」位です。整流管(5AR4)や初段管(6SN7)の方が発熱します。



4本密集した様に並べられます。ソケットは山本音響性の高音質仕様です。



側面からは整流管が良く見えます。こちらはオールドムラードの球です。整流管に粗悪なものを使うとその音にグレードダウンします。



D208ユニットは能率が97db/m有りますので、プリアンプのボリューム位置12時の方向で十分な音量が得られます。昨日のディネッセンの軽快な音も良かったけれど、管球アンプの組合せも音の厚みや艶やかさで聴き心地が良いです。しばらくはこの組合せで楽しみたいと思います。

D208システムと、このプリとパワーアンプの組合せが私の最晩年の愛機になるだろうと思っています。狭い部屋でも十分に音楽を聴かせてくれます。重量もどちらも10Kg前後です。

D208システムが生き返った

2019年03月13日 | ピュアオーディオ


D208システムは低域の下の方が伸びていないので「低音不足」を感じる事が有る。しかし、組み合わせるアンプでこの辺の音の出方も変わって来る。今回①管球プリ1号+ディネッセン アンタレスアンプ+EMT#981の組合せでブラームス「交響曲3番」(サバリッシュ)を聴いていたが、低域の不足感などない。グレードの高いアンプやソース機器を組み合わせるとD208本来の良さが生きて来る。



EMT#981CDPは味の濃い音色が有る。それに管球プリ1号はハイスピードに加え音の厚みが有る。ディネッセンのアンプは残留ノイズは有るが、音楽が鳴り出せば気にはならない。瞬発力が有る。思いもかけず豪華な組み合わせが出来たが、手持ちの機器で十分な再生が出来る事を確認した。

ご機嫌なサウンド

2019年03月12日 | ピュアオーディオ


自宅システムは7SPユニットシステムの為アンプを選ぶ。WE101Dppパワーアンプでは全てのSPユニットを鳴らしきれなかった。その為、音のバランスが壊れたり、機器そのものが正常な動作が出来ていなかった。この辺が「怪しい魅力」を出していたのかも知れない。左右のバランスが壊れて(安定しない)聴くのが辛い日々が続いていた。



今年に入って、「電源ラインの専用化」をし、アンプ類も入れ替えて漸く安心して楽しめる環境になった。かなりご機嫌なサウンドに変わって来た。まだ先日使い始めたパワーSW付きタップも活性化中だが、安心して使える状況になって来た。

1960~1970年代のポップスをオリンパスシステムで録音してMDで楽しんでいる。「この世の果て」や「タミー」・「ジャニス・イアン ベスト」等を鳴らしているが、ふわーっとした柔らかい音だが、音数は十分であるし、エネルギー感も十分。音のバランスもとれてとにかくご機嫌なサウンドに変わって来た。

五輪真弓「アニバーサル」や小椋佳「RE BEST」等も安心して楽しめる。奥行き表現も十分なサウンドになりつつある。毎日聴くのが楽しくなって来た。そのうちM4aをもう1台購入して、パワーSW付きタップを撤去しようとも思う。