Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

オリンパスシステムの低域

2023年11月05日 | ピュアオーディオ

オリンパスの低域にはLE15(シリアルNo#1000番台16Ω)を使っています。このユニットに辿り着く前は、LE15A(シリアルNo#7000番台16Ω)のユニットを使っていました。その前はLE15A(シリアルNo#20000番台8Ω)でした。


オリンパスの箱は横に長く、奥行きは余りありません。家庭で使う事を前提で作られているので、容量の小さな箱です。この小さな箱で十分な低域を出して来ます。ここがJBLの凄い所だと思っています。他のメーカーではこのサイズには収まらない。


RCA Wフロントロードのシステム。このシステムの低域にはD130×2発を入れています。このうちの1発をLE15A(シリアルNo#7000番台16Ω)に変えましたら、そのまんまオリンパスシステムで聴いていたサウンドになりました。如何に低域のユニットによってシステムの音が左右されるのかが分かりました。500Hz以下の帯域が全体に出て来る音の70%以上を占めています。ウーハーによってそのシステムのサウンドが決まると云っても差し支えないでしょう。

一流品のドライバーを使って見よう

2023年11月04日 | ピュアオーディオ

50年前のオーディオでは、38cmクラスのウーハーと2インチスロートのドライバー、#075の様なホーン型ツイーターが「一流品」のSPユニットと呼ばれていた。既に使われて「じゃじゃ馬」なサウンドで投げ出した方も多いと思います。


当時は「JBLオリジナルサウンド」が良いと信じられて、JBL礼賛の記事が多かった。当時は自分もオーディオを始めたばかりで知見が無かった。その後50年も続けて来て、自分なりに「自然の音」に近い音が出せるユニットとしてJBLのユニットを捉えている。


低域用のLE15ウーハー(38cm口径)を始め、JBLのウーハーは「小さい箱」でしっかり低音を出してくれる処が、他のメーカーにないメリット。


2インチドライバーLE-375は色々なユニットと比較したが、「エネルギー感」ではピカイチのユニット。それだけまともに無防備に使ったら「殺人マシン」の様なサウンドになる。このユニットを使いこなしてこそ「オーディオの醍醐味」ではないだろうか? チンケなドーム型ユニットを使ったシステムでは「醍醐味」は味わえない。「自然な音」を得る為に苦労して知見を培っていただきたい。

ステレオの自作派はたのしいだろうな!!!

2023年11月03日 | ピュアオーディオ

有るお客さんの15年前のリスニングルームの状況。スピーカーは殆ど「自作」されている。ユニットを選択し、箱を選択し・・・と色々な組み合わせを作られている。こうやって「作っている時」が一番楽しい。自分も色々なスピーカーを作って来たが、「どんな音が出て来るか?」とワクワクする。



スピーカーBOXも今では、「バスレフ方式」か「密閉型」になってしまったが、「バックロードホーン」など作りに手間のかかる箱もある。個人的にもバックロードホーンの解放された音には魅力を感じる。「バスレフ箱臭さ」と比べれば、「箱臭さ」が無いと云っても過言ではない。

有る評論家は「バックロードホーンは後から音が出て来るから・・・」等とマイナーな意見を言っていたが、それを聴き分けられる方が何人いるのかな? 後から音がずれて出て来る効果は、奥行き感で有ったり、音の厚みで有ったりと、手間をかけた分濃厚な音が出て来るものだ。

500Wのアンプなんかいらない

2023年11月02日 | ピュアオーディオ

以前オリンパスシステムで使っていたアンプ群です。この前の状態は、中・高域もアキュフェーズのA20V×2台で「オールアキュフェーズ」でした。低域のM-100は最初から使っていましたが、出力500W/chのアンプです。出力の割には低域のドライブ力は「ソフト」でした。出力値をデジタルで読む事が出来たので、通常の出力を良くチェックしていました。プリアンプのボリューム9時の方向で0.5Wくらいです。これがいつもの音量の時の出力値。ボリュームを10時方向に上げると、2~5Wくらいですね。この時は100db近くあり「爆音」ですね。


これは現在のアンプ群。低域のレビンソンは200W/chあります。こんなに出力は要らないのですが、しっかりしたトランスが無いと良い低音になりません。1995年頃になると、何処のメーカーも「ローインピーダンス対応」機種になっています。

欲を斯くとろくな事は無い

2023年11月01日 | ピュアオーディオ

15年前の自宅システムのアンプ達です。マッキントッシュC40+WE101Dppパワーアンプの組み合わせで、スピーカーはネットワーク方式でした。この組み合わせでは、「耽美な音」が出ていました。ただ、SPユニットが7SPユニットであった為「ローインピーダンス」で不安定でした。1台のパワーアンプでドライブ出来るSPユニットの数は、せいぜい3~4個です。


この組み合わせは20年前のモノ。これでも十分な音質で「耽美な世界」を表現していました。今思えば、「無駄な事」をしたものだと思っています。SPユニットの数を減らして、安心してドライブ出来る様にした方が良かった。反省しきりです。