「各務原歩こう会」の7月例会で南信州の夏焼山と兀岳に行ってきました。夏焼山と兀岳は南木曽岳や摺古木山の南側の山で中央アルプスの最南部に位置します。
今回のリーダーはSさんで19人のメンバーです。木曽見茶屋でバスから降りてパノラマコースを夏焼山山頂へ歩き、十字路から展望コースを大平峠広場へ下ってきました。その後は、兀岳だけへのピストンをコースを辿りました。梅雨が明けて高温となり、バテてしまった人が出ました。その人は大平峠広場に留まっていて、残りの人は兀岳に行ってきました。
木曽見茶屋(9:02) ― 登山口(9:05) ― 夏焼山山頂(10:12~10:29) ― 十字路(10:39)
― 大平峠広場(11:01~11:15) ― 兀岳登山口(11:16) ― 町村境界曲折点(11:55) ―
兀岳山頂(12:32~13:01) ― 町村境界曲折点(13:31) ― 兀岳登山口(13:58)
― 大平峠広場
木曽見茶屋の場所に設置して有った大平峠県民の森の案内図です。
この場所から先に夏焼山に登り、その後に兀岳へ登りました。
木曽見茶屋の前は道路がカーブとなっていて、駐車スペースが有ります。
マイクロバスから下車してここから登り始めです。
木曽見茶屋は閉店していて入口を青いシートが覆っていました。
夏焼山への登山口です。
ここから登り始めます。
登山道に入る前。ここには熊除けの鉄パイプが下がっています。
みんな、ここでパイプを叩き音を出してから入山します。
登山道に入ってすぐは、横にスライドして行くような道でした。
そして、すぐに急な登りとなりました。
後尾を歩くKオジサンです。
両側がササの道を登ります。
この辺りは歩き易い登山道でした。
山頂が近くなってきました。
急登を登ります。
パノラマコースと有って、眺望の良い所に出ました。
真正面に南木曽岳が見えます。
南木曽岳をアップで。
夏焼山の山頂に到達です。
山頂にプレートが設けられています。
暑さにやられたのでしょうか。
山頂に向かう途中、Mさんが体調を崩しました。
この後は、下山するだけですので、みんなと一緒に歩けました。
夏焼山頂上からの眺望です。
左に南木曽岳。そして御岳が見えますが、御岳の山頂付近を雲が覆っています。
右に目を転ずれば乗鞍岳が見えます。
残念ながらコチラの山も雲が覆っています。
視界がまったく利かない事を思えば、このような山の姿でも、見えただけで良しとしなければなりません。
指示標識が有りますが、古くなっています。
山を同定するプレートには、穂高あたりも見えるような図が描かれています。
このプレートも風雨で痛んでいます。
夏焼山の山頂から下山を始めました。
十字路に向かいます。
樹間から、次に登る兀岳の姿が見えます。
一旦、下り再びあの山を目指して登ります。
県民の森方面へ下山して行く登山道と大平峠へ下る道のクロスする交差点で十字路になっています。
十字路から先に向かう馬の背コースの道です。このまま進めば県民の森に下山してしまいます。
登山隊はここを真っ直ぐ進んでしまいました。
ここから右に折れて大平峠に向かうので、先頭集団を呼び戻しました。
つい、最近にササが刈り払われたのでしょう。
歩き易いコースとなっています。
大平峠に向かって下山していきます。
下るので好いのですが、ここを登るとなると、少しキツい道です。
この急登を登ったことを思い出しました。
この辺り。
勾配が緩い部分も有ります。
大平峠の広場に下りてきました。
バスが待っています。
峠の東屋のところで休憩です。
体調を崩した、Mさんは兀岳へ向かわずにここに留まりました。
そして、Kさんも登るのを控えました。
15分程の休憩を取った後。
兀岳へ向います。
このプレートは兀岳へ向う案内標識です。
右側と左側。
両面、同じように描かれています。
左が前回登った06.06.03の時の物。右は今回の物です。
10年近い歳月の流れ。コケが生えました。
登山道の両側は肩あたりまでのササヤブとなっています。
一旦下り、そして
また登ります。
何の花か、木に花が咲いています。
町村境界曲折点まできました。
左側は06.6.03の時のプレート。
右は現在のプレートですが、誰かが塗ったのか見難くなっています。
ここから左へ直角に折れて兀岳に向かいます。
右の方へも道がついています。清内路と書かれたプレート。清内路峠に通じているのでしょうか。
ここで、リーダーのSさんも体調が悪くなりました。
それでYさんへバトンタッチしました。
兀岳へ向かう登山道です。
登山口から町村境界曲折店までの部分に比べると、歩き易い道です。
このような姿の植物を始めてみました。
これはギンリョウソウの成れの果ての姿です。
キセルのような姿の花にガクが生えています。
坂道を登りますが、山頂はもうすぐです。
兀岳の頂上に到達です。
兀岳の山頂。
ここでランチタイムとしました。
30分ほどのランチタイムを終え、みんなが去った後です。
再び、ひっそりとした山頂になりました。
下山していきます。
木の間から恵那山が見えます。
恵那山の手前。草原の山が確認できます。
あの山は横川山や富士見台方面でしょう。
一度、登った山がこのように別角度で臨めるというのは、記憶に結び付き、嬉しいものです。
町村境界曲折点からの下り道です。
リーダーのYさんから靴ヒモをしっかりと結びなおすように言われ、みんながしっかり靴ヒモを絞めなおしました。そして、「ここで尻餅ついたら、バスに乗せてもらえないぞー」と言う言葉。
それに、ズボンの裾を捲くった方が良いとも言われました。
足元は水が流れねドロドロの状態です。
転ばぬように慎重に下山していきます。
登山口が見える所まで下山して来ました。
お疲れ様でした。
大平峠の広場で整理体操です。
登山コースには山登りの効果が書かれたプレートが設置して有りました。
森林がくれた7つの恵み。
大きな酸素ボンベや巨大なクーラー。心の安らぎを与えてくれるなど、色々の効果が有ります。
こちらは各所に見られた熊除けの鉄パイプ。
みなさんが叩き、音を出してから進みました。
6箇所ほど見かけました。
大平峠県民の森へ
リーダーのSさんがバスの運転手に大平峠県民へ向かうよう頼んでくれました。
大平峠県民の森は夏焼山の北側となる場所に有ります。大平峠県民の森を案内してくれました。
ここから夏焼山へは馬の背コースやツツジコースで登る事が出来ます。
コチラから夏焼山に登ってみるのも良いでしょう。
県民の森を散策。
ひっそりとしていました。
湿地や木道がが設けて有りますが、今は花の時期では無いようでした。
少ない花の中で目に入ったのがヨツバヒヨドリとオダマキです。
06.06.03にも登りました。
今から9年前です。
その時は、木曽見茶屋より東、低い場所からスタートして旧大平街道を歩き、兀岳へ。
兀岳へピストンしてから夏焼山に登ってパノラマコースを下って木曽見茶屋に戻って来ました。今回とは逆のような歩き方をしました。
あの時はここから出発しました。
大平街道のカーブです。ここはヘアピンカーブで右へ上がっていくと木曽見茶屋でした。
カーブちてんで車が4・5台停めれました。
ここに停めて、旧大平街道を歩き始めました。
旧大平街道を歩きます。
木橋が架かっています。
ここを歩き大平広場に向かいました。
この街道は木曽路と伊那路を結ぶ街道です。
江戸時代の頃。旅人が往来したことを想像しました。
この後大平峠に向かい、兀岳に登ってから夏焼山を登って木曽見茶屋に降りて来ました。
ぐるっと、周回して来て木曽見茶屋まで降りて来ました。
あの頃は、まだ、茶店が開いていました。
暖簾には「おでん」「山菜そば」と書かれています。
こんな茶店で休憩すれば、旅人気分に浸れたことでしょう。
正面から見た木曽見茶屋。
今回。夏 焼 山 と兀岳 に登り、忘れていた記憶を思い起こす事が出来ました。
温故知新的な気分です。
あの時。兀岳に登る途中か、登ってきてからか。カップルとすれ違いました。後から判ったのですが、そのすれ違った人。ホームページを立ち上げていました。そして、その人とやり取りが有りました。そん何事が有りましたが、記憶が薄くなっています。
最後に
前回に登った時は、大平峠県民の森について全く知らなく、知識が有りませんでした。今回、Sさんに案内されて、大平峠県民の森を訪ねました。ここから夏焼山に登れることを知らなかったのです。この県民の森側から上ってみるのも面白いのではないかと思いました。
7月例会で夏焼山と兀岳に登ることになっていました。登っていて、気に留めなかったのですが、十字路から大平峠広場に下る時にここを登ったことを思い出しました。
あの時、ここを登ったのだという記憶が蘇りました。
久し振りに登った同じ山ですが、前に登った時の印象に繋がり、面白かったです。