水曜会で焼岳へ行ってきました。下山口の中尾温泉に車をデポしておいて、中の湯登山口から登り、縦走しました。
新中の湯登山口(7:29) ― 丸太ベンチ(9:10)~(9:16) ― 下堀出合 ―
北岳山頂直下(10:54) ― 北岳山頂(11:06)~(11:17) ― 北岳山頂直下(11:26) ―
中尾峠(12:26)~(13:00) ― 焼岳小屋・旧中尾峠分岐(13:21) ― 雨量観測所(13:44)
― 白水の滝展望地(14:55) ― 林道終点(15:02) ― 中尾温泉登山口(15:31) ―
中尾温泉駐車場(15:38)
初めての車中泊
焼岳を縦走するので、安房トンネル料金所手前の駐車場に朝7時に集合と言う連絡を貰いました。
早朝に自宅を出発するよりも、前夜に到着すれば時間に余裕が出来ると思いましたし、一度は車中泊をやってみたかったのです。
車の中で横になり、しっかり眠れましたが、半袖で寝ていて早朝に寒い思いをしました。
寝袋を持って行ったのですが、使うと畳んで仕舞うのが面倒だと思い、タオルケットで寝ていましたが、こんな事なら最初から使えば良かったです。
でも、初めての車中泊でしたが、車の中で寝るのも好いもんだと思いました。
乱丸さんからいただいたGPS軌跡図
安房トンネル料金所手前の駐車場で車中泊しました。
比較的、綺麗なトイレがあり、その横にはトンネルから出てくるお湯が垂れ流し。
こんな常態のよりは、足湯にでもしたらと思うのですが・・・・。
新中の湯の駐車スペースに着くと既に多くの車が停まっていました。
さすがに全国区の山は違うなと言った感じがします。多摩、とちぎ、石川ナンバー等があり遠く宮崎からのナンバーを見かけました。
宮崎ナンバーは多分。この焼岳だけでなく、他の山も組み合わせての遠征でしょう。
さあ~これから登るゾと言う時。
駐車場所からは穂高方面が望めましたが、雲が垂れ始めました。
歩き始めて、しばらく、大木の中を歩きました。
シラビソ等の針葉樹が聳えます。
太い幹の原始林でこれまでに斧が入っていないようで、大きな樹が並びます。
丸太ベンチの場所が近づき、焼岳の南峰と北峰が見え始めました。
所々にリンドウが顔を見せていました。
いよいよ秋、と言った感じです。
穂高方面には雲が出始めました。
岩の坂道を登って行くですが、槍ヶ岳へのコースのミニ版みたいな気がしました。
先には、隊列で進む自衛隊員が小さく見えます。
登る途中、降りて来る自衛隊員の列とすれ違いました。
もう、彼らは下山して来たのです。
彼らは松本駐屯地の隊員で2名の女子隊員も参加していました。
カメラを向けるとピースサインで応えてくれました。
北峰に近づいて来て、硫黄臭が漂うようになってきました。
噴火口から噴煙が昇っているのが見え出しました。
火山に登っているのだと、実感します。
険しい岩場を慎重に上ります。
ルートの頭上には大きな溶岩ドームが有りました。
北峰直下までもう少しです。
北峰直下に着きました。
地図を広げて、この後進む道を確認しています。
山頂へ向かう途中。
北側にも火口が有り、噴煙を上げています。
山頂には、焼岳の標柱がぽつんと立っているだけでした。
南側噴火口を見下ろします。
焼岳で一番大きな噴火口でしょう。
硫黄臭が漂って来ます。
火口湖と大きな噴火口痕。
噴火口の垂直の岩壁が荒々しいです。
噴火口を覗いてみたい気がしますが、先に向かうのは危険です。
頂上から下山します。
混雑する時だと、ここが渋滞する場所です。
お昼近い時間でしたが、もう少し先でお昼にすると言うことで、中尾峠に向かって下山を始めました。
中尾峠に向かって下山します。
雲が低く垂れ込めてきました。
中尾峠に向かって、降っていきます。
大きな岩の横。
十字路になっているのが中尾峠です。
上高地。
赤い屋根の帝国ホテルやバスセンターが見えますが、河童橋は確認できません。
大正池。
水の色の濃さで水深が判ります。
大正の時、この焼岳から溶岩が流れ梓川をせき止めました。
お昼の時間。
乱丸さんからサラダうどんが、出ました。
中尾峠で食事を取りました。
食事を終える頃に細かい雨が降り始めましたのでレインスーツを着ました。
雨が降り出しのは残念な事ですが、食事中に降られなかっただけでも良しとしなければと思いました。
激しい降り方ではありませんでしたが、雨が降り始めました。
下山の途中にはこの岐阜県側でも巨木を目にしました。
オオシラビソやブナの大木が頭上で枝を広げています。
大木で癒される。そんな気分がしました。
林道の終点。
焼岳の登山口まで降りて来ました。
車を停めた場所に戻って来ました。
お疲れ様でした。
最後に。
02.06.23に焼岳に登りました。
もう、10年も昔のこととなり、記憶が薄れていて、初めて登る山のように新鮮に感じました。
前回は新中の湯コースのピストンでしたが、今回は縦走することが出来ました。
こうして縦走できるのは、リーダーのお骨折があればこそです。
ご一緒させて貰え、有り難いとと思うと同時に、自分が長時間の歩行ができることが嬉しいです。