Kオジサンの新・山歩きの記

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比良山系の山   蓬 莱 山 (1173.9m) 

2016-08-23 23:21:54 | 山遊すずらん会

山遊すずらん会で比良山系の蓬莱山へ行ってきました。この蓬莱山は山遊すずらん会の前身である各務原歩こう会の時代に計画がありました。平成27年5月に計画していて、天候が悪かったので中止となりました。そして、2回目として同年9月にも計画したのですが、台風の接近で中止になった山です。
新しく山遊すずらん会が発足して年間計画に入っていました。今回、8月例会の実施日が23日で、予備日は25日となっていました。
週間天気予報と睨めっこでした。23日が、思わしく無い天候で、イライラしましたが、漸く実施する事が出来ました。

バスは24人乗りのバスです。この日の参加者は24名でして満席となりました。バスで向かう山行の魅力は登山口で降ろして貰い、下山口で拾って貰えることです。今回の蓬莱山は登山口と下山口が同じところとなりますので、それ程良さを感じていませんでした。しかし、実際に山行を実施してみてバスに迎えに来て貰うようなこととなり、有り難いと思いました。

今回の山は蓬莱山です。ロープウェイで山頂駅に上り、打見山そして蓬莱山を目指すだけでは、簡単すぎますし時間が早く済んでしまいますので、小女郎峠それに小女郎池へ行って戻るコースとしました。それでも、時間に余裕が有りますので、歩いて下山する事としました。


バスがびわこバレイロープウェイの山麓駅中小に着きました。
前方の建物が山麓駅です。
登山の仕度を整えて、駅に向かいます。




大きなゴンドラです。
既に沢山の人が乗っていました。
多くの人が乗るのに対応していて、つり革が下がっています。




満員電車の中のようなゴンドラ内です。
窓際でないと外の景色を見る事が出来ません。
このゴンドラ。
乗車定員が120人余りだと説明していました。




下りのゴンドラ。
アッと言う瞬間のすれ違いで撮る事が出来ました。





山頂駅に着きました。
あの頂を目指します。




歩き出す前に準備体操です。




歩き始めました。
地面にベルトのようなものが並べて有ります。
初めは、この品が何なのか判りませんでした。




打見山の展望台からの景色です。
琵琶湖です。
先ほど渡って来た琵琶湖大橋が見えます。
左側には近江富士も見えます。




打見山から一旦、下ります。




蓬莱山の山頂に向かって歩きます。
歩いている隊列の横をリフトが進んでいきます。





今日のKオジサンの後ろ姿です。
ゲレンデを登っています。




草原のゲレンデを登っています。
山頂の方角はガスに隠れています。
ゲレンデは草原状なのですが、おびただしい糞が散らばっており、踏まないで進むのが出来ないような状態でした。
大抵のゲレンデは勾配で登るのがキツイのですが、このゲレンデは、それ程キツサを感じませんでした。




鹿の糞です。
このような糞がゲレンデ全体を覆っていました。




蓬莱山の山頂に到達です。
ここ、ケルンの前で全員写真を撮りました。




山頂の方位盤と三角点です。
一等三角点と刻まれています。




山頂から小女郎峠に向かいます。




山頂からの眺望です。
これから向かう小女郎池が見えます。




登山道を下って行きます。
笹原がジュウタンを敷いたように見えます。



良いシーンが撮れました。
向こうの雲が夏山らしい雲だと、言う事が無いのですが、




まだまだ、下ります。




ヒョウモンチョウ(だと思います)が多く飛んでいるのを見かけました。
右の蝶は羽根が、かなり痛んでいます。
越冬した蝶も知れません。でも、ここは雪の深い場所です。そのような事が出来るのだろうかと言う気もします。
何匹も飛ぶ蝶を見かけ、ここは蝶の楽園だと思いました。




今度は登り坂に変りました。




ピークにきました。
次はまた、下だりとなります。
先方に登山道が見えますが、あの道の付け根が小女郎峠です。
京都の街が見えた写真を載せませんでしたが、この辺りで、遠くに京都の街が見えました。空気が澄んでいたら京都タワーが確認できたと思います。





私たちが歩いて来て、鹿の群を見かけました。
向こうの山の潅木に隠れたのです。
見かけた時は5~6頭居ました。
右は切り取って拡大しましたが見難いです。遠くに鹿を視認した時はハッキリ判りました。
人の気配で、サッと隠れました。この鹿たちがバッコしてるのであのような大量の糞があるのだと納得です。
下山して行く時、木の幹にテープが待ってあるのを見かけました。鹿対策です。
大量に繁殖している鹿。
駆除が必要かも知れません。




小女郎峠まで下りてきました。峠に標識が設置して有りました。
右は小女郎池に向かって進みます。



池に向かう途中、このような石碑を見かけました。
恐らく、この地で遭難したのでしょう。
息子を亡くしたのだろうか。
遺族の思い・・・・・。

隊列で進んでいて、このような石碑を見落としたヒトが居るかも知れません。



小女郎池に着きました。
小女郎池の説明看板が設置してあります。




池の周りには人が歩くので、自然に出来た道が有りました。
その道を歩き周回してみます。





道沿いにトリカブトが咲いています。
毒々しい色をしています。(毒が有るから・・・・)
トリカブトが咲く時期に移ってきています。




池の周りを歩いています。
対岸から案内看板の有る場所を眺めました。
池の周囲を歩かなかった人も居ました。




池から蓬莱山方面を見上げました。
この後は、あの場所まで戻ります。




池を出発し、歩いて来た道を戻ります。
キツイ登り坂になっています。




蓬莱山の山頂が見えます。
山頂への最後の登り坂です。あの場所に到達すれば、お昼の休憩に成ります。




蓬莱山の山頂で、お昼の休憩時間を取りました。
山頂の標識をカメラに収めます。



綺麗な色をした琵琶湖です。
対岸の伊吹山が見えます。
石灰岩の採取で岩肌が削られていて、伊吹山だと判ります。




お昼の休憩を終えて出発です。
ゲレンデを下りますので、楽チンです。




ゲレンデを下ります。遠くに見えるのが打見山でロープウェイの山頂駅が有ります。
左側の大砲のような筒。製雪マシーンと言うのか、ゲレンデの雪の製造機だと思います。
冬のシーズン。
沢山のポーターが滑降する事でしょう。



打見山の山頂駅方面です。
ロープウェイのゴンドラが発車したのが見えます。




打見山に戻ってきました。
右は打見山の山頂標識です。





下山を始めました。
平日なのに沢山の人がロープウェイで上がって来ていました。
左側はびわ湖アルプス山荘です。前面にびわ湖テラスが広がっていました。
この道を、このまま下って行きましたが、途中で進めなくなり、引き返しました。




引き返し、標識のあるところから下山して行きました。
途中に有った標識は明瞭でしたが、この場所の標識は判り難かったです。




下山道の上にワイヤーが張ってあり、滑走していく人が通過して行きます。
良い表情をしています。




下山道で、ロープウェイの下を通ります。




下山道で、展望の良い場所も有りました。
湖面を走るボートが見えますが、淡水ですので、海水ほど航跡が残りません。




クロトノハゲまで下りてきました。
標識が柱から外れています。
ここから木戸峠へ向かう道が有りましたが、荒れていて通行止めになっていました。柱はその時に外れたのだろうか。豪雨で道が痛んでいました。
この下山道がキタダカ道です。
右はクロトノハゲです。登ってみれば眺望が開けたかもしれません。



花の少ない時期ですが、タマガワホトトギスが咲いていました。
上手く撮れていません。



天狗杉まで下山して来て一服です。




九十九折れの道を下って行きます。
キタダカ道は人が通るだけにしては広すぎます。
かつては、馬が荷を乗せて往来したのだと想像します。
麓から木戸峠を越え、物資の交流が有ったのでしょう。




ようやく、指示標識の有る場所まで降りてくる事が出来ました。
先方組が矢印を表示してくれていました。



キタダカ道を下山して来ました。
思った以上に時間が掛かりました。
本来なら、ここからロープウェイの山麓駅まで上がらなければなりません。
バスが下へ迎えに来てくれたのです。
このような事が有りますので、バスは有り難いです。


バスが満席となることを想定していませんでした。
でも、結果的に満席となりました。
今回の費用はバス代、高速料金や有料道路と駐車料、ロープウェイ代、それに振込手数料。全てを合計して1人分が4,500円を下回る費用でしたので、参加者から4,500円を徴収しました。これだけ安価な料金で行って来ることができました。
バスでの山行を満席で行って来る。当然一人当たりの金額が安くなります。この様なことも、メリットです。















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北アルプス  唐 松 岳 (2,695.9m)  (第2日目)

2016-08-04 23:09:31 | 弐水会

今日は下山です。昨日来たコースを戻って行くだけの行程です。
昨日、唐松岳頂上山荘に向かっていた時、カッパ姿の人達が下山してくるのとすれ違いました。その中の人と言葉を交わしたのですが、途中で雨に降られたので、カッパを着たのだと言っていました。私たちは幸い、全く着る必要がありませんでした。
今朝は早朝に唐松の山頂に向かいご来光を目にする事ができました。山々の眺望も昨日はガスに覆われていて、殆ど見えないような状態でした。その点、今日は眺望に恵まれましてラッキーでした。眺望に恵まれるか否かはお天気次第です。
下山していく途中、北アルプスの山々を眺めることが出来て良かったです。
誰かが言っていました。日頃の行いが良いからだと・・・。

早朝、暗い内に起きて山頂へ向かいました。刻々と変る空の色。茜色に染まった東の空から太陽が顔を出しました。このような情景を目にする事が出来るのも、山に登ったものだけが体験できる事です。このような体験が出来るのも、天候が安定している時期だからです。

カメラ画像の記録タイムから行程にしました。後半は推測で設定しています。
唐松岳頂上山荘(7:22)  ― 丸山ケルン(8:03)  ― 扇雪渓(8:17)  ― 八方池分岐(9:27)
 ― 八方池(9:29~9:48)   ― 八方ケルン(9:59)  ― トイレ横の広場(10:06~10:10)  ― 
八方池山荘(10:46) ― ゴンドラ アダム山麓駅(11:20)

この後は八方の湯へ寄り、アセを流しました。その後は、自由昼食となりました。私は、隣の八方美人でラーメンを食べました。白馬を14時頃に出発。あづみのインター前のスワンガーデン。あづみ堂でお焼きの買い物です。
出発した各務原には18時頃に戻ってきました。こんな事が出来るのも、高速道路が発達したからです。

ご来光を拝みに山頂へ

時間は4時2分です。
3時何分かに起きました。
山小屋から出て、空を見上げると満天の星です。空気が澄んでいるからでしょう。下界では見る事が出来ない星空でした。ガスが出ず、星空を眺めれたのもラッキーです。
これなら、ご来光を拝めると確信しました。


実は、前夜、眠れなかったのです。
4畳ほどの広さに5人でした。
薄っぺらな枕。
枕の数は余分に有りましたので、タオルを巻いて2個使いました。それでも、高さは低い状態でした。夜明けに山頂へ向かう時に使用する小型ザックを用意していました。この小型ザックなら頭を乗せても構いませんでした。後になってアーすれば良かったと反省しました。




真っ暗の山頂に着きました。
そして、ゆがて、ゆっくりと明るくなってきました。
東の空が明るくなってきました。
そして、1点が明るくなってきました。




1点が段々大きくなり、そして、横一線の雲海から太陽が顔を見せました。
感動のひと時です。
この後、来ていた若い男性に頼んでシャッターを押してもらいました。
全員が揃った記念写真を撮影できました。



山頂から下山します。
下に見えるのが唐松岳頂上山荘です。
山荘の左は小高い山になっていました。
アチラでも、ご来光を眺めた人達です。
下って行く人達も確認できます。



山頂から小高い山に向かいました。
人影が蟻のように見えます。




こちらが山小屋の東側のピークです。
先ほどまでは、ご来光のために沢山の人が居ました。
その人たちが居なくなり、そこへ私たちが下山して来ました。
五竜岳に朝日が当たっています。




ピークでパトロール員に山々の説明を受けています。
左は五竜岳です。
右に見えるのが剣岳です。
剣と五竜の間の山々の説明を受けていました。
私が来た時は話が終わりかけていましたが、野口五郎とかが聞こえました。




パトロール員。
背と胸を撮らせて貰いました。




朝日の当たる五竜岳です。
少し残雪が見えます。





ズームレンズでアップしました。
拡大すると、山頂に居る人が判ります。





こちらは振り返って見えた唐松岳です。
右から朝日が射しています。




小高い岡から山小屋に戻ってきました。
この時間は唐松岳がはっきりと見えます。




唐松山荘に下がっていた鐘。
山荘が新しくなっても、旧山荘の鐘を吊るしているのでしょう。
鐘に古さを感じます。
字が書いて有りましたが、読めませんでした。
慰霊の意味が有ったかも知れません。


朝食が始まります。

山頂から戻り、朝食の時間を迎えました。
本館に来ました。
こちらは唐松山荘の料金表と受付カウンターです。
天候を確認できるようになっていました。




朝、5時56分です。
私たちに宛がわれた朝食の時間は6時からでした。
準備が出来ていて、食堂へ来ました。




これが朝食です。
昨夜の食事と異なって、使い捨ての食器では有りません。





出発の予定時間は7時30分です。
朝食を終えて、まだ、時間が有りました。
時間が有ったので周りの山々を撮影しました。

唐松岳から見えた剣岳です。
感じとしては、唐松の西に剣が見えるように感じます。
地図で確認すると、剣は唐松の南西に位置します。





剣岳をズームで撮影しました。
剣へ行って来た事のある人が話していました。鎖を掴んでとか、カニの横バイと言っているのが聞こえました。

朝食を終え、出発時間までに時間が有りましたので、何人かの人は南側のピークに登りに行きました。私は登りに行きませんでした。


下山の開始です。

出発の時間となりました。
定刻より早く出発しました。
左は見送ってくれる小屋主です。




下山を始めました。
初めの内は、横にスライドして行くような山道を下って行きます。
今日は、遠方まで視界が良いです。




下山の途中。
五竜岳が見えます。
横に白い雲がなびいています。




隊列の足が止まってしまいました。
眺望の良い場所に差し掛かったようです。





見えたのがこの眺望です。
槍ヶ岳、杓子ヶ岳、白馬岳の白馬三山で、その横が小蓮華岳だけだと思います。
下からガスが上がって来ます。




今日のKオジサンの後ろ姿です。
左の山。
先ほどまで見えていた五竜岳です。




この辺り。
まだ、勾配はキツク有りません。




前方の視界が広がります。
雲の向こう側に北信の山々が臨めます。
雲に隠れていますが、晴れていれば、妙高山や戸隠山が見えるはずです。




下山していて、またまた眺望の良い場所に来ました。




この展望の良い場所からの眺望です。
白馬三山の鑓ヶ岳だと思います。
拡大すると山頂への登山道が判ります。




山に見とれて。
山々を同定しています。




こちらは五竜岳方面です。
先ほどまで雲が横に棚引いていましたが、霧散しました。

五竜岳の左側にピークが見えます。
鹿島槍ヶ岳ではないかと思います。
こうして、遠方のピークが望めるのも、眺望が良くなったからこそです。





タテヤマリンドウが咲いていました。





丸山ケルンの見える所まで下山してきました。




傾斜地の登山道を横切って進みます。




下に来るに従って、登って来る人が増えました。
家族で登っている姿も見かけました。




もう直ぐ八方池分岐となります。
家族3人で登って来ていました。
女の子は小学校に上がるか上がらないか位に見えました。
お父さんとお揃いのTシャツです。
小さな子供が登っていたので、何処まで登るのか聞きましたら、小屋までと言う返事でした。




下山して来て、下山して来た方向を振り仰ぎました。
少しガスが掛かっています。


八方池へ

八方池が見えてきました。
八方池への分岐指標が小さく見えます。




もう直ぐ八方池です。





八方池の道に入りました。
ツリガネニンジンだと思いましたが、ハクサンシャジンのようです。
今、丁度見頃となっています。




八方池へ下りてきました。
池の横で20分の休憩です。





休憩していて、蝶が飛んできました。
左はジャノメチョウだと思います。右は何と言うか判りません。
池の周りを何匹もの蝶が飛んでいました。




池から上を見上げると、ガスの中を登って行く人たちが見えました。




ニッコウキスゲが咲いていました。
今年のニッコウキスゲは咲くのが早く、ラストのニッコウキスゲでしょう。





これから木道を登って行きます。
この場所。14年に来た時は残雪が有りました。





八方ケルンまで下りてきました。
前方にトイレ小屋横の広場が見えます。




下山して来て、思わぬ人達と出合いました。
KさんMさんです。
カルチャーセンターの関係で登って来ていました。
こんな場所で出合い、アレアレと言った感じでした。




トイレ小屋横の広場に着て小休止です。
下山して来た八方尾根。
そして八方ケルンが見えます。




何組かの団体とすれ違います。
クラブツーリズムのバッヂを付けた人達ともすれ違いました。
何組かで、クラツーでも色の違う団体が来ていました。
何処から来たのと、聞いて関東からと関西からでした。
たまたま、2人に聞いて関東と関西からでした。
聞かなかったクラツーの人達でも、各地から訪れていたのだと思います。
この八方尾根が日本の中心地で関東関西から訪れ易いのでしょう。



下山していて、ザックの上に背負子を背負い、子供をおぶっていました。
子供はお父さんの背でスースーと寝ていました。
女性たちからは、ホーともへーとも聞こえるような声でした。
眠った子をおぶった事のある人達の体験に基づいた声でした。


リフトとゴンドラで下界へ

上方の建物は八方池山荘です。
まず、第一にグラートクワッドリフトで降ります。




前のは3人が乗っています。
もともと、このリフトは4人乗りとなっています。





次に乗ったのがアルペンクワッドリフトです。




リフトから上空を舞うパラグライダーが見えます。
ズームで狙いました。




ゴンドラ「アダム」乗る前に振りかえりました。
さっき、乗って降りてきたアルペンクワッドリフトです。




最後にゴンドラ「アダム」に乗ります。




アダムはゴンドラの中で背中合わせに座ります。
山側に向かって座りました。
兎平を出たところです。




この画像は13時04分となっています。
シマッタと思ったのはこの画像がラストだったからです。

下山してから
下山して来て、白馬八方温泉 八方の湯でアセを流し、サッパリしました。
その後は、1,000円のキャッシュバックが有り、自由に昼食を取るようになりまして温泉の隣の温泉らーめん八方美人でラーメンを食べました。その前には生ビールです。下山して来て、一風呂浴びてサッパリした後のビールは格別の味でした。
下山して来て、温泉に寄ったりする。こう言う事が出来るのもバスの便利なところです。




最後に
08年10月15日に名鉄のバスハイキングで八方池まで登りました。
そして、14年07月22日に各務原歩こう会で八方池まで登りました。
花の宝庫   八方尾根 の八方池(2,086m) へ - Kオジサンの新・山歩きの記 (goo.ne.jp)
何れも日帰り登山であり、日帰り登山の限界です。
今回、山小屋に泊をして唐松岳に登ることが出来ました。
3度めの正直と言う感じです。


唐松岳から五竜岳方面。
下山中、荒々しい姿の五竜岳が見えました。
昨年、8月10日に小遠見山へ登りました。http://blog.goo.ne.jp/nkataoka1948/e/6bcdc687cc14bec61f4ea4e4dabcfc5d
小遠見山まで登って、五竜岳までが5時間となっていました。遠見尾根を登るのが非常にキツイようです。ならば、唐松岳から五竜岳を目指したらと思いました。地図では近いように見えますが、今日、下山して来る途中から見えた五竜岳への道ですが、相当険しいように見えました。
何も知らずに、辿ってみたいと言う思いを持っていましたが、いざと、現実の山の姿と向き合って見て、私には無理だろうと思うようになりました。

山小屋
山小屋に泊まって、早朝に山頂へアタックしてご来光を目にする事が出来ました。このような事が出来たのも山小屋に泊まったからです。天候に恵まれて日の出が見れて良かったです。
比較的新しい山小屋でした。
このような山小屋を知る事が出来たのも、良い体験でした。

山での一期一会の出合い。
横浜の三婆と1分足らずの会話。短い時間でしたが触れ合う事が出来ました。
お山の警察官。
長野県警の山岳警備隊の隊員とも言葉を交わしました。こう言う人たちが居るから安全に山を楽しめるのだと確信しました。有りがたい事です。

山と向き合う。
弐水会のメンバーと唐松岳に登りました。
このように仲間に加えて貰えるのはとても嬉しいことです。来月。68歳になります。今の体力で、良く登ってきたなと思っています。山に登れる事が出来る喜びを感じています。

ゆっくり登山に徹して
私が入っているSNSで、第一日目のに唐松岳は原則的には日帰りだというコメントを貰いました。
どのような登り方が正しいとか誤りだとか人それぞれであり、言い切れませんが、急いで登って急いで下山して来ると、見えるものも見えないのではなかろうかと思います。恐らく、麓で車中泊です。一番のゴンドラで登り、山頂にアタックして帰ってくる。そのような神風登山ですと、印象が浅いのではないかと思います。

アルプスに近い有り難さ
私たちが住む各務原市は岐阜県の南端部に位置します。近頃は高速道路網が充実してきまして、手近にアルプスへ行けます。第1日目に各務原市を5時頃に出発して白馬のゴンドラ山麓駅に10時頃着きました。第2日目は白馬を14時頃に出て18時には各務原に戻ってくる事が出来ました。4時間ほどの所要時間です。
何時の時だったか覚えていませんがアルプスの或る山で広島から来たご夫婦と言葉を交わしました。広島から時間をかけてアルプスまで来ていると言われ、アルプスに近い人が羨ましいと話されました。
アルプスに近いことを当たり前と捉えず、そこに近いことに感謝したいと思います。

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北アルプス  唐 松 岳 (2,695.9m)  (第1日目)

2016-08-03 23:36:06 | 弐水会

弐水会で唐松岳へ行く計画となっていましたので、参加させて貰いました。弐水会はその名の通り、第2水曜日に山行を重ねている会です。ですから第2水曜日に実施となるところですが、今回は第1水曜日の実施でした。かねてから、A会長に夏の山で出掛ける時は参加させて欲しいと申し込んで有りました。それが実現したのです。
山小屋に泊まったのは、何時の時以来だろう。昨年も弐水会の夏の山行に参加させて貰いました。その時は事情が有って、途中で引き返しました。
山小屋に泊まったのは、白山の南竜小屋か八ヶ岳の赤岳山荘以来です。山小屋に泊まったのは、10年近く昔の事であり、記憶が薄くなっています。最近、歳を重ねてきて涙腺が緩くなって来ています。唐松山荘で夕食を取っていて、感激してなのでしょうか、涙が出て来ました。このように仲間として加わらせて貰えた感謝の気持ち。3000㍍級の山に登れた感激の気持ち。感情が高まってきました。

今回は22名の参加者です。男性が10名で女性が12名。25人乗りバスを使っての山行でして、若干は席に余裕が有りました。
下の時間は、カメラ画像の記録タイムから行程で表したものです。
ゴンドラ アダム山麓駅(10:00)  ― 八方池山荘(10:45)  ― トイレ横の広場(11:30~11:50)
 ― 八方ケルン(11:59)  ― 八方池分岐(12:12)  ― 扇雪渓(13:13)  ― 
丸山ケルン(13:46) ― 唐松岳頂上山荘(14:45)  

歩く早さや休憩時間で、所要時間が左右されます。大まかな時間としては、八方池山荘から八方池への分岐指示標までが約1時間。指示標から山荘までが約3時間を要します。



この画像の時刻は4時53分となっています。
集合場所は各務原市総合体育館でした。
5時に出発となっていましたが、既に皆さん。集合していて、私が一番最後でした。
定刻前に出発しました。




バスは安曇野を走行しています。

市内のポイント。ポイントで人を乗せてきて小牧東ICで中央高速に入り、恵那峡SAとあづみのSAで休憩し、白馬方面を目指しました。




山麓の八方駅です。
ここからゴンドラとリフトを乗り継ぎ、1,830メートルの標高まで上がります。
今年からスタートする「山の日」が目に入ります。
まとめて購入して貰ったチケットを受け取りました。
往復でして、無くさないようにしなくてはなりません。



「八方尾根自然研究路」から引用させて貰いました。






まず、最初は八方ゴンドラリフト「アダム」で兎平まで上がります。
先ほど、集まっていた子供たちが見えます。




ゴンドラが上昇していきます。
下には白馬の街が見下ろせます。




ゴンドラから降りてリフトに向かいます。
前方に見えるのがアルペン クワッドリフトです。






リフトが登って行きます。
足元には色々の花が咲いています。




アルペン クワッドリフトから降りて、グラート クワッドリフトに向かいます。




もう直ぐ山頂駅となります。
時々ガスが出てきます。




リフトに乗っていて、この後に歩くコースが見えます。




リフトから降りました。
八方池山荘の前に来ました。
ここで、咲いているヤナギランを見つけました。




八方尾根を歩くのには、登山道コースと木道コースが有ります。
今日は木道を歩きます。



木道コースを歩いていて、石が切られている事に気づきました。ハイカーが歩き易いようにと岩をカットしたものです。
昨今、山への入山料が云々されてきました。
私は、その資金を山道の整備のために使うのなら、賛成です。喜んで負担したいと思います。




木道を辿ります。





可愛らしいコオニユリが咲いていました。




トイレ横の広場まで登って来ました。




この場所で昼食時間となりました。
私たちが昼食を取っていると、男性がリーダーは居ますかと声を掛けてきたのです。
二人の若い男性でした。
バラバラになって昼食を取っていたのですが、グループだと、良く判ったと思いました。雷注意の予報が出ていたので、速やかに山小屋へ向かうようにと言うもので有りました。
お願いして、帽子を撮影させてもらいました。

お二人は長野県警の警察官だったのです。
この後、お二人とは暫く前後しました。



トイレ横の広場から直ぐの所に息(ヤスム)ケルンが有ります。
銘板が嵌められていて、昭和12年12月26日。猛風雪の中、遭難と書かれています。
左は息ケルンの横をすり抜けて進む所です。
左上方に、小さく見えるのが八方ケルンです。





こちらが八方ケルンです。
左は息ケルンを過ぎてから、八方ケルン方面を見上げた所です。
右は八方ケルンまで来て、カメラに収めています。





私たちを追い越していく、若い二人の隊員(警察官)です。
白いヘルメットを背負っています。

二人の隊員と話をする時が有りました。
先ほど、広場で仲間の女性が、今日は非番ですかと声を掛けた事が有りました。私は二人が山岳警備隊で任務としてパトロールを行っている事を知っていましたので、先ほどは仲間が失礼な事を申しましたと言いましたら、気にしていませんよと言う言葉が返ってきました。
岐阜県にも山岳警備隊が有り、そう言う事は知っていました。それでも、各県に寄って隊の名が異なることを後から知りました。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E5%B2%B3%E8%AD%A6%E5%82%99%E9%9A%8A#.E9.95.B7.E9.87.8E.E7.9C.8C.E8.AD.A6.E5.AF.9F.E5.B1.B1.E5.B2.B3.E9.81.AD.E9.9B.A3.E6.95.91.E5.8A.A9.E9.9A.8A

長野県警は山岳遭難救助隊となっていて、歴史も古いです。
山岳遭難救助隊として活動しているのですから、山の事故を未然に防ぐために雷を避けて早めに山小屋へ到達するようにと言う指導でした。
このように若い二人に寄って山の安全が保たれている。山岳警備隊を知る良い機会でした。
二人の背中が、頼もしく見えました。


今日のKオジサンの後ろ姿です。





八方池が見える所まで登って来ました。





第3ケルンが見えてきました。
このケルンには唐松 三四〇〇米と彫られた石が嵌めて有ります。





左は八方池への分岐点です。直進すると唐松岳方面に向かいます。
右に向かえば八方池に下りていきます。
右は分岐点の指示標識です。




ここから先は、本格的な山のコースとなっていきます。
ここからは登山装備が必要ですとなっています。





登っていく途中で、陽気な3人のご婦人に遇いました。
何処から来たの?と言葉を交わしましたら、横浜から来たと言う女性たちです。
1分にも満たない瞬時のやり取りです。
一期一会の出合い。こう言うのも山の面白さでしょう。
ブロクに写真を載せたいから背中を撮らせてと頼みましたら笑っていました。
「横浜の三婆」と載せると言ってしまいました。





ガスが出ては引くの繰り返しです。
登りがキツイです。





ガスが立ち込めています。
そのような中で、白樺?の木が現れてきました。
とても太い木が並んでいます。





入山者のカウントメーターが設置して有りました。
ソーラーで稼動しています。





ここで、小休止です。
ガスが晴れ、これから向かって行く方向の景色が見えます。






傾斜地を横切って行きます。
この場所にはイブキジャコウソウが咲いていました。




扇雪渓まで登って来ました。
今シーズンは雪の量が少ないみたいです。




あの山の先。
突起物が見えます。




親子なのでしょうか。
雷鳥が4羽居ますが、保護色で判り難いです。
人の気配に、ゆっくりと逃げていきました。




下から見えた突起物の場所まで登って来ました。
この場所は丸山ケルンでした。




ガスが出たり消えたりです。
ガスが薄くなって前方が゛見えます。







高い場所まで上がって来て、前方の視界が開けます。




花が終わったチングルマです。




22人の隊列です。
前隊と中隊と後隊に分かれてしまいました。
この辺りで、ガンバローの三唱を唱えました。大声でカツを入れたのです。これは自分自身を激励する意味が有りました。皆も一緒に唱和してくれました。丸山ケルンの前辺りから登るのがシンドくなりました。
足が上がらなくなって来たのです。




しっかりした登山道がついています。
それでも、左側は急な斜面で、谷底を覗き込むような気分になります。





橋が設けて有るような場所です。
ロープが渡してあり、慎重に通過します。




ガスっていますが、視界が広がったのでしょうか。




今まで、歩いて来た方角を振り返りました。
この辺りまで来て、先に歩いて行った山岳警備隊の隊員から、後、10分ほどだと励まされました。




隊列が分散して、前を行く人たちが見えます。




前を歩く人達。
絶壁の道を通過して行きます。



北アルプスの指示標識が有る場所まで到達しました。
山小屋はここの右側です。




前に見えるのが小屋の玄関です。




こちらが唐松岳頂上山荘の玄関です。
山荘は、まだ新しいように見えました。
でも、この表札は年季が入っています。
夕食を取った後に、この山荘が2009年にオープンしたのだと聞きました。恐らく、この表札は旧山荘の時に使用していたものだろうと思います。




この建物は北館です。
私たちが、今夜泊まるのは、こちら北館でした。



山荘に着いて、一段落した後、ビールで乾杯することとなりました。





先客から席を譲り受けて席に着けました。
お疲れ様でした。
「カンパーイ」




唐松岳の山頂方向です。
顔を出しては、また、隠れるの繰り返しでした。





瞬間的には顔を見せてくれたシーンも有りました。



唐松岳頂上山荘

こちらは北館の内部です。
真ん中に廊下が有り、両側に二段の寝る場所です。左側が男性で右側が女性でした。
画像は女性の方の所です。
4畳ほどの広さしか有りません。男性はそこに5名。女性は6名でした。布団が湿っていて重く感じました。




こちらはトイレと洗面所です。
山小屋のトイレと言うと、あのツーンと鼻に来る感じのトイレを想像していました。




こちらは本館の玄関です。
右は食堂です。



私たちの夕食は17時40分からと指定されていました。
時間となり食堂に来ました。




これが山荘の夕食です。
節水からでしょうか、使い捨ての食器となっています。

久し振りに山小屋での夕食です。
気分が高揚してきて涙が出てきました。
歳を取り、涙腺が緩くなって来ています。





ミンナ、一緒に美味しく頂きました。




ご馳走様でした。
この男性。
山荘のスタッフです。
ご飯と味噌汁はお代わり自由ですよーと言ってくれた人です。




暖炉の上に、この額が置かれていました。
この額の写真で旧館から新館へとなった事が判りました。
右側の画像は上のスタッフのお兄さんに教えて貰ったのですが、旧館の梁が1本だけ使われています。

お兄さんから唐松岳頂上山荘が2009年にオープンしたのだと教えて貰いました。
この事で思ったのは、高速道路のサービスエリアが新しい時代でデパ地下のようになって来た事です。山小屋もそのように変って来ている。
第2の時代を迎えていると言えるのでしょうか。




夕食を終えて、北館に戻ります。
山頂はガスに隠れています。







鷹狩り?
2014年7月22日に「各務原歩こう会」で八方池まで来ました。日帰りでした。その時、何時か唐松岳に登ってみたいと思いました。今回、こうして来る事が出来、念願が叶いました。
http://blog.goo.ne.jp/nkataoka1948/e/71601c44ec06548998af132e0a28fd02
この時、八方池から下山する時、猛禽屋と背中に描かれたシャツを着た人が鷹を腕に停まらせていました。
何人かの人が居て、撮影をしているようでしたが、その時、この場を速やかに通過するように言われました。
今日、この場に来て思ったのは、あの行為が違法ではなかったのだろうかと言うことです。登って来る途中にライチョウの親子を見かけました。自然な環境の中で、鷹を放ったりする行為は自然を壊す行為だと思えてきました。
下はその時の画像です。


猛禽屋と背中に書いてあります。
鷹なのか。
鷹では無いにせよ、猛禽類の鳥なのでしょう。



何人かのスタッフ。
この場を速やかに通過するように言われました。



あの時のイメージです。
このように、彼らが活動している横をすり抜けてきました。
今回、ライチョウを見かけました。それで、このような場所で猛禽類を扱うことは違法ではないかと思えるようになりました。


コメント (2)
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