Kオジサンの新・山歩きの記

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陽春の熊野古道   八鬼山越え  (627m) 

2014-03-20 23:37:20 | 各務原歩こう会

「各務原歩こう会」で熊野古道の八鬼山越えを踏破しました。
熊野古道の入口でバスを降り、準備体操をしていると「ホーホケキョ」とウグイスの鳴き声が聞こえました。
これから歩き出すと言う時なのですが、幸先良く鳴き声が聞こえました。
ウグイスは上手に鳴いていました。
ウグイスの鳴き声を聞いて、春が来たという感じがしました。

この八鬼山越えは西国一番の難所と説明板に有り、巡礼が行き倒れで亡くなっていました。
何を求めて巡礼の旅に出たのでしょうか。資料には4箇所の供養碑が有ると有りました。
巡礼の旅に対する思いは、死を覚悟して出たのでしょう。

八鬼山登り口(9:44) ― 巡礼供養碑(10:03) ― 賀籠立場(10:21~10:26)  ― 

九木峠(11:45) ―  分岐(12:07) ―  さくらの森広場(12:25~13:06) ― 

分岐(14:32) ― 賀籠立場(14:38) ― 名柄一里塚(14:55) ―  三木里海岸(15:27) 






「熊野古道伊勢路」三重県立熊野古道センター発行より出典。



左手に海が見えます。
バスが海の見える所まで来ました。



歩く前に準備体操をします。



ここが熊野古道八鬼山越えの登り口です。
これから「八鬼山を越え」を三木里まで歩きます。



入口に有った八鬼山越えの石碑。



初めは、勾配が緩く歩き易い道でした。



巡礼の慰霊碑と説明板。
八鬼山越えは、説明板には西国一の難所と有ります。
今回のコースに4箇所の巡礼慰霊碑が有りました。
巡礼に出て行路病死人として亡くなった訳ですが、巡礼に出ると言う事は、生きて帰れないと言う事も覚悟して出かけたのでしょう。
志半ばでなくなった人が気の毒でありますし、碑を建ててまで手厚く葬った地元の人々の心情を尊い思いがします。


石畳の道が続きます。



古道で踏まれそうな場所にスミレが顔を見せていました。



賀籠立場での一休み。
ここで一服しましたが、かつて、ここを往来した人たちもここで休みました。
右側は樹齢300年に及ぶという桧。
この桧は古道を行き来する人々を見下ろしてきました。
人々のどんな姿を見続けきたのでしょうと想像します。



荒神堂の前を通過します。



明治道と江戸道の分岐です。
右に進むと明治道で左に進むと江戸道です。



桜の森広場へ来ました。



広い芝生広場で東屋が設けて有ります。
今回のコースの中で、一番眺望が開ける場所です。
思い思いの場所で昼食を取りました。



広場の前面に熊野灘が広がります。
眼下に九鬼の町が見下ろせます。
狭い土地に軒を重ねるように立ち並ぶ家々。
九鬼は九鬼水軍の本拠地です。沖を行く舟に睨みを利かしていたのでしょう。

眺望の良い場所でしたが、木が繁茂し、手を加えないと絶景が望め無くなってしまいそうです。



ウラジロが密集しています。



ウラジロをグライダーにして飛ばしました。
上昇気流に乗ってスーと飛ぶと、歓声が上がりました。



杉林を下山していきます。



明治道と江戸道が合流します。



杉の木立。
木々に世界遺産反対と書かれています。


賀籠立場まで下りて着ました。
こちらには、椎の大木が有ります。



籠立場の説明板です。
資料では賀籠立場となっています。
どちらが正しいのでしょうね。



三木里の海が見える所まで来ました。



三木里の海水浴場です。
盛夏ともなれば、遊泳客の歓声が聞こえることでしょう。

熊野古道は、この先、三木峠へと続いていきます。





八鬼道の道標です。
全部で63本の道標が設置してあり、どの辺りを通過しているのかがわかりました。



アリの熊野詣でと言う言葉が有ります。
この日の参加者は23名でした。
それこそ、上から見ればアリが歩いているような姿に見えたかも知れません。

スタート地点でのウグイスの鳴き声。
歩いていて、幾度と無く、耳にしましたが、その鳴き声が春なのだという気分を高揚させてくれました。今年、初めてスミレを目にしましたし、歩いていて汗ばむような陽気でした。
沿道の植物には、ウラジロが大きな葉を広げて密集していました。
「椿」や「榊」などの照葉樹が多く、温暖な地であることを感じさせました。

今回のコースで一番、キツかつたのは七曲がりの場所でした。
石畳の登り坂が続きましたが、かつて旅人とが難儀したであろうと想像しながら登りました。
熊野古道は馬越峠を歩いたのに次いで2回目でした。古道の雰囲気を楽しむ事が出来ました。

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奥美濃の盟主  大 日 ケ 岳 (1,708.9m) 

2014-03-15 22:20:49 | 水曜会

水曜会で大日ヶ岳に行ってきました。
大日ヶ岳へはダイナランドスキー場や蛭ヶ野の水源地から、秋や夏の時期に登りましたが、冬の時期は初めてでした。
今回は、高鷲スノーパークからゴンドラに乗り山麓駅から山頂駅へ向かう楽チン登山です。


山たまごさんに戴いたGPS軌跡図。


ひるがのサービスエリアで見かけた大日ヶ岳。
この後、大日ヶ岳へ向かいました。


山麓駅からゴンドラに乗り込みます。


山麓駅を出たゴンドラは山頂駅を目指します。


ゴンドラの眼下にゲレンデが広がり、ボーダーたちが滑り下りていきます。



あの山頂を目指します。
右側の山が大日ヶ岳の山頂です。
山頂に人が居るのが見えます。




前面に山頂が大きく見えます。



トレースを踏んで登って行きます。



急な登りです。


振り返ると歩いて来たコースが見えます。



あの先が鞍部です。



ゆっくりと登ります。



鞍部まで来ると山頂が見えます。
あの、人が立っている所が山頂です。



山頂に着きました。



大日ヶ岳の石柱です。
左は12.10.13に登った時、撮影したものです。
右は今回のもので雪に埋もれていて、先端だけが出ています。
1メートル以上の積雪が有ります。


360度の眺望です。北に白山が望めますが、霞んでいます。
中国からのPM2.5の影響でしょう。



山頂で、全員で記念写真です。


下山します。
ランチにすしますが、風が有りますので、風を避けるため鞍部へ向かいました。



みんなから出された色々の食材です。



左はジオンさんのぜんざい。
右は乱丸さんのたまごカレーうどんです。



カレーうどんにチーズをトッピングします。



左はチョイスした食材。
右はたまごカレーうどんです。



大人数でのランチ。
みんなで食べるランチは楽しいです。



ランチを終え、下山にかかります。


振り返ると山頂が望めますが、山頂には誰も居ません。



下りのゴンドラに乗りました。



ゲレンデを滑り降りるボーダーたち。


山麓駅に下りてきました。



スキー場のゲレンデに来たのは40年ぶり位の時間が経っています。
正確に言うなら、2月5日に貝月山に登っていますので、それは正しくありませんが、その時はゲレンデではスキーヤーを見かけませんでした。
今回は、ボーダーが一杯のゲレンデの様子で、スキー場の状況がまるで変わってしまった事にビックリしました。
ボーダーが増えてきていることは予想していましたが、ボーダーが90パーセント以上になっているとは想像できませんでした。
何か、世の中が変化してきているのに自分が知らなかった。
恥ずかしい気分です。


今回は、ゴンドラを使い山頂駅まで登れ、楽な山登りでした。
これまで登った時期とは違った時期の雄大な大日ヶ岳を楽しめました。
天候は良かったのですが、空気が汚れていて周囲の山々が霞んでいた事が残念でした。









コメント (6)
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バスハイキング  「旧街道の石畳と姫街道椿トンネル ハイキング」 

2014-03-04 23:41:52 | バスハイキング

クラブツーリズムのハイキングに行ってきました。
姫街道を歩くもので和田辻から三ヶ日駅までの姫街道を歩くのでしたが、本坂峠を越える時は険しい道となって、カミさんは峠を越えるのに難儀していました。
浜名湖の北側の尉ヶ峰へ西気賀と知波田から登った事が有ります。その時、登山道と姫街道がクロスしており、何時か姫街道を歩いてみたいと思っていました。
それに今回の本坂峠は坊ヶ峰に登った時にクロスしました。
08年01月に天浜線で三ケ日駅まで行き、そこからはタクシーで旧トンネルに向かい、坊ヶ峰に登ってから南へ豊橋自然歩道を歩いて新所原駅まで歩きました。

和田辻東 ― 長楽一里塚 ― 嵩山宿 ― 嵩山の一里塚  ― 弘法水 ― 
本坂峠 ―  椿のトンネル ― 鏡岩 ― 本坂関所跡 ― 本坂一里塚 ― 
三ケ日宿 ― 三ヶ日駅 



バスのステッカーです。





バスの車体にはクラブツーリズムと描かれていますが、名阪近鉄バスの車両だそうです。
でも、クラブツーリズムの旅行の毎に使われるのでしょう。



この日の乗客は24名ですが、平日と言う事も有り、高齢の人ばかりでした。



今回、歩いた姫街道の地図です。
嵩山宿の道脇に設置して有りました。



お昼の弁当です。
姫街道で歩き出す前に浜北の万葉の森公園に寄りましたが、時間つぶしのような感じがしました。
添乗員からは、何処で食べても構わないが、車内で食べてしまえば、荷にならないからと車中で食べることを勧められました。
公園に寄った後、姫街道に向かう車内で弁当を食べました。



和田辻東のバス停にバスが停まり、そこから歩き始めました。



国道362号線沿いに設置されている一里塚の石碑。
設置されてから歳月が浅いようです。



道の横には梅や菜の花が咲いています。
花を眺めると、春が来ていると言う感じがします。
別のところでは沈丁花が芳香を放っていました。



嵩山宿(スセジュク)の街中に入ってきました。
曲がった街道で昔の道の雰囲気が有ります。愛知静岡県境の山並みが見えます。
これから、あの山を越えて進みます。



姫街道の石柱が設置されていますが、この辺りから上り坂に差し掛かります。



旧街道らしい雰囲気の道です。



石畳が整備して有ります。

この辺りでウグイスが「ホーホケキョ」と鳴いてくれました。
今年初めて聞いたウグイスの初鳴きです。
初鳴きにしては、上手に鳴いていました。
そんなウグイスの鳴き声が気持ちを和らげてくれました。
前を行く人。後ろに続く人。
その人たちは聞けたのでしょうか。
私たちが、鳴き声を耳に出来たのはラッキーだったかもしれません。
こうして自然と向き合えるのも、ウオーキングのよさの1つです。

ここから、いよいよ急な坂道に差し掛かりました。



嵩山の一里塚。
塚として土が盛られているので無く、標柱が有るのみでした。



階段になった道ですが、登るのがキツそうです。



道の両側に木が茂りだし、道幅が狭まっています。
山の登山道。そのものと言った感じがします。



弘法水。
説明板には弘法がこの地を訪れた時にこの水で喉を潤したと描かれています。



ようやく本坂峠に着きました。



本坂峠で一休みです。



峠から下りてきて林道に出ましたが、進む方向がわからず右に下りていきかけたのですが、左に向かうよう標識が有りました。標識の向きが判り難い向きとなっていました。

前を歩いていた女性二人。
そして清須市からのおばあちゃんと一緒に歩き出しました。
おばあちゃんは、人懐こい人で色々話をしてくれました。
ご主人は4年前に亡くなったのですが、それまでは車椅子を押して出かけたりしたこと等を話してくれました。



椿のトンネルの中を下って行きます。
椿の樹丈が高く花が見えません。



椿原生林の説明板と落ちた椿。
地面に椿が無かったら、椿のトンネルとは判りません。



それでも、手近な椿をキャッチ。



坂道を下ってくると8人のグループがカメラを構えていました。
みんなで同じ被写体を狙い、その結果を批評するのでしょう。
私たちの後に何人くらい来るのかと聞かれました。



鏡岩です。
かつては、この岩は光っていて旅の女性が身づくろいをしたので、鏡岩と呼ばれるようになったのだそうです。



ミカン畑に出てきました。



前面にミカン畑が広がります。
想像ですが、三ケ日はミカンが有名な所ですが、もともとは水利が悪く、米や麦の耕作に適していない土地だったのだと思います。
傾斜地で日当たりが良く、ミカンの生育には好適地でミカン農業が盛んになったのではと思います。



国道362号線の下り坂を歩きます。
この国道で本坂トンネルの部分が有料道路となっていましたが、2008年に無料開放となっています。
前を行く女性二人は余り、地図を見ません。
ず~と国道を歩くのでなく国道から離れたりしましたので、私がコースを教えました。



本坂の一里塚を見落としましたので、引き返し、カメラに収めました。
盛り土が残っており一里塚らしい雰囲気が有ります。



民家の入口の両側に有った無人販売のミカン。
1袋100円と安いのですが、選果してないので大きさがマチマチです。
ここでは1袋買い求めました。


本坂の関所跡と説明板。



街道脇に有った柑橘類。
温州ミカンは収穫されてなくなっていましたが、ハッサクなのか甘夏なのか柑橘類。
それに手前はキンカンです。



三ケ日宿に入ってきました。



三ケ日の町中の魚屋さん。
ここのコロッケが浜名湖コロッケ大会で人気投票の1位になったとありました。
2コ買い求め、ついでにカメラに収めさせてもらいました。



魚屋さんの隣は青果物の店でミカンを扱っています。



三ヶ日駅に着きました。
16時30分の出発となっていましたが、15時55分の到着でした。
別に急いだのではありませんでしたが、先頭グループに近い到着順でした。



出発時間に余裕が有りましたので駅の中へ・・・。



天浜線は単線です。
この駅で列車の行き違いが行われます。
天浜線はほとんどの駅が無人駅です。
この三ヶ日駅には委託なのか駅員が居ましたが、16時で上がりました。
天浜線では新所原駅は「ウナギ屋」であったり知波田駅は「歯科医院」だったりと色々とユニークな駅になっています。この三ケ日駅は食事とカフェとなっています。「ハンバーガー」を食べさせる駅でした。



今回歩いた歩数です。
約2万歩歩きました。



歩いたご褒美に、先ほどの魚兼で買ったコロッケでビールを戴きました。
パックに書いてありますようにコロッケ自体に味が有って、ソースをかけなくても食べれる味でした。
アツアツで美味しかったです。



左は愛知県の表示板で右は静岡県の表示板です。
県境を境として、表示板のスタイルが異なります。
姫街道と言う1本のルートであり、両県が協調して同じ表示方式にして欲しいものです。
それに石畳として整備されていても、その上に砂利が散乱していました。
木が生え出して道幅が狭くなったところも有りました。

しっかりと維持管理をして欲しいですし、沿線に公衆トイレの整備が必要でした。

最後に
山に登りますが、カミさんは一緒には登りません。心臓が苦しくなると言っています。それでも、今回はウオーキングと言う事で一緒しました。バスから和田辻東で下車し、三ヶ日駅で待っていますので、歩くより仕方がなかったのです。特に峠に達するあたりが一番キツかったですが、越える事が出来ました。良く歩いたと思います。
姫街道は、東海道の今切れ口を渡るのを避けて、女性が多く通行し、呼ばれるようになりました。今回は三ケ日まででしたが、まだ、ここから東へ延びています。
何時かは今回の先を歩いてみたいと思いました。

オマケ

08年1月10日に青春18切符を使って坊ヶ峰に向かいました。



その時の模様です。
天浜線で新所原駅から三日駅に向かいました。車内はお年寄りが多かったです。
1両だけの列車ですが、三ヶ日駅に着きました。
三ケ日駅からタクシーを使い坊ヶ峰の登山口に向かいました。
今は新しいトンネルとなっていますが、高い位置に旧トンネルが有り、そこから山に登り始めたのです。
静岡、愛知の県境で道の脇にはロードサインのプレートが設置して有りました。
上は坊ヶ峰の表示と豊橋自然歩道の案内板です。
下は湖西連峰ハイキングコースの案内です。
隣県同士ですが、続いたルートでも表示の仕方が異なります。
利用者としては統一を望むところです。
ロングコースを縦走しましたが、南の方へ来ると太平洋が望め、快適に歩けたコースでした。







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