Kオジサンの新・山歩きの記

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渥美トレイル  大 山(328.0m) ・ 雨乞山(233m) 太平洋側から三河湾側へ

2016-02-18 23:59:26 | 各務原歩こう会

各務原歩こう会の2月例会に参加しました。今回は遠くの山で渥美半島まで出掛けて、半島を横断するように山を縦走しました。16名の参加者によるジジババ登山隊でしたが、私、Kオジサンが隊長を勤めました。
この大山と雨乞山ですが、12.02.11に登った事が有ります。
http://blog.goo.ne.jp/nkataoka1948/e/c953dcdde04525e85ab2897e08355c07#comment-list
その時は大山と雨乞山を別々に登りましたが、登った後に、縦走できる山だと言われました。渥美半島の山なら、今の時期に雪の心配がありません。それにバスで行けば、登山口で下ろして貰え、下山口で拾って貰う事が出来ます。

越戸運動広場口(10:00) ― 白山比神社(10:06~10:11) ― 大山口(10:57)

 ― 大山山頂(10:58~11:11) ― 大山口(11:12) ― 250三叉路(11:46) ― 

 谷太郎口(12:41) ― 雨乞山登山口(13:11~13:42) ― 見晴らし岩(14:04) ―  

タコウド(14:18) ― 物見岩(14:44) ― 雨乞山(15:10~15:17) ― 

雨乞山登山口(15:50) ― バス駐車地(16:00)

大山に登ってから、雨乞山を目指して歩き、三叉路から北に向かい糀峠を通る予定でしたが下まで降りてしまいました。降りた場所を谷太郎口と言うのではないかと思いましたが定かでは有りません。もともと、泉福寺のトイレを利用するつもりでしたので、コース的には誤りはありまんでした。しかし、一旦下って再び登りなおすという結果になりました。


発行 NPO法人渥美半島ハイキングクラブ。より引用しました。
この地図は今回の山行前に田原市役所へ資料要求し、商工観光課から観光資料を取り寄せました。その中の資料にこの「あつみトレイル」が入っていました。




往路で寄った道の駅です。
道の駅 あかばねロコステーション。
ここでトイレ休憩を取りました。




道の駅から見える大山です。
山姿が、初めはキツく、やがて緩やかになっていきます。




越戸の運動広場の入口にバスが停まってくれました。
ここで、仕度をして大山に向かいます。




大山に向かって登り始めました。
左はKオジサンの画像です。
右は最後尾で撮影してくれたAさんの画像です。
ビニールハウスの横の坂道から登り始めました。
団体で登り始めたところ、横の畑で農作業をしていた男性が、「これから大山に登るのかネ~」と。声を掛けてくれました。




白山比神社への階段です。
階段を登り切ると広場となっています。
神社の広場で準備体操をして、登山道に向かいました。




広場の隅に有った白山比神社の大木と言うプレートです。
ここから右に向かい、社務所の前を通って登山道に向かいます。
右に歩いて行けば、登山道となるのは知っていましたので、登山道に向かう事が出来ました。
登山道の位置を知らないと、何処から登って行けば良いのか、マゴ付くかも知れません。



急な登山道です。
この急な登山道に登り始める前に、道の脇にブルドーザーが留置して有るのを見かけました。集中豪雨でも有って、荒れた登山道をブルドーザーで整備したのでしょう。それも、つい最近に行ったように思えました。路面にキャタピラーの痕が付いていたからです。




急な登山道で、荒れていますが、この状態でも、整備が済んだ後なのでしょう。
道は九十九折れの道です。まだ、登り始めたばかりでして、ゆっくりと登って行きました。




高度が増してきて、もともとの登山道らしい姿になってきました。
傾斜が登り初めに比べると、緩やかになってきました。




先頭を歩く、今日のKオジサンです。




傾斜が緩くなって、平らな所にアンテナが設置して有ります。
この場所は古今分岐で古道登山道からの道が合流します。




登山道脇の低木。
カクレミノを指しています。




大山の山頂まで登って来ました。タワーのアンテナが見えます。
ここには指示標識が有り、標識に従って北に進むと泉福寺へ向かいます。
直進せずに、左に折れてタワーに向かいました。
この時。
若い二人の青年を見かけました。
彼らはこの場所から立ち去ろうとしていたのです。咄嗟に思ったのは、集合写真のシャッターを押して貰うことです。
集合写真はIチャンのカメラに収まりました。私がカメラを提げているのを見て、撮りましょうかと声を掛けてくれ、私のカメラでも全員写真を撮影してくれました。
二人に何処から来たのかと聞いたりしていました。地元の人達だと言うことが判りました。誰かが言っていました。「感じの良い青年だったね」と。
初対面でも旧知のように出来る。これも、山の良いところです。



山頂に望台が設置され、その横に標柱が有ります。そして、その横には三角点が有ります。
標柱の標高は327.9となっていますが、地図では328となっています。



展望台からの眺望です。
光る海。
その中に米粒ほどの船。実際は大きな船なのでしょう。
形からはコンテナ船だと推測できます。




こちらは箱型の船です。
この形は自動車運搬船です。
喫水が上がっていますので、車を輸出した帰りなのでしょう。




これは西の方角です。
千鳥が浜が弓状の形をしています。
三角形の尖った島は神島です。
伊良湖水道を航行していく船は形からタンカーだと推測できます。
山の上にはホテルが見えますが、伊良湖ビューホテルです。伊良湖港の方のホテルは山に隠れいます。



分岐の指示標識です。
山頂から指示標識まで戻ってきました。

この場所から北に向かいます。




枯草の間を通り抜けます。
今の時期だから道がはっきりと判りますが、雑草が繫ると道が薄くなりそうな道です。




下って行く途中、展望の良い場所が有りました。

前方に雨乞山方向が開けています。山の向こう側には三河湾が見えます。
左下の建物が泉福寺です。アソコを目指します。




下りの道が続きます。




下って来て、歩いて来た後ろの方向を振り返ります。
右は大山のアンテナが見えたところです。




何が有ったのでしょうか。
ミンナの視線が同じ方向に向きました。



アップダウンの繰り返しが続きます。
アップダウンが有りますが、キツイと言うほどでは有りません。
登山道の脇には大きく成長したウラジロが繫っています。




倒木が行く手を塞いでいる所も有ります。倒木を乗り越えて進みます。




下山して来て、泉福寺への指示標識が有ります。

すぐ近くには大山方面と観音の腰掛岩への標識も有りました。
この場所が谷太郎口と言うのだろうかと思いました。




歩いて来て、ミンナ立ち止まって見ています。イノシシの罠が仕掛けて有りました。
下山途中。イノシシが荒らしたような痕跡を見かけました。



あの山の方向から下りてきました。
三方を山に囲まれた地形です。イノシシがバッコするのに、もっこいの環境です。
畑、全体に網を掛けるのは無理なので、部分的に青い網を掛けたのでしょう。




Kオジサンが先頭で歩いています。




歩いて来て、鋭角なポイントに来ました。
ここで左に向かうか、右に向かうか迷いました。
左は偵察に行ってくれたYさんです。ここのポイントには表示が無く、どちらに向かって良いのか判りませんでした。
右は右方向に向かえば良い事が判り、歩き始めたところです。




泉福寺に向かって歩きます。
道路幅は、車が入って来れる広さが、余裕で有ります。この時は平坦な道でしたが、やがて坂道に変わって行きました。




泉福寺の駐車場に着きました。
ここが雨乞山の登山口になっていまして、これからのコースを確認しています。




手づくり看板が設置してあり、詳しく説明しています。




少し遅い昼食時間となりました。
男女、それぞれ、固まって、お昼となりました。
日向ぼっこをしながらの昼食です。




ランチタイムの風景です。
昼食を終え、出発の準備です。
車が停まっていますが、山に登りに来た人の車だと思います。





こちらが泉福寺です。
時間に余裕が無く、泉福寺にお参りできませんでしたが、Aさんが偵察に行って来ました。







駐車場を出発しまして、再び山登りの再開です。
少し登ると、現在地を表示するプレートが下がっていました。
ここから左へ平坦な道をスライドして行きます。




平坦な道の突き当りです。
ここでも、指示標識が設けて有りました。ここから展望岩に向かいます。
右は展望岩に向かって登って行くところです。




登山道を登り切ると展望が開けたところに出ました。
そこが展望岩の場所です。




展望岩から眺望を楽しみます。
ここからは伊良湖岬方面が良く見えます。




伊良湖方面です。
ここからは伊良湖シーパーク&スパも見る事が出来ます。



渥美火力発電所の方角です。



発電所の方角をズームしました。
知多半島の師崎方面が見えます。
師崎のタワーマンションが確認できます。
発電所の煙突の向こうの島が篠島で、右側の島は日間賀島です。ズームするとはっきりと見えました。





タコウドに向かって歩きます。
両側が常緑樹の林で眺望が利かないコースです。




タコウドです。標柱が設けてあり、三角点も有ります。




弁当岩に来ました。
岩が弁当箱に似ているから弁当岩と呼ぶのだろうかと言う声が聞こえました。
岩がゴツゴツしています。
南側の眺望が開け、弁当を広げるのに最適な場所です。




弁当岩からの南側の眺望です。
中心に見えるのが先ほど登ってきた大山です。
高圧線の鉄塔が見えます。渥美火力発電所からの電気を送電しています。発電所で発電した出来立ての電気です。




達磨岩からの眺望です。前面に三河湾が広がります。
砂洲なのでしょうか。地図を見ると鎗ヶ崎となっています。
三河湾越しに見える左側の平坦な土地は一色町で、右の山の有るところは幡豆町です。
左の船は自動車運搬船です。先ほど大山から見えた船でしょうか。



東の方の山。
あの山に向かって行きます。



岩の上を歩いていきます。
この辺りでは、右側に太平洋。左側に三河湾が見えました。
高圧線の鉄塔が豊橋方面に向かっています。先ほど見た渥美火力で発電された電気が送られて行きます。



これから向かう雨乞山です。
山頂に突起物が有り、人が居るように見えます。





雨乞山に着きました。
人の姿のように見えたのは標柱でした。
岩の上に立つと、360度の眺望が得られます。
狭い岩場ですので、入れ替わりとなります。


雨乞山から眺望です。
今まで歩いて来た方向の視界が広がります。
稜線。
そして、左に大山です。



雨乞山から下山して行きます。




岩場を下ります。
落ちないように慎重に岩場を下ります。




下にバスが待っているのが見えます。
停まっている軽四トラック。
キャベツの収穫の真っ最中です。




岩場を下って行きます。




高度が下がって来ました。
小石の上は滑り易くなっています。
スリップしないように慎重に足を進めます。




農業用の溜池なのでしょうか。
水の溜まった池があります。
ここまで来れば登山口はすぐ傍です。




ここが石神登山口です。
ピンボケでした。




下山して来ました。
右側には白い建物が有ります。ポンプ小屋なのか、池に付随する施設なのでしょう。
ここが石神登山口のコースです。
標識が設置して有る訳で無く、ここから雨乞山へ登れる事が判り難いです。道路脇にでも、指示標識が設けてあれば、登山者には有り難いです。



下山して来て

ホルスタインの子牛です。ピンボケでした。
下山して来て、バスに向かって歩きました。乳牛を飼育している女性が、私たちの姿を見て、「何処から来たね」と声を掛けてきました。こんな遠くまで、良く来たと言って貰えました。そして、牛を飼育しているので出かける事が出来ないと言っていました。私たちと同世代の女性です。私たちのように山へ登ったモノに対して何と思ったのでしょうか。

この近辺。
ここに来たら、辺りから肥の臭いがして来ました。牛舎が有りました。
乳牛を飼育している農場が5件ほど有りました。数十頭と飼育している農場です。牛乳のルートはどうなっているのでしょう。これだけの牛舎がまとまっていれば、集乳も好都合ではないでしょうか。各戸から出される牛乳。ステンレスのタンクローリーが来るのが想像できます。



バスが見えるところまで来ました。
その手前ではブロッコリーの収穫中です。

渥美半島は温暖な気候で野菜の一大供給地帯です。今回はキャベツやブロッコリーの収穫を見かけました。誰かが言っていました。これだけの野菜生産地となるには、豊川用水が出来たからだろうと。
今回、登った山は雨乞山でしたが、資料に、かつて雨乞い行ったと書いて有りました。荒れた畑作地帯で水は生命線です。天に向かって雨を乞う。必死だった時代が有ったのでしょう。


手づくりのプレート

歩いたコースで所々に手づくりの指示標識が下げられていました。見晴岩とか弁当岩と、その場所場所にプレートが下がっていて、何と言う場所なのかが判り、有り難いことです。
中段の左側の標識にサシバ峠と有ります。秋に渡るサシバが見れるからこのような名が付いたのかも知れません。サシバが渡る時期にここへ訪れて、サシバを見上げて見たいと思います。


道の駅 田原 めっくんはうす

帰路。道の駅へ寄りました。
道の駅 田原。めっくんはうすです。




道の駅 めっくんはうすです。
外装を工事していました。




ミンナ、めっくんはうすで、野菜の買い物をしました。売店には遠来の所から運ばれてきたものも有りましたが、魅力的な品物は地元で獲れた野菜達です。私はブロッコリーと青島ミカン。里いもを買ってきました。青島ミカンはオシマイの時期でした。ブロッコリーが2個入って110円でした。カミさんは、良いブロッコリーだと言っていました。
今回、大山から雨乞山へ歩くに当たって、資料を田原市役所の商工観光課から取り寄せました。資料が届いた旨を告げ、お礼を述べました。資料の取り扱いをしてくれたのがKさんでした。その時、Kさんに田原市でお金を落とすようにさせますと言いました。これで約束が果せた。そんな気分になれました。

山登り + α
山に登って、プラスアルファーな事を学べました。まるで、社会科の活きた教材のようです。
大山から海を行く船。私はその姿からどのような船なのか推測できます。最近は貨物船らしい貨物船を見かけなくなりました。ほとんどがコンテナ船です。四角い箱型の船は自動車運搬船です。伊良湖水道を通過する多くの船。経済活動が進んでいるのだと思います。

雨乞山から下山して来てキャベツやブロッコリー畑。この辺りがこんなに野菜畑地帯だとは知りませんでした。それに何箇所もの牛舎。牛乳の大供給地なのだと実感しました。
田原市は平成の大合併で誕生した市です。間も無く、合併10周年を迎えるのでしょう。盛んな農業。これも温暖な渥美半島だからこそです。外海と内海の漁業。そして観光。今回、バスは通過しませんでしたが、三河湾沿いに大きな工場が並びます。活気の有る田原市を感じました。
このような事を目に出来るのも、バスの山登りの利点かも知れません。



感想
今回の特徴的なことは眺望に恵まれているコースだと言うことです。展望場所以外では、樹木に隔たれて視界が塞がれていました。落葉樹の山ですと冬季は落葉して、樹間から景色が望めますが、この辺り木々は落葉していないので、視界が利きませんでした。
山の魅力の1つに眺望が有ります。歩いた大山から雨乞山に掛けてのコースは、展望場所から抜群の眺望に恵まれたコースでした。大山からは太平洋が一望でき、神島や伊良湖水道が見えました。そして、沖を航行する車両運搬船が見えました。また、雨乞山からは北側の眺望が開けていて三河湾が一望できました。三河湾の向こうには、特徴的な姿の本宮山や三ヶ根山が見えました。

今回のコースで、岩の上を歩く箇所が有ったり、岩を下って行く箇所も有りまして、山歩きを楽しめる山でした。
山へ行って来て、良い山だったと言って貰らえた事が嬉しいです。

コメント (2)
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一宮友歩会・第60回ウォーク例会 史跡巡りシリーズ・西尾張編Part13 一宮市から稲沢市へ歩く

2016-02-06 23:17:20 | 一宮友歩会

一宮友歩会の2月例会が開催されました。今回は一宮市の真清田神社をスタートして鎌倉街道沿いを稲沢市のJR稲沢駅まで歩きます。まず、最初に浄土宗寺院の常念寺に寄ります。常念寺は鉢の蓮の花のお寺です。次は牛野神明社の境内にある照手姫袖掛の松を見ます。歌舞伎などで有名な照手姫が小栗判官助重と鎌倉街道を通って京へ向かう途中、ここで小袖を掛けて休憩したと言われています。
次に一宮市博物館へ向かいました。ここではトイレ休憩しました。その後、妙興寺に向かいました。妙興寺は梵鐘や勅旨門がある臨済宗の大きなお寺です。新陰流開祖上泉信綱が修行した無刀取り発祥の地です。修行道場として僧堂が設置されています。この後、特定区画整理事業で整備された多加木緑道を歩き円光寺を経由してJR稲沢駅に向かいました。

一宮市の中心部に有る真清田神社をスタートしました。歩くにつれて、中心部から住宅地へ。そして田や畑が見えるところを歩きました。歩いていて、住宅の多い所から郊外の住宅の少ない場所へ推移していく様子を眺める事が出来ました。

 真清田神社(9:30) ― 常念寺(9:35~9:40)  ― 照手姫袖掛けの松(10:07~10:12)
― 東市場社(10:26) ― 妙興寺(10:45~10:53) ― 三十八社(11:32)  ― 
多加木緑道  ― 下赤池児童公園(12:15~13:00)  ― 下津城跡(13:22~13:30)  ― 
鎌倉街道碑(13:40)   ― 円光寺(14:03~14:22)  ―  JR稲沢駅(14:02)


今回のコース地図です。
真清田神社からスタートして、部分的には鎌倉街道を歩きます。
http://www.geocities.jp/jk2unj/datagazou/60map.pdf

真清田神社

 真清田神社に着きました。
 真清田神社は一宮市の中心部に有りますが、神社の真ん前に一宮市道路元標が埋め込まれています。 真清田神社へは、七夕祭の時に来た事が有りますが、祭で沢山の人がいて、気づきませんでした。このように道路元標が神社の正面に埋め込まれているとは知りませんでした。
例会の集合時間は9時です。
その時間まではまだ、早いので 真清田神社にお参りしました。




手洗舎で手を清める二人に巫女さん。
朱の袴が輝いているように見え、カメラを向けました。
朱色には五穀豊穣等に結びつく色だと言っているのをテレビで見た事が有ります。




本殿に向かいます。




本殿でのお参りです。
こちらのご夫婦も例会に参加される方でした。
本殿の中に先ほどの二人の巫女さんの他にも巫女さんが居まして座っていました。朝の神事が始まる時だったのでしょうか。


出発式

例会に多くの人が集まってきました。
右は出発前に準備体操をしているところです。


常念寺

 真清田神社から出発して、常念寺に着きました。




境内に梅の木が有ります。
枝が下に垂れ下がっていますので、枝垂れ梅なのでしょう。
一厘だけ咲いています。




境内に入ります。
右側に立派な門が有りました。




門の前に鉢に入った蓮が有ります。




常念寺を出て、住宅街を歩きます。
前方に牛野神明社の森が見えてきました。


照手姫袖掛けの松

牛野神明社に着きました。右側は境内を掃き掃除をする親子が居まして、微笑ましい姿をカメラに収めました。




照手姫袖掛けの松です。
牛野神明社の境内に照手姫袖掛けの松が有ります。小栗判官と照手姫が鎌倉街道を通って京に向かう途中にここで休み、小袖を掛けたと伝わっています。松の寿命は100年から200年程度と思います。何代目の松でしょう。




牛野神明社の境内に有る狛犬です。
Mさんがこの狛犬は砂岩で出来ていると解説してくれました。砂岩の狛犬が奉納されているのはこの地方と徳島地方だけだそうです。
狛犬の話をしていて横から、最近、狛犬が盗られていると言う声が有りました。それは私もテレビでやっているのを見た事が有ります。備前焼の狛犬が盗まれると報じていました。一対の狛犬で、片方だけが盗られていました。




妙興寺を目指して歩きます。
参加者が大人数で列が長くなっています。




一宮市博物館の駐車場に来ました、
博物館の駐車場は広いところです。




一宮市博物館です。
駐車場にトイレが有りましたが、一時にトイレを使う人が集中しま下ので、博物館のトイレを使わせて貰いました。博物館では「くらしの中の民具」と言う企画展が開かれています。


妙興寺

博物館の北側に妙興寺が有ります。妙興寺は臨済宗の大きなお寺です。









妙興寺に来ました。説明があります。




境内の立て札を見ます。



立て札に上泉伊勢守信綱巨士修道跡と有ります。
信綱の弟子に柳生宗厳は無刀取りを完成させ信綱より印可状を受けたと有ります。このようなことから無刀取り発祥の寺となりました。






立派な門です。
この門は勅使門なのでしょうか。



額には祈祷と有り、上の額には妙興報恩禅寺と有ります。





立派な門です。
その門をくぐり、次へ向かいます。


鎌倉街道

三十八社を過ぎて、鎌倉街道を来たに歩きます。




県道513号線を東に向かいますと、東海道線の踏切です。
丁度、列車が通過しました。




東海道線の踏切です。
左はこの踏切から来たの方角で、高架となります。
右側は稲沢方面です。
上り線で、貨物の線路が分岐して行きます。


多加木緑道

踏切から東に来ました。
ここからは多加木緑道を歩きます。
道路と立体交差となっていて道路の下を通ります。



道路の下を通るのですが、両側の壁にはモザイク画が施されています。
単に、壁と言うよりもこのように壁絵が有るのは安らぎにつながります。




整備された多加木緑道を進みます。




左は前方に向かっていく様子です。
右は流水の湧出し口でそこから水が流れ出ています。



前方にブリッジが見えます。
ブリッジで道路と交差しています。
右はブリッジの上を歩いた時に、後ろを振り返りました。




緑道を歩いて来て、案内表示を眺めます。




多加木緑道の案内板です。延長が700メートルほどの道ですが、公園の中を歩いているように感じる道です。都市景観大賞を受賞していて、受賞を表す石碑が設置して有りました。




区画整理で出来た緑道のようです。
立派な道ですが維持費に多額の費用がかかるのではと思いました。



赤池地蔵

右の道路は旧国道22号線です。
歩いて来た所が赤池地蔵の有る場所で一里塚跡のような場所です。




赤池古蹟と言う石碑が設置されていますが、漢文で読めません。
赤池里とか鎌倉街道の文字が有ります。




この場所白い札に太平洋と日本海を結ぶ桜。奥美濃の桜守 佐藤良二氏植樹と有ります。
白い札が小さく誰も、この桜の木を木に留めていませんでした。一緒に歩いたカミさんもこのプレートに気が付いていませんでした。桜が植えられて、もう、30年以上経っているでしょう。写真を見ると桜の木がノコギリで切られています。誰かが故意に切ったのでしょうか。



田んぼの横の道を歩きます。
左側の高架は名神高速です。




下赤池児童公園で昼食としました。
公園の隣が金龍寺です。寺の境内で分散し、昼食を取りました。
昼食後に、今日の参加者、全員で写真を撮りました。




金龍寺の境内に咲いていたスイセンです。




前を歩く3人の女性。
一宮友歩会では、氏名と住所地のカードを希望が有れば無料で作っています。
このカードで何処から来た、なんと言う名の人か判ります。
私はカードが付けていて、各務原市・・・・・。と言われました。



左。稲沢市に入りました。稲沢市のマスコット。いなっピーと言うのですね。裸祭の裸男の姿で植木鉢を持っています。


下津(オリヅ)城址

Mさんから下津城について、説明を受けています。
電柱の向こうに石碑が有ります。



出発したときに渡された資料です。
説明を聞きながら資料に目を落とします。




下津城跡の説明資料です。




資料の地図です。鎌倉街道、青木川と自然堤防。今の現地の姿とはかけ離れています。




立派な門の家屋。その前に鎌倉街道の石碑が有ります。


豊田佐吉が滞在した野村織工場跡

豊田佐吉が滞在した野村織工場跡で説明板が設置してあり、説明文を読みます。




説明盤は設置されてから歳月が経ち、かなり痛んでいます。
読み難いですが、野村職工場でバッタン織機の試作機研究に打ち込んだと有ります。その試作機が野村家に保管されていたが、昭和23年に豊田家へ引き渡されたと有ります。


豊田佐吉記念館

2013年1月に湖西市の豊田佐吉記念館を訪ねました。生家を復元したものなのですが、茅葺の平屋家屋です。屋内には佐吉の母が機織をする像が有りました。母親が苦労して機を織る姿を見て、母の手助けをしたいという気持ちから織機の発明に結びついたのでしよう。
豊田佐吉記念館。
http://www.toyota.co.jp/jp/about_toyota/facility/sakichi/




豊田佐吉記念館へ訪れた際、別棟で織機の体験をさせて貰ったカミさんです。
手と足と、両方動かします。

想像では有りますが、豊田家へ引き渡された織機は恐らく、湖西市の記念館へ行ったものだと思います。かつて行って来た記念館と今回のウオーキングで訪ねた場所。点と点で有ったものが線として結びつきました。
あの記念館に行った時もトヨタの社員のような人が来ていました。トヨタの物づくりの原点がこのような織機の開発からだと思います。
ウオーキングで、タマタマ見た事が、かつて出かけた場所と結びつく事が面白いです。
朽ちて来ている案内板。新しく設けると同時に、豊田家に引き渡されたと有ります。その当時の事を、もう少し掘り下げてみてはどうかと思います。

圓光寺

圓光寺に着きました。
黄色い帽子を被った男性が待っていてくれました。




待っていた男性は、郷土史研究会の松田と名乗られまして、圓光寺の解説が有りました。




解説する松田さん。
圓光寺の檀家は、2軒しかないと説明されました。
それでは、何で維持しているのだろうと思いました。




圓光寺の東側。本堂です。




本堂に上がってお茶を飲んで、と言われて、本堂に上がりこみました。


JR稲沢駅

今日のウォーキングのゴール。
稲沢駅まで歩いてきました。
電気機関車が見えます。




JR稲沢駅東広場で整理体操をして、その後に解散式です。




帰路。
稲沢駅で列車を待っていましたら、貨物列車が入線してきて、停車しました。




乗務員の交代が有りました。
東海道線の駅で、名古屋駅や大垣駅で乗務員の交代を見た事が有ります。それらの人はJR東海の社員だから名古屋や大垣が乗務員交代の場所となるのでしょうか。
となると、JR貨物は稲沢機関区が乗務員の活動拠点となっているのでしょう。





貨物列車を見送る運転士。
この貨物列車は何処まで行くのと聞きましたら東京までと応えてくれました。東京まで乗務して行く訳は無いので、何処で乗務員の交代をするのだろうと思いました。




感想
この日の参加者は59名でした。このところ、30人ほどの参加者の例会が続いていましたので、多くの人が参加した例会となりました。一宮友歩会のウォークは男性の参加者が多いのも特徴です。男女比は7対3程度でした。
一宮友歩会のウォークは現地で解説が有る事も特徴です。妙興寺や下津城址で説明を受けましたが、活きた社会科の勉強が出来ます。
コース上で設定されていて、寄った場所が野村織工場跡でした。以前、出かけた湖西市の豊田佐吉記念館と結びつきました。このように点と点だったものが、関連付けて考察できたのも面白いことでした。
真清田神社から JR稲沢駅までの13キロを歩きましたが、好いウオーキングでした。

この日、一緒に歩いたMさんのホームページです。
http://www.geocities.jp/jk2unj/nisiowarip13.htm

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鈴鹿の珍しい名の山  笠 岳 (547m) ネ コ (614.1m) ハライド (908m)

2016-02-03 23:32:01 | 水曜会

先週に続いて水曜会の山行に参加しました。先週は水晶岳でしたが、今週はジオンさん企画で鈴鹿の珍しい名の山に転戦しました。
参考にしたレポがCLUB岳さんの http://2015re.club-gaku.com/2015_197.htm と KIKIさんhttp://plaza.rakuten.co.jp/kikinoyamayuki/diary/201512200000/ です。 
 
 東海自然歩道のトイレ横に車を停めて朝明川を渡り、東海自然歩道を風越峠まで歩いてから笠岳に登り、そしてネコに。その後は風越峠に戻り、南コブに向かいました。
その後、コブ尾根を縦走してハライドへ。ハライド北尾根から下山して来て、朝明渓谷の駐車場を経由して駐車したトイレ横の場所に戻ると言うコースを辿りました。
東海自然歩道で朝明川を飛び石で渡るつもりでしたが、飛び石の間隔が大きく開いている箇所があり、飛び石と言う訳には行きませんでした。止む終えず下流の堰堤上を渡河して朝明川を越えました。退路を立たれたという感じで、大きく周回して戻る結果となりました。



乱丸さんから提供を受けたGPS軌跡図です。
東海自然歩道を風越峠まで上がり、先に笠岳。そしてネコへ。
その後は風越峠まで下りて来て、コブ尾根を縦走してハライドを経由して下山しました。




歩き初めです。
これから歩くコース。東海自然歩道の案内板を見ています。




東海自然歩道で、沈下橋のようになる飛び石が並んでいる箇所を渡ろうとしました。



飛び石を渡ろうとしました。しかし、飛び石の間隔が大きく開いています。
残念ですが、渡れそうな他所を探すしか有りませんでした。
クラブ岳さんはココを通過しています。雪解けで増水しているのでしょう。



堰堤の上です。
水が流れていますが、浅そうです。



大きな石の上を滑らないように気をつけて、強行突破です。



本来の東海自然歩道を歩きます。
ココから右の階段に向かいましたが、迂回路だったので本来の道へ戻りました。
谷の道を登って行きます。
この谷。風越谷と言う谷です。



自然歩道を登ります。
前方。大きな木が谷側に倒れこみ、行く手を塞いでいます。
斜面を上側に登り、木を避けて先に向かいました。



階段が整備されていますが、ひどく痛んでいます。




雪のためなのか、指導標が倒れています。



急な階段を登ります。




谷が石を並べて整備して有ります。
自然歩道は、道の形をしているとは、言うものの、かなり痛んでいます。



風越峠まで上がってきました。



左に見える道がネコや笠岳へ向かうコースです。
左に進まず、希望荘の方向に向かって進みました。


先に笠岳の登山口が有るから直進しましたが、直進すると、高度が下がってしまいます。
途中でターンして戻ってきました。




一旦、戻りました。進む方向の確認です。
左は乱丸さん。GPSで向かう方向を確認しています。
右はジオンさん。コンパスと地図でコースの確認です。



峠から笠岳へ向かうコースを登ります。



笠岳やネコを周回できるコースに到達です。
到達した地点に目印のテープが結んで有りました。



先に笠岳に向かいます。
枝に目印のテープが結んで有ります。
コース的には、はっきりと判る道です。



楽に歩ける道ですが、木の間を通過する時にスノーシューが邪魔しました。



笠岳に着きました。
ピークに設置された指標が有りました。表は山名だけの表示です。裏側には設置した人の名が書かれています。このようなプレートなら、人の役に立つ表示だと思います。近くには粗末な山名表示が結び付けてありました。



笠岳から見えるネコの方角です。
この後に、あのネコに向かいます。



ネコに向かいます。
左は人工林で右は天然林となっています。



ネコに向かう途中、脚立が有りました。
置いて有るモノなのか、放置して捨て去られたモノなのか。
どちらにしても、不似合いな場所に脚立が有りました。



峠から登って来て、黄色いテープの印しのポイントまで戻ってきました。
ココからネコに向かいます。
黄色テープポイントの足元にザックをデポして置きました。



ネコに向かう途中。
コースに杭があり、4方にプレートが貼られています。




ネコに向かいますが、ザック無し。
身軽にして歩きます。




ネコの西峰プレートのところを通過です。




先ほど、笠岳から見えた反射板のところへ来ました。




巨岩の上です。
ジオンさんが、若草物語をしようと言いました。
あの4姉妹のスタイルです。
逆光で綺麗に写せませんでした。




岩の上から御在所岳方面が見えます。肉眼でもレーダードームを確認できました。
その左は鎌ヶ岳です。



ネコの最高点の指標です。
裏には先ほどと同じように書かれています。




反射板の辺り。
南側の日当りの良い場所にツバキが咲いています。




最高点の東に三角点が有りました。
三角点をnokoさんが撮っています。




ネコから戻り、風越峠まで下りてきました。
この峠からハライドを目指します。
その前に南コブへ。




急な登山道です。




南コブはルートから外れています。




南コブのポイント。
このポイントはヤブの中と言った感じです。
初めてで、このポイントに来るのは難しいと思いました。
余り、人が寄らないポイントです。誰かが付けたプレートが下がっていましたが、何れも字が消えています。
こうなるとゴミが下がっているという状態です。




南コブのポイントからコブ尾根ルートに戻り、ココでランチタイムとします。




ランチタイムです。
皆さんの持ち寄った食料です。




チョイスした食料と乱丸さんのうどんです。お餅はジオンさんのモノです。ぜんざいを別に作るより、うどんに入れてと、なりまして一緒に食べます。力うどんとなりました。下に大きな鶏肉が入っていました。




ランチを終えて、再び歩き始めました。
シカの足跡がず~と続いています。




高度が上がって来て、眺望の良い場所に差し掛かりました。
釈迦岳がくっきりと見えます。




高度が上り、雪が現れました。




斜面をよじ登るという感じで登ります。




今日のKオジサンの後ろ姿です。
長距離歩いて来て少しヘタリました。




雪を踏みしめて登ります。
ハライドまでもう少しです。




眺望の良いところに来ました。
四日市方面の眺望が広がります。





ハライドに着きました。
ココはルートの交錯するポイントです。




大岩に上った二人。
それにしても風が強いです。



強い風の中ですが、前方の眺望が開けます。
先週登った水晶岳方面が見えます。



下山にかかります。
風が強く、凍えます。
冷たい風が当たり、顔をさされる感覚です。




ハライド北尾根を下ります。
急な登山道です。




登山口まで下山して来ました。



下へ降りて来ましたが、この辺りでは雪が残っています。




朝明渓谷の駐車場まで来ました。
先週は一面に雪が有りましたが、消滅しています。




自然歩道のトイレの場所。
駐車したところに向かって歩きます。最後の歩きです。
右側に目を向けると、先ほど歩いて来たコブ尾根コースの方向が見えます。
あの山々を歩いて来たのだという気がします。



下山して来て、朝明渓谷駐車場に有った鈴鹿の山の地図です。
その地図をトリミングしました。

登山家の中では「ネコ」と呼ばれて居ますが、正しくは「猫山」と言う名のようです。地図の等高線で凹凸が読めます。西峰、最高峰。そして三角点と連なっています。西峰が610m。最高峰が620mで三角点が614.1mです。


感想
一日歩いて、誰にも出会わないマニアックなコースを歩きました。このようなコースを辿れるのも、鈴鹿の魅力でしょう。笠岳やネコへの道には、何箇所もテープが結ばれていましたが、山の形状を頭に入れて歩けば、テープに頼らずに歩ける明瞭な道が付いていました。面白いコースでした。今の時期。木の葉が落葉して眺望の有る箇所が有りましたが、葉が繫りだすと、遮断されてトンネルの中を歩いているような感じになるかも知れません。
後半の南コブからハライドに向かうルートは、登っては下るの繰り返しでして、漸くハライドの山頂に到達しました。そのアップダウンを歩くのがキツく感じました。
ハライドはとても風が強く、私でも飛ばされそうな強さでした(笑)。体感温度は何度なのだろうと思う位、凍える冷たさでした。そのような状況の中でも、先週出撃した根の平峠や水晶岳方面が望めました。前に上った山を違う角度から眺めることが出来ました。
ハライドへは06.05.22に登った事が有りました。その時、ハルリンドウが咲いていた印象が有りますが、山の印象は残っていません。丸で初めて登る山のように感じました。もう、アレから10年が経とうとしています。

コメント (4)
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