Kオジサンの新・山歩きの記

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南信州の山  戸 倉 山 (伊奈富士)(1,680.7m)

2014-09-27 22:24:25 | アウトドア

南信州の山で、気になる山が有りましたので、友人のAさんとWさんに誘いをかけて行ってきました。ネットで、トレッキングMAPを見ることが出来ましたので、気に掛かっていました。

登山口(8:44) ― 馬止めの松(9:18) ― 上の森コース合流点(9:34) ― 展望ベンチ(9:49)  

 ― 沢コース合流点(9:52)  ― 金明水(10:01~10:06) ― 戸倉山西峰(10:23~10:25)  

 ― 戸倉山山頂(東峰)(10:30~11:13) ― 戸倉山西峰(11:18~11:40)  ―

  金明水(11:50) ― 展望ベンチ(12:00) ― 馬止めの松(12:29)   ― 登山口(12:50) 

 戸倉山は別名、伊奈富士と呼ばれている山です。登ってみましたら登山道は木陰に覆われているので夏の時期でも登れます。地元の人と話しましたが、冬に40センチほど雪が積もることが在るそうですが、暫くすると消えるそうです。
春にミツバツツジが咲く場所が有りました。MAPにはチゴユリやマイヅルソウが咲くと有ります。ショウジョウバカマの株が残っていました。白樺やブナを見かけましたので、秋の紅葉の時期にも好適だと思います。西峰からは中央アルプス。東峰からは南アルプスが望めました。
山頂から初冠雪した山々や春には残雪の山々の景色が楽しめることでしょう。1年を通じて眺望が楽しめます。
今回はキャンプ場から登りましたが、キャンプ場が1,000メートルほどの標高で山頂は1,681メートルですから、600メートルほどを登ります。登山道は整備されていて、登り易い山でした。登山道はキャンプ場コースの他に沢コース、上の森コースがあります。また、反対の東側からは長谷村コースがあります。
標高差600メートルほどを1時間半程で登れました。


戸倉山トレッキングマップです。
http://inashi-kankoukyoukai.jp/cms2/wp-content/uploads/2013/07/inafuji.pdf#search='%E6%88%B8%E5%80%89%E5%B1%B1'
 


登山口。
ここから登りますが、獣除けのためか、ワイヤーが渡してあり、通電しているようでした。



1合目を過ぎて、いきなりガサガサと何か小動物が左手上から降りて来たのです。
登山道をササッと横切りました。
「リス」でした。


「リス」は横切って、右側の草の繁みに入りました。
繁みに入っても、特徴的な尻尾が見えます。
ここに巣が有って、子供が居たのかも知れません。
でも、こんな繁み。ヘビに狙われないかと心配です。



9:22
先頭を行くKオジサン。
とても、登り易い登山道です。



秋の木漏れ日が差します。
ここの周りは照葉樹の林です。
紅葉の時期なら、全山が赤く染まることでしょう。



展望ベンチです。
木々の間から駒ヶ根の町が見えます。
ご夫婦と言葉を交わしましたが、地元の方たちでした。今は木々の間から街を見下ろせますが、何年かすると木が伸びて遮られると思います。



登山道がしっかりと整備されていて、合流点には標識が設置してあります。
左は上の森合流点。右は沢コースの合流点です。



9:57
7合目を通過します。
合目の標識ですが、最初に1合目の標識がありました。しばらく登っていても次の標識が現れません。やっと出てきたのが5合目標識でした。その後は6、7、8、と続いていったのですが、途中、途切れていました。



東屋のある場所まで来ました。
その先に水場で金明水が有りました。
男性がチョロチョロと流れる水を汲んでいました。男性は地元の人でしたが、ペットボトルに入っていた水を捨てて、代わりに金明水の水を詰めて下山していきました。
飲んでみましたが、美味しい水でした。ここの水は11月頃まで枯れないと話していました。



金明水の標示とチョロチョロと流れる水。



10:18
8合目を過ぎると勾配がキツくなりました。
もうすぐ、西峰に到達します。



西峰に到着しました。
展望ベンチで言葉を交わしたご夫婦も上がってきました。
前方に伊那谷が広がりますが、中央アルプスの山頂あたりは雲が覆っていました。



伊那谷。
むかし、社会科で習った河岸段丘の地形その物の形をしています。



東峰に向かいます
鞍部には、避難小屋が設置してあります。



5分ほどで東峰。戸倉山山頂に着きます。



山頂からは東側の眺望が開けていて、南アルプスが望めます。
仙丈ケ岳に雲が掛かっています。



ズームを引くと、広い視野となり、甲斐駒ケ岳や鋸岳も確認できます。



西峰に戻りました。
こちらの男性は長谷村の登山口から登って来ました。
この男性もネットからプリントした地図を持っていました。



山の者同士。
初対面でも、垣根はありません。
南アルプスの山々が表示してあります。
男性から、大きく見える山が塩見だと教えて貰いました。



こちらは中央アルプス方面です。
相変わらず、山頂あたりは雲に包まれています。
11:40
下山を開始しました。



下山していて、下から15名ほどの団体が登って来ました。
どちらからと、声を掛けましたら東京からと応えてくれ、高速が事故で渋滞していて、1時間半遅くなったと話しました。



12:48
登山口まで下山して来ました。



先ほどの団体のマイクロバスが停まっています。
私たちが到着した時は、名古屋ナンバーと多摩ナンバーが停まっていました。そして、地元の松本ナンバーの軽四が到着し、すぐに登っていきました。マイクロバスは多摩ナンバー。オートバイは川崎ナンバーでした。
戸倉山は地元の人達が登るが、遠方からの登山者も登ると言った山です。それだけ、好い山だと思われています。

東京野歩路会
下山して来ると、男性が話しかけてきました。それも、下山してきて靴を履き替える間も無くです。下山途中にすれ違った東京からの団体の仲間の人でした。男性はマイクロバスで一緒に来たのだけれども、体調が優れなかったので登るのを断念したのだそうです。何でもボウコウ癌を患い手術をしたのだと話しました。
低山は登っているが高い山は・・・・・と言っていました。その場に居たAさんは「勇気在る決断だ」と言っていました。

男性は持っていた参加者名簿を見せてくれました。何れも関東圏の人たちで、千葉県、神奈川県、埼玉県、それに東京都でした。朝、7時に新宿を出発して来たのだそうです。関東一円から新宿に集まったのですが、早い人は3時に起きた人が有ったと話しました。段々、会員が減ってきたのだそうです。
それでも、このようにバスを仕立てて南信まで連れて来てもらえることは有り難い事です。石綿さんと言う人が、以前にこの山へ来た事が有り、連れて来てくれたのだそうです。



男性にカメラのモニターの画像を見せてあげました。
男性は、せっかく、山に登りに来て、登るのを断念しました。
麓のキャンプ場でみんなの帰りを待っていましたが、待っている間はする事が無い。下山して来た私達を見つけ、すぐに声を掛けてきました。
ここまで来て、断念したのだから山頂からの景色が見れないのは気の毒だと思い、モニターを表示して見せました。


気になっていた山へAさんとWさんと一緒に登ることが出来ました。
一緒に登ってもらえることは、心強いし、有り難い事です。
戸倉山は1時間半ほどで登れ、道も整備してある好い山でした。
新緑の時期で遠くの山が冠雪している時期や、紅葉の時期に冠雪した山を眺めるのも良いでは無いかと思います。
この山がお気に入りとなりました。

帰路、高速を走っていて、カーラジオを付けていました。ひっきりなしに、御嶽山の噴火を報じていました。帰ってからテレビを見ましたら惨状を映し出しています。下山時間をもう少し遅くしたら、山頂から御嶽の噴煙が見えたかも知れません。

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南飛騨の山   下呂御前山(空谷山) (1,412m) 

2014-09-16 23:52:27 | 各務原歩こう会

「各務原歩こう会」の9月例会で下呂市の下呂御前山へ行ってきました。地図には空谷山の名で書かれていますが、空谷山の名よりも下呂御前山の方が判り易い山となっています。

出発点は広域基幹林道で登ってきたところであり、大洞登山口から登るよりは、若干、楽が出来ました。
今回のリーダーはSさんでした。登り始めからゆっくりとした速さで登ってくれて、ゆったりと登ることができ、全くキツク有りませんでした。登山道は地元の人達が下草刈りをしたのか、幅広い後に道になっていますし、頭上を樹木が覆っていて日陰があり、暑い時期でも登れる山でした。
登山口から山頂へ行って戻るだけなら必要ないのですが、バスを降りる場所と乗る場所が違ったので、ドライバーに携帯電話の番号を確認していました。観音峠へ下山してきましたが、バスは観音峠へ迎えには来てくれませんでした。結果的には長いアスファルトの林道を1時間以上かけて下ってきました。
Sさんの話しに寄ると、バス会社からドライバーに渡された地図の道路に×が打つてあって、その場所までは行くなと指示が出ていたのだそうです。こんな状況で事故が起こったりした場合、問題となります。社の指示で迎えに来てくれなかったので仕方がありません。でも、アスファルト舗装のしっかりした道で通行に、何の支障も無い道でした。
バス会社の人が道路状況を知らなかったのかも知れません。

 登山口(9:15) ― 5合目(9:31) ― 6合目(9:49)  ― 林道出合(10:03~10:06)

 ― 8合目(10:36~10:40) ― 9合目(10:55) ― 山頂(11:19~12:00)  ― 

高岩大権現神社(12:09~12:11) ― 8合目(12:30~12:36) ― 観音峠(13:20~13:32)

 ― 駐車地(14:50)



今回のコース地図です。
広域基幹林道から上り始めました。
登山口は6合目となっていますが、4合目と5合目の間の位置です。


バスは、この湯ヶ峰ハイキングコースの標識から広域基幹林道を走りました。



バスを広域基幹林道に停め、登る仕度をしました。



登山口に咲いていたツリフネソウ。
今が、丁度、花の時期でして沢山咲いていました。



基幹林道の登山口から登り始めましたが、両側はスギやヒノキの林です。
上り始めですが、登る早さがゆっくりで楽に登れました。
それに、登り易い登山道でした。


林道出合いまで来ました。
ここで小休止です。
こちらの林道は舗装がして有りませんでした。



休憩を取った後、林道を横切り再び登り始めます。



8合目を過ぎて緩やかに上り坂を登ります。



山頂近くとなり、勾配が急になりました。



もう、山頂に到達です。



山頂に着きました。
御嶽山が見えます。



山頂に有った下呂御前山の標柱。
前、来た時は真っ直ぐ立っていた、と思いますが、何か傾いているように感じます。



ドーンと正面に見えた御嶽山。
下呂御前に登って御嶽が見えるか見えないかで、気分的に大違いです。



山頂から見下ろす下呂の街。
飛騨川が流れ、街の様子が良く判ります。
今、この温泉町と高速道路を結ぶ新しい道路が工事中です。
かつてのように活気を呈した街になって欲しいものです。



山ガール現る。
私たちが昼食を取っていましたら、若い単独の女性が登ってきました。
私は話をしませんでしたので、判りませんが、何でも各地の高い山に登っているようでした。
それも日帰り登山だそうです。
最近、事故が多発している事もあり、彼女と話をしていた男性は事故の無いようにと釘を刺す事を忘れなかった。



高岩大権現神社です。
岩の上に小さなお社が有ります。



下山していきます。
登山道の笹が刈り払われ歩き易い道になっています。



観音峠へ降りてきました。
足元は草が生えていますが、丈が伸びた芝生のような感じがしました。
観音峠から下呂御前に登ることもでき、標柱が設けてあります。
その標柱に向かってカメラを向けていました。



観音峠へ下ってきて沢山のアケボノソウを見かけました。
今が見頃です。



観音峠には石碑があり東屋も設置して有りまして、休憩する場所には絶好です。
東屋からの眺望ですが、遠くの山々が幾重にも重なって見えます。
方位の説明板が有り、この方角だと岐阜の金華山が見えるはずでしたが、確認できませんでした。



左は名が判らない蝶です。右はアサギマダラです。
アサギマダラはジッと停まっていてくれませんのでキッ治するのに一苦労でした。



観音峠から林道を歩き始めます。



林道を下山していきます。
車同士のすれ違いとなると、幅が狭いですが、マイクロバスで走行するのには、何の問題の無い道路でした。



フシクロセンノウ。
同じ花でも日陰と陽の当る場所では違って見えます。


1時間以上に渡ってアスファルトの林道を歩いてきて、やっとバスが見える場所まで来ました。




御前の名の通り、御嶽山の前の山ですが、下呂御前に登って御嶽山の姿が望めるのと望めないのでは大違いです。無雪の御嶽山が正面に望めて良かったです。
登山口ではツリフネソウ。観音峠ではアケボノソウが咲いていました。9月ですのでリンドウが咲いていても良さそうなのですが、途中の登山道では、全く見かけませんでした。
今回のリーダーはSさんが努めてくれました。月例会毎にリーダーが変わるという事は、リーダーの立場を経験するということであり、好い事ではないかと思いました。
下呂御前山は登りやすくて、好い山でした。リーダー役のSさん。お疲れ様でした。有難うとうございました。



今回歩いたのは下呂-萩原林道とか下呂-小坂林道とか、飛騨の山々の中を縫うように走る林道です。
左下のロードサインは舞台峠で加子母へ続く道です。このロードサインの下にトラ柵が設置してありました。想像ですが、この先の道が良くなくて、バス会社がストップを掛けたのかも知れません。
それにしても、私たちが歩いて来た道は何の支障も無い道でした。

コメント (4)
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久しぶりの山登り  伊 吹 山 (1,377.31m)

2014-09-03 22:33:44 | 水曜会

8月に北横岳に登って以来で、ほぼ1ヶ月ぶりの山登りです。暫く山から遠ざかっていたという事もあり、体がナマっていて、登るのはキッかったです。

 登山口(8:09) ― 1合目(8:35)  ― 3合目(9:36~9:44)  ― 5合目(10:03~10:06)

 ― 8合目(10:55~11:07) ― ヤマトタケル前(11:38~11:43)  ― 三角点(11:47) ―

 山小屋の横(12:01~12:30) ― 8合目(12:59~13:01) ― 5合目(13:47)  ― 

2合目(14:42~14:53)  ― 登山口(15:30) 

以前に伊吹山に登ったのは09年08月でしたので5年ぶりと言うことになります。久しぶりに登りましたので新鮮なイメージがしました。
伊吹山に登るのに、登山口から2合目までと7合目から9合目にかけてが、特にキツイ部分です。
休憩時間を含めて、上りが4時間を切る程度で、下りは約3時間かかりました。これが今の私の体力であり、技量です。



駐車場にクルマを預け登山口に向かいます。




ここが登山口です。
しばらくは、林の中の九十九折れの道を歩きます。




1合目へやってきました。
前方はスキー場のゲレンデだった所です。
今は、スキー場として稼動していなく、パラグライダーの滑空場となっています。




2合目辺りへ来て、振り返ります。
眼下には、直線になった新幹線が確認できます。




3合目辺りまで上って来ました。
山頂部は厚く雲が垂れ込めています。




伊吹山は花の山で、沢山の花を見かけました。
ワレモコウとフウロ。
ワレモコウのは名を知りませんでしたが、霧ケ峰に行った時、教えて貰いました。




花を愛でながら登ります。
つい、花に目が行き、足が止まります。



7合目辺りから山頂の方角を見上げます。
一瞬。風が吹き、ガスが吹き払われたように見えました。




9合目を過ぎると勾配が緩くなります。
ガスの中にはサラシナショウマがポツポツと立っています。




トリカブトが群生していました。




山頂のお寺の建物がガスの中でぼんやりと見えます。




山頂の山小屋。
23種類ものソフトクリームを売っています。
ガスの中で風も有り、体感温度は15度くらいです。
こんな寒さなので、「ソフトクリーム」は、チョットと言う感じです。




伊吹山のシンボル。
ヤマトタケルの像まで来ました。




ガスで前方の見通しが利きません。
山頂の三角点に向かいます。




山頂の三角点まで来ました。




風が有り、風を避けて山小屋の横で昼食としました。
うどんを戴きました。鶏肉の入った親子うどんです。

ツユの中に鶏肉を入れ、ネギとアゲを入れます。
うどんの玉を入れ、ころあいを見計らって溶き玉子を流し込みます。
右下は出来上がった親子うどんを容器に入れているところです。

気温が低く、体が冷えている所で温かいうどん。
とても、美味しかったです。




下山を始めました。
9合目、辺りはガスって居ましたが、高度が下がってくると視界が利くようになりました。
琵琶湖の湖岸線が判ります。




遠くに竹生島が見えます。




8合目で膝にテーピングした男性を見かけました。
下から上って来る時にこのテーピングの人とすれ違いました。テーピングに見覚えが有ったのです。
声を掛けましたら、この日3回目で、山頂に行くと話していました。

この後、山頂方向に向かい、ターンしてきたのです。
恐らく、山頂までは行かなかったのでしょう。
私たちを追い抜き、駆け下りていきました。
8月30日に「かっとび 伊吹」と言うイベントが開かれました。
彼に聞きましたら、そのイベントには参加していなかったそうです。




7合目辺り。下山して行く方向の視界が広がります。




5合目まで降りて来ました。
振り返ると山頂方向は厚い雲に覆われています。




アケビが実っていましたが、まだ、青い状態です。



2合目を過ぎ、ゲレンデの横を下ります。




登山口まで降りて来ました。



久し振りの山でした。
登った伊吹山は5年ぶりです。
私の登山記録を開いてみましたら、この時はJRで行き、近江長岡からコミニティバスで上野の登山口に行き、そこから登ったのでした。
あの時から5年も経ったのだと言う気がします。

今回は水曜会でのお誘いでしたが、8月は天候に恵まれなかったので、ミンナは遠くの山に出かけ3人だけの山行となりました。乱丸&ノコさん。それに私と3人だけの山登りではありましたが、少人数でしてタップリとお話ができました。
唄で「青春時代は~・・・・・後からホノボノ想うもの~」と有ります。
山も同様ですね。山に登ってきて、後からホノボノ想うもの~。だと思います。
花たちとの出合い。
登る途中に見えた琵琶湖。
1300メートル余りの山に登れたのだという充実した気分。
久し振りの山登りで自分の体力が如何程か知ることも出来ました。

楽しい山登りでした。



コメント (7)
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