Kオジサンの新・山歩きの記

山歩き&ウオーキングのサイト

山が好き 花が好き 自然が好き!!

高島トレイル  三重嶽(さんじょうがたけ)から武奈ケ嶽そして水坂峠へ 11月10日

2010-11-12 22:30:38 | 水曜会

滋賀県北部の三重嶽と武奈ヶ嶽に登って来ました。
今回は岐阜、愛知、滋賀、福井から集まった人たちで11人でした。最終地点の水坂峠に車をデポし、三重嶽登山口から登り始めました。




高島トレイルの三重嶽と武奈ヶ嶽のポスト。

三重嶽と書いてさんじょうがたけと読みます。また、もう1山は武奈ヶ嶽は比良山系と区別するため湖北武奈ヶ嶽と呼ぶのか、方向指示の標識に手書きで湖北と加筆してありました。
11名の人数での山登りでした。個人的に来ても行った道を引き返すしか方法が無い山ですが、大人数で最終地点にデポしておくことによって、周回が可能となります。馬蹄形のコースを7時間余りの山行で、2つの山を一度に済ませた感じがします。


しっかり道案内が出来る人に連れられての山行で、行ってくる事が出来ました。生憎の天候でしたが、最後のトリカブト、季節外れのイワカガミを観ることができ、秋の終りの山を楽しむことが出来ました。

7時間余りに及ぶロングコースで、時々雨がパラつく天候でしたが、左手に輝く琵琶湖の湖面。右手の遠方には若狭湾を眺める事が出来、景色の良いコースでした。三重嶽登山口から登り始めましたが、登山口付近は行きが紅葉の真っ盛り。高度を上げるに従って、樹木は落葉して冬の様子でした。



三重嶽山頂登山道を下る。山頂付近は既に冬の装いでした。


乱丸さんから提供を受けたGPS図。



三重嶽登山口(8:00) ― 三重嶽山頂(10:30)~(10:35) ― 池(11:05) ― 水谷分岐(11:25) 
 ― P674地点(11:48) ― 武奈ヶ嶽(12:47)~(13:36) ― 展望好適地(14:05) 
  ― 水坂峠(15:50) 


秋の山の恵み
三重嶽に向かって登る途中に何本かの枯れた樹木を目にしました。
その木にはナメコが生えていました。始めに見た木になっていたナメコは幹の下の方が既に採られていて、手の届かない高い所の部分だけが残っていました。山道を進むにつれて大量のナメコを幹に着けている木がありました。高さは手の届くところにあり、易く手に取れました。少ない人数で行って、ナメコを目にしてもナメコと気が付かなかったのでは、と思います。これも多人数である強みです。

ナメコは店頭で、年中買うことが出来ますが、秋に野生のナメコを口に出来るのは自然の恩恵です。
帰宅して汁に入れて食しましたが、店で売っている物より大きく、これが本当のナメコの味だと思いました。自然の味を感謝して美味しく戴きました。



幹の周りにビッシリと生えた大量のナメコ。難なく収穫することが出来ました。


動物調査員との出会い
黄色い動物調査の腕章を着けた男性に出会いました。滋賀県から依頼を受けて調査をしていると話していました。
草を刈ったように丈が低くなっていた場所が有りました。そのような場所の状態やフンの数を調べ、何頭ぐらい生息しているか予測を立て、何頭までなら捕獲して良いか、調査をするとの事でした。こう言った調査が環境の保全に役立っています。



調査員の黄色い腕章。




散乱した鹿のフン。



アクシデント
三重嶽山頂を過ぎて、下り坂で左足をくじいてしまいました。痛みは少なかったですが、用心のため、エアーサロンパスを足に散布しました。その時点では、大したことは無かったのですが、この後、長時間歩き難儀しました。


今回、山行中に捻挫をすると言うアクシデントに遭遇しました。捻挫自体はひどくなかったのですが、左足を庇い、その影響が右足に出ました。コースの終り。水坂峠に降りて行く時、足が上がらなくなってきていましたが、何とか終着点へ辿り付く事が出来ました。登山道を下っていた時、脳裏をかすめたのは滑落の事でした。
このように足が思うように上がらなくなると、転落に繋がると思いました。慎重に慎重に足を進めました。
今から思うと、気温が低下して筋肉が硬直していたのかも知れません。自分の登山技術の程度を知りました。足を痛め、ザックを持って貰ったりしました。色々と気を配って戴いた仲間の皆さんに感謝します。




コースから見た湖南方面。頭上は雲が低かったが、南の方の湖面が光っていました。


コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「秋の気配 ぐるっと琵琶湖一周ウオーク⑩」 2010年11月2日(土) 晴

2010-11-02 22:24:22 | ぐるっと琵琶湖一周ウオーク

今回も前回同様「近江湖(うみ)の辺(べ)の道」を辿ると言う山の中を歩くコースが有りました。この、ぐるっと琵琶湖一周のコースの中で、山を歩くは、最後のコースとなります。つづら尾崎展望台から大浦園地までの琵琶湖畔を歩きました。途中、菅浦集落を通り抜けて、10.5kmの距離を歩きました。
今回の参加者は全部で37名で男性が17名女性が20名でした。
今回のコースで菅浦からつづらお荘にかけては、前回と重複しますが、葛籠尾崎の先端を訪ねるコースとなっていましたので、重複しました。

第10回で歩いた行程
つづら尾崎展望台(10:35~10:45) ― 竹生島展望所(11:13~11:17) ― 東の四足門 ― 
菅浦(12:26~13:00)  ― 国民宿舎つづらお荘前・かぐや餅(13:05~13:14) ―  
奥出浜園地(14:18)
 ― 赤崎丸子船駐車場(14:40~14:43)  ― 大浦園地(14:48)

第10回のコース地図です。

この琵琶湖一周ウォークですが、トラベル日本の名古屋支店が主催しています。




ぐるり琵琶湖一周ウォークのバスのステッカーです。
名古屋から出発して、スタート地点で降ろして貰い、ゴールで拾って貰います。
こう言う事が出来るのも、バスだからです。



(10:39)
つづら尾崎展望台の駐車場で出発前のストレッチ体操です。



ここ、つづら尾崎展望台からの東の眺望です。静かな奥琵琶湖が望めます。
こんもりした山は山本山です。
その下が第8回で歩いたコースです。
つづら尾崎展望台
つづら尾崎展望台にバスが到着し、これからのウオーキングに備え、ストレッチ体操をしました。展望台と言うだけあって、眺望が良い場所です。この場所は湖面を隔てて対岸に山本山や遠くには伊吹山が見えました。



つづら尾崎展望台から出発。
歩きだしました。




(10:49)
つづら尾崎展望台。
リーダーによる、これから歩くコースの説明です。



半島の先端に向かいます。




(11:14)
ここが半島の先端。
竹生島展望所です。




竹生島展望所から間近に見えた竹生島です。
竹生島展望所
歩き始めると、近江湖(うみ)の辺(べ)の道と言うだけあって道は、はっきりしていますが、整備されてから歳月が経ち、倒木が有ったり、石がゴロゴロしていたりで歩き難い道です。所々にイノシシがエサを求めて掘り返した痕跡が見られました。
程なくして、竹生島展望所に着きました。曇り空で有りましたが、間近に竹生島を見下ろせました。



竹生島展望所で見かけたコウヤボウキ。




(11:56)
展望所から階段を下りていきます。



(11:57)
山の斜面を下ってきて、琵琶湖畔へ下りてきました。
菅浦へ
次は菅浦を目指して歩きます。坂道を下りましたが、路面に石が有り荒れた道でした。坂道を下りますと、そこは菅浦集落です。かつては四足門が東西南北の四ヶ所にあったそうですが、今は西と東にだけ、残っています。
リーダーの説明によると、この門の内側には村の掟が有り、その掟で生活していたとの事です。
この集落の人々は平家の落人のようです。それで他所の人を受け入れるのに抵抗が有ったのかも知れません。



樹木の間から見える国民宿舎つづらお荘です。




(12:05)
琵琶湖畔を歩きます。
左に、これから向かう菅浦集落が見えます。



菅浦の東端へ来ました。




(12:09)
菅浦集落の東の入口です。
入口には四足門が設けて有ります。
かつては、集落へ入るのに、この門をくぐっていました。



菅浦集落に入って来ました。




(12:26)
弁当業者が待っています。




今日のお弁当です。
井筒屋の弁当。
井筒屋は米原の駅弁屋です。
ここまで運んでくれたのでした。





菅浦の湖岸で昼食です。
弁当を受け取り、思い思いの場所でお昼とします。

ひっそりとした菅浦集落。
穏やかな波が打ち寄せ、静かな中に波の音だけが聞こえます。そんな雰囲気満点の場所で弁当を食べました。菅浦集落にイチョウの大木が有りましたが、黄葉を始めて秋の気配を見せていました。



菅浦から湖南方面を望みました。
穏やかな湖面です。



道端で見かけたホトトギスです。



(13:03)
湖岸を歩きます。






(13:06)
かぐや餅

湖畔で弁当を食べ、つづらお荘に向かいました。つづらお荘の前でお爺さんとお婆さんが餅屋を営んで草餅を売っていました。「かぐや餅」と言う名で店の営業は土曜と日曜日だけなのですが、今日は特別にウオークのために営業していました。ウオーキングリーダーが連絡しておいてくれたのです。皆が買い求めました。味は、素朴な手作りの感じで、美味しい草餅でした。




かぐや餅の店。
お爺さんとお婆さん。
二人で店を切り盛りしていました。

ウオーキングツアーの参加者。
多くの人が餅を買いました。




かぐや餅。
土産に買いました。
素朴な草もちの味で旨かった。




(13:19)
湖岸を歩きます。
右にガードレールが見えます。そこは車道です。
危険を避けるため、歩道がついている箇所では歩道を歩きます。



左手に竹生島が見えます。
竹生島は見る角度によって島の形が変わります。
ここからの竹生島はひょっこりひょうたん島のように見えます。




(13:25)
列で歩きます。





紅葉したサクラ並木を眺めながら歩きます。
この後は、湖岸の車道を列を作って歩きました。サクラが並木と成っていましたが、春の時期なら凄い景色だろうと想像させました。

春の時期に来て、見てみたいものだと思います。
左側には穏やかに大浦の入江が広がっていました。



静かな湖面。
ブラックバスを釣っています。



(14:38)
列で歩きます。
秋の日。
日差しが傾いて来ました。


(14:44)
赤崎丸小舟パーキングに着きました。
かつて琵琶湖を往来した丸子舟。
その舟を模した舟が設けて有ります。



(14:58)
大浦園地に到着しました。
歩き終えて整理体操で筋肉をほぐします。




今日、歩いた歩数です。


最後に
大浦園地に到着してから、今回で16回の完走を終えた方が二人いて、白いテープを張り、皆で拍手で迎えました。今回、山を下るコースで、その後は湖畔を歩くロングコースでしたが、37名全員が大浦園地まで歩きました。
今回は第10回でしたが、8回9回10回11回は湖北を歩きます。湖北は山が有り、その山肌が直接湖に面していて、湖南や湖東とは違った表情を見せてくれます。コース的にも、山を踏破するコースがあり、歩くのに困難が伴います。しかし、眺望の良い場所からは竹生島を見降ろすとか、対岸の山本山が臨めたりします。


これまで歩いてきた湖南や湖東を眺めると、気持的には、あそこを歩いてきたのだなと気持ちがしました。


今回の経費
つづら尾崎展望台~大浦園地 6,900円



「冬景色  ぐるっと琵琶湖一周ウオーク⑪」 2010年12月8日(水) 晴   へ

 

 

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする