各務原市の北部に200メートルから300メートルほどの山々が連なっています。
関市の人は関市の南ですから関南(カンナン)アルプスと呼び、各務原市の人は各務原(カカミガハラ)アルプスと呼んでいます。
各務原歩こう会で、1月例会として、2つの山に行ってきました。
各務原市は市制施行50周年を平成25年に迎えます。その関連事業して、5月11日に各務原アルプスを市民ハイキングする計画を持っています。
そのようなことから、今回の山行に各務原市観光文化課の若い西村君と八木さんも下見で同行しました。
金比羅山は各務原市で一番高い山です。明王山は各務原市、関市と坂祝町が接する接点となる場所の山です。
眺望が良く、360度の視界が開け、晴れた時には名古屋の高層ビル群が見え、北側には御嶽山が望めます。
各務野自然遺産の森駐車場(9:05) ― 健脚の道駐車場(9:27)~(9:29) ―
金比羅山(10:06)~(10:12) ― 明王山(10:23)~(10:30) ― のべぶり岩(10:48)
― ゲート(11:15) ― 東屋(11:17) ― 自然遺産の森駐車場(11:33)
自然遺産の森の中を東海自然歩道が通っています。その道から歩き始め、健脚の道を進み高度を上げていきます。
健脚の道は関市と各務原市の境界の道です。北側は関市、南側は各務原市となっています。進むに連れて勾配がキツくなってきました。程なくすると金比羅山に着きました。山頂には金比羅神社が祀られています。小さな祠があり、地元の人達が維持しています。
明王山に向かい、山頂で小休止です。
ここからは素晴らしい眺望です。名古屋の高層ビル群が見え、空気の透明度が高ければ伊勢湾が見えます。
帰路は明王山からの急な階段を降り、のべぶり岩、東屋を経由して戻りました。
今回、周回したコース地図です。
各務野自然遺産の森が集合場所でした。
皆さん集まるのが早く、既に沢山の人が来ていました。
今年、最初の例会です。
中村会長の挨拶の後、本日の飛び入り参加のお二人の紹介がありました。
中高年グループの中での、若いお二人。
平均年齢を下げている。そんな気がしました。
歩き始める前に準備体操をして体をほぐします。
スタート開始です。
健脚の道に向かいます。
まずは階段登りから始まります。
健脚の道を進みます。
このコースは各務原市と関市の境界線となっている道です。
進むに連れて段々、勾配がキツくなりました。
金比羅山に到着です。
山頂に古い石柱が残っています。
ここで、少し休憩しました。
祠が有り、地元の人たちがお祀りしています。
この後、向かう明王山です。
金比羅山の東側は眺望が利き、眼下に木曽川が見下ろせます。
蛇行する木曽川。
中濃大橋。太田橋。今渡ダムが見え、更にその先に東海環状自動車道の橋も見えます。
中央左に雲が掛かった山が恵那市の笠置山が見えます。いつもなら、正面に恵那山が望めるのですが、今日は見えませんでした。
明王山へ進む道。
南側の視界が広がり、みんなが景色に見とれます。
明王山の西側のタワーへ来ました。
明王山頂に到着です。
右の男性はふどうの森の方でこの辺りを整備してくれています。
名古屋方面の眺望。
中央右の小高い山が伊木山です。
釈迦が寝ているような姿をしていまして、寝姿山と呼びたいです。
ズームで。
手前で横の線が木曽川です。小高い山にあるのが、犬山城です。
中央の小高い山に小牧城があります。横の線は県営名古屋空港で、横の白い線は名古屋高速です。
明王山山頂のプレート。
ふどうの森の男性によると、上のは各務原市が設置して下のは関市が設置したと話していました。
明王山は各務原市関市坂祝町の接点になっている場所です。
互いの市が自分の市の視界を説明する説明板を取り付けたということでしょう。
明王山から急な道を下ります。
のべぶり岩の場所まで来ました。
のべぶり岩の説明です。
先程の明王山から小牧山が確認できました。
山の上で振る旗が見えるとは、昔の人はとても良い眼をしていたのでしょう。
これから戻って行く各務野自然遺産の森です。
イチョウが並木になっている坂道を下りていきます。
自然遺産の森に戻って来きました。
自然遺産の森に到着です。
別動隊が豚汁の準備をしてくれていました。
鍋に一杯の豚汁です。
一杯、よそっていただきました。
後藤さん手作りの「もりこみ」。
もち米の粉と砂糖を混ぜ、木の型で形を整えた物です。
私の子供の頃はこの菓子のことを「もりこみ」呼んでいました。
今は、落雁と言うのが一般的のようです。
落雁も「もりこみ」同じ材料ですが、落雁の中にアンコは入っていません。
「もりこみ」は慶弔の時に用いました。
慶事の時のものは鯛の形をしていました。
弔い事の時の物はハスの花や葉の形をしていて色が付いていました。
慶事の鯛は廃れ「もりこみ」は作らなくなりましたが、代わりに鯛の形をしたポリエチレン製のものに白砂糖が入っていました。
今の時代は甘い物が溢れていて、このような物は余り目にしなくなりましたが、甘い物の乏しい時代の者にとっては、懐かしい味です。
「もりこみ」と言う言葉が廃れないことと、この味が無くならないようにと願っています。
今回、歩いたコースには各所に指示標識が整備されています。
道に迷うことも有りませんし、快適に低山を歩く事が出来ます。
最後に
今年、最初の例会でした。
山を歩いた後、場所を移して東屋での昼食でした。
歩いて来て、冷えた体で暖かい豚汁はとても美味しく、皆さん何杯もお代わりしていました。
お昼を食べ終わる時間になって雪がチラ付き始めました。
食事の時は降らなかったので、良しとしなければなりません。