日暮らし通信


その日暮らしの生活でも、感謝しています

日頃、見た事・聞いた事・感じた事・そして言いたい事などを発信します

二台のミニチュア

2015年02月08日 14時02分28秒 | 日暮らし通信

今日は寒い

14時過ぎ、庭の寒暖計は1度、正午過ぎからは雨となっていた

午前中、私はサイドボードのガラス戸を開けて探し物をした

そこで思いがけない物を見つけたが
それが写真の二階建バスのミニチュアだった

転居の際に処分したはずだが? と(いぶか)ったが
どうもサイドボードの奥に置いてあったので難を免れたのだろう?

そのミニチュアを取り出して見ていると、いろいろな想い出が蘇ってきた

これは1977年10月から約二か月間私がイギリスへ海外出張した時
子供たち向けに持ち帰ったお土産だった

私の海外出張が決まると
知人、親戚の方から餞別を頂いた

私は恐縮するばかりだったが
その当時海外へ行くこと自体が大変な出来事のように思われたらしい

当然、帰った時にはお世話になった人、餞別を頂いた人へ
お土産を差し上げようと名前をリストアップして
一覧表を作ってイギリスまで持って行ったが
その数は七十数名だと記憶している

現地では土、日曜日を利用してあちこちへドライブに行ったが
必ず何かを買ってそのリストにチェックマークを付けて
ひたすらお土産をせっせと溜めこんでいた

所持金も限られていたので高価なお土産には手が届かなかったが
一番高価だったのは妻へのお土産だった

妻にはウェッジウッドのペンダントと
帰り、アンカレッジの免税店で時計を買った

三人の子供たちにもそれぞれ買ってきたが
今はその内容を記憶していないが
その一つがこの二階建バスのミニチュアだった

皆さま方にもお土産を渡して、何とかお礼をすることもできた

あの出張から38年が経ったが
このミニチュアを見ていると当時に想いが馳せる

私は38歳の働き盛り、子供たちもまだ小さく
7人家族で毎日を平穏無事に過ごしていた良き時代だった

忘れられたようだったこの二階建バスのミニチュアは傷だらけ
その傷は子供たちと遊んだ良き仲間としての証しでもある

短い二か月間だったが
私にとっては得難き経験をさせてもらった海外出張だった




サイドボードには二階建バスのミニチュアの傍に
寄り添うようにもう一台のミニチュアがあった

東村山市のコミュニュティバス (通称・グリーンバス) のミニチュアだ

暫し二台で日英友好の雰囲気に浸っていたのだろうか?





    写真説明: 二階建バス と コミュニュティバス
    撮影場所: 自宅DKにて