続きです。
現在の少子化、そして結婚する人が激減した一番の理由は1985年のプラザ合意に端を発すると私は思っています。
当時の1ドルは235円でした。それがプラザ合意で1日で20円も円の価値が上がった。
円の価値が上がると海外の商品が安く買える。それで日本人は金持ちになったと錯覚した。1ドル80円と言う時代もありましたからね。そりゃバブルにもなりますよ。
しかし、日本の生産品が高く成りすぎて売れなくなった。日本の工業は主に中国に移転した。
これっ、アメリカの目論見だったのです。日本を儲けさせるより人口14億人の中国を儲けさせた方がアメリカにとってメリットがある。中国全土が香港や台湾の様に資本主義になれば、アメリカ製品が中国に売れる。
その目論見、半分は失敗。中国は資本主義にはならなかった。力を付けすぎた。このまま野放しにしていればアメリカも中国に牛耳られる。アメリカも今頃気が付くとはお目出たいです。
この約30年間、日本は停滞し続けた。中国には蔑まれ、韓国には馬鹿にされた。日本の男は低賃金に甘んじ自信を無くした。結婚できる収入が得られないのであれば、結婚はエゴとなる。
しかも女性はバブル時代に勘違いをしたままになっている。男が余っていると思い込んでいる。自分を高く売ろうとする。
「♪それ以上~ あれ未満ねぇ~ 妥当な線で納得してぇ~」とはいかない。理想を追求する。
そんな女性の姿を見ちゃうと、男は結婚に幻滅してしまいます。無理だと思っちゃいます。
やっとですが、ここからが本題です。
私の家に結婚相談所のヤリ手おばさんから電話がありました。「お宅に独身の男性はいませんか?」と。
私は「私は独身ですけど」と返答。ヤリ手おばさんは「何で結婚しないのですか?」と余計なことを聞いてきた。
私は「適齢期が過ぎちゃいましたので」。
やり手おばさんは「おいくつなのですか」。
私「58歳です」。
やり手おばさんは「まだ若いじゃないですか。70歳代でも結婚する人はいるんですよ」と。
私「70歳代で結婚する意味ってあるんですか?」。
やり手おばさん「お料理とか必要でしょ」。
私「料理は自分で出来ます」。
ヤリ手おばさん「結婚すると色々便利ですよ」。
私「でも、今の女性は30歳が近づくと結婚を契約と考えるでしょ。色々、条件を並べ立てる。条件を守り切れないと契約違反になっちゃいます。人生、何があるかわかりませんから、結婚が条件であるならば、守り切れるものじゃありませんよ」。
ヤリ手おばさん「確かに30代以上の女性は条件を並べ立てますね」。
私「そんな条件を守り切れる男って滅多にいませんよ」。
ヤリ手おばさん「・・・・・・・」。
私「現に40歳の男が今後結婚できる可能性は1%でしょ」。
ヤリ手おばさん「結婚の平均年齢は31歳ですよ」。
私「35歳男の今後結婚出来る確率は5%。30代での結婚は遅すぎでしょ。だから3組に1組が離婚するのでしょ。私は結婚は20歳前半ですべきだと思っています。しかも財産目的の女性も多い。後妻業の女性が増えている。離婚ありきで儲ける為に結婚を希望している女性も多い。中年同志の結婚は大抵トラブルになるのもその為。今まで一緒に築き上げて来てたものが無い男女は脆いものですよ」。
やり手おばさん「その通りですが・・・・」。
私は「認めちゃうのかい」と思いながら、「結婚相談所で結婚出来る確率は25分の1。58歳の私が結婚できる確率は100分の1位じゃないですか」。
ヤリ手おばさん「じゃ、もう結婚する気はないのですね」。
私「結婚するには35年遅いですね。それに離婚した場合、大抵の女性は得しますが、男の方は生活基盤が大幅に傾きます。歳を取ってそうなったら、残りの人生、大変なことになります。それが怖いです」。
それでヤリ手おばさんは降参。私に完全に論破され、諦めて電話を切りました。
分かっているんですよ、結婚相談所に登録している男がかなり少ない事を。
女性と違い男は35歳にもなると結婚を諦める様になる。だから紹介できる男が結婚相談所には少ない。女性の方が大幅に余っている。だから結婚相談所は独身男を必死になって探しているのです。
今でも女性の方は男が余っていると思い込んでいますが、男は既に結婚を諦めちゃっている。結婚相談所に入会しても結婚できないのはその為ですよ。
この女余りの話は30年以上前からです。結婚相談所に入会しても良い男がいない、結婚できないと嘆く女性は多いと思いますが、それは仕方がない事です。男は結婚を諦めちゃっているのですから。
今頃言っても遅いですが、結婚は男も女も25歳までにすべきだと私は思います。
50歳男の1度も結婚していない未婚率は26%です。それプラス離婚経験者の独身率を入れれは、50歳男の独身率は40%に近づいています。この現実を考えると中年男がいかに結婚に幻滅し、諦めているのか分かると思います。
淡い夢を潰す様な事を言って申し訳ありませんが・・・・・。
ではでは。