前回から延び延びになっちゃいました。失礼しました。
言い訳しますと、パソコンを強制終了したり、空きスペースが無くなったりで、訳の分からないインプットした奴を削除してたら、一文字書く毎にエラー、エラー、エラーとなるようになっちゃいまして、腹が立って、中古のノートパソコンを買って見たんです。
そしたら、使いづらいのなんの。「だったら、エラー続きのデスクトップをリカバリした方がええわい」となりまして、確かDtoDが出来た筈と考え、調べに調べて無事復活させた次第です。
でも、仕様が大分変わっちゃいまして、大変書きづらいですけど・・・・・・・。
さて、前回からの続きです。ここからが本題です。まあ、簡単に言うと従兄弟の亡くなった現場から直線で200メートル以上、300メートル未満の位置で、周りは田んぼだらけの場所に、因縁の鬼渡神社が鎮座していたと言う訳です。
神社名は「仁渡神社」。またの名を「雲水神社」と言います。祭神は水分(すいぶん)さん。つまり、天之水分神(あめのみくまりのかみ)・国之水分神(くにのみくまりのかみ)です。
水分は「水を分ける」との意味ですから、灌漑の神と言えると思います。灌漑用水を分けるのは、当然、溝を使ってです。そうなると三島溝咋姫も関連が深いのではないでしょうかね。何せ、名前に「溝」と「咋(杭)」の字があります。溝と杭なら灌漑ですよね。
現に三島溝咋姫を祀る地元の利府、岩切の伊豆佐比売神社は灌漑用水の神とされていますし、それに付随してお稲荷さんも合わせて祀っています。私は水分さんと三島溝咋姫は同神である様に思えます。
では、何故、仁渡神社は別名・雲水神社なんでしょうか。一応、調べてみましたが、どこにも書いていませんでした。そこで私、またまた考えてみました。
水分神の親神は速秋津彦命・速秋津姫命です。「秋津」は「開津」、「開都」とも表記します。つまり出入り口を意味します。故に山の火口や、川の河口の神でもあります。現に宮城県・阿武隈川の河口に祀られていたり、富山県・立山の地獄谷に祀られているのもその為です。
そして蔵王の山頂に水分神が祀られています。更に山頂に祀られている神と言えば、神じゃないかも知れませんが、会津磐梯山の磐梯明神・手長足長です。手長足長は鳥海山にも祀られています。
蔵王、磐梯山、鳥海山は全て休火山です。磐梯山と鳥海山は、割と最近??も噴火しています。っとすると、もくもくの噴煙が手長で、どろどろの溶岩が足長かも知れません。
しかし、磐梯山の手長足長の伝説では、足長が磐梯山の山頂に立ち、雲を掻き集め辺りを暗くし、手長が猪苗代湖の湖水を手ですくってビシャっと撒き散らし、村人を困らせたとされています。
つまり、足長が雲で、手長が水。手長足長で雲水になります。水分神も蔵王山頂に祀られている訳ですので、「水分神=手長足長」でも可笑しくは無いと思います。
更に足長が雲を掻き集めたのなら「足長=風神」。湖水をすくって撒き散らした訳だから「手長=水神」とも考えられると思います。
以上、長々と書いてまいりました。まあ総括すれば約40年前、永井平九郎から永井神社を通して鬼渡神を知った訳ですが、私の家や店の氏神も、愛する従兄弟が亡くなった場所の氏神も鬼渡神だったと言う事です。ここまで来ると因縁としか言い様がありません。
こうなったら、もう多分、死ぬまで鬼渡神を考え続けて行くんだろうなぁーと、実感している次第であります。
ではでは。