古事記も日本書記もいい加減。各地の伝承も嘘ばっかり。だから私を信じなさい。
そんな感じで霊感商法をしている人達がいます。昔は霊能力者。今はヒーラーです。
霊能力。人間も肉体に宿っている霊なのですから、ボチボチの霊能力は誰にだってあるでしょう。私だって悪い予感は結構当たりますから。
でもね、完璧に何でも言い当てるのは無理です。昔のユ○ゲ○ーだってサ○バ○だって、インチキしていたとの話が伝わっています。歯に磁石を入れて鉄を動かしたり、手に金粉を仕込んだりです。こんなのに騙されるようでは、生きていけないですよ、まったく。
一時期、スピリチュアルブームで霊能力者がテレビに出ていた時期がありましたが、大抵の予言は外れている。大体、予言が当たるのでしたら、ギャンブルでそれを証明できる筈だが、それをしない。それは、そこまで当たる能力が無いから。その位、分からないと駄目ですよ。
さて、日本各地には多くの伝承があります。中でも多いのは瀬織津姫をモデルとした伝承です。
或る程度、神道に詳しい者なら誰だって分かっていますが、瀬織津姫は隠された神ではありません。大祓祝詞の最初に出てくる神ですから、隠されている訳がありません。
前にも言いましたが、神職になる者が最初に覚えるのが大祓祝詞。神道は瀬織津姫の名でお祓いをする宗教??です。
一応、宗教と書きましたが、私的にはそれが日本人の生活だと考えます。だから断言しますが、瀬織津姫は隠された神ではない。瀬織津姫、否、その源流の神々は、日本人の生活の一部です。私は日本人なので、そう考えております。
さてさて、宮城県大崎市に興味深い神社を発見しました。美女姫神社です。祭神は美女姫とのことです。
伝承では美女姫は最上家の姫との話もあります。その姫が侍女と一緒に、戦火を逃れて落ち延びて来た。しかし病で、この地で亡くなった。侍女も後を追う様に亡くなったと伝えられています。
私、編集者だった事があります。故に多少は作者の気持ちが分かります。そして伝承も誰かしら作者が居る筈です。その作者がその伝承を残した意図は何なのか。
その意図は紛れも無く真実です。真実な想いです。それを読み解くと真実が見えて来る。私が伝承を重視するのは、その点にあります。
っと言う事で、美女姫神社の美女姫を想像して思い浮かべるのは瀬織津姫であります。何たって美女姫神社は美女川の側に鎮座されておりますので。
この川の側で美女姫が亡くなったから美女川と名付けられた可能性もあります。でもね、小野小町伝説みたいに秋田県だけではなく、福島県小野町も小野小町生誕の地と主張している。こういった伝承は一人歩きしてしまいます。
この美女伝説も大崎市だけではなく、日本全国に存在する。しかも何故か川の側にです。その点から考えると、どっかの殿様の姫が落ち延びて来たとと言う話は、全面的には信じがたい。その美女姫を暈した伝承と考えるべきだと思います。
私のブログでも書きましたが、瀬織津姫は川で人々の祓い清めを行なっていた「水の女」、「祓いの女」と呼ばれた、名の無い人間の女性である可能性が十分あると考えています。日本の川には数多くの織姫伝説が残されているので。
その「水の女」は美女とは限らない。お婆さんだって有り得る。だから姥川なる川も多く存在していると思います。
その証拠に仏教系の奪衣婆・懸衣爺の伝承です。
三途の川で死者の衣類を脱がし、その重さで生前の罪を計る。それで天国か地獄に行かされる。これは神道と言える「水の女」を蔑視した部分がある考え方と言えます。
奪衣婆が瀬織津姫であるとされていますが、多くの川で「水の女」が存在し、人々の祓い清めを行なっていた。それを宗教としてライバル視した仏教が、その様な教えを残したのは十分に考えられます。
美女姫が瀬織津姫とする根拠は、それだけじゃありません。
大崎市には瀬織津姫を祀る荒雄川神社が鎮座しております。荒雄川はその名の通り、度々洪水を引き起こす暴れ川です。だから荒雄川神社には洪水を起こさないように水神・瀬織津姫を祀り上げている。そして瀬織津姫を抑える為に、スサノオ尊を合わせて祀っていると私は考えています。
実は美女川も度々洪水を起こしています。美女姫神社も元々は石碑だったのですが、明治時代に洪水で流されてしまい現在の祠を建立したそうです。
つまり、洪水を起こして貰いたくない気持ちが住民にはある。だから水神・瀬織津姫が美女姫神社に祀られた。私にはその考えもあると想えます。
そして瀬織津姫には源流がある。その源流の神は大歳神と考えていますが、そのチョッと下流に天照大神と豊受大神が存在する。
美女姫は天照大神、侍女は豊受大神の考えから美女姫の伝承が残っているとも考えられます。
っと言いながら、日本人は洒落が大好きな民族。この美女川周辺は湿地帯で、洪水の度にびしょびしょになる。だから「びしょ川」。それが「美女川」に変わったとの説もあるそうです。
そうなると私が今まで書いて来た事は半分間違っているのかなぁー。
まっ、それが伝承。だからこその伝承です。半分間違いで正解だと思います。
ではでは。
そんな感じで霊感商法をしている人達がいます。昔は霊能力者。今はヒーラーです。
霊能力。人間も肉体に宿っている霊なのですから、ボチボチの霊能力は誰にだってあるでしょう。私だって悪い予感は結構当たりますから。
でもね、完璧に何でも言い当てるのは無理です。昔のユ○ゲ○ーだってサ○バ○だって、インチキしていたとの話が伝わっています。歯に磁石を入れて鉄を動かしたり、手に金粉を仕込んだりです。こんなのに騙されるようでは、生きていけないですよ、まったく。
一時期、スピリチュアルブームで霊能力者がテレビに出ていた時期がありましたが、大抵の予言は外れている。大体、予言が当たるのでしたら、ギャンブルでそれを証明できる筈だが、それをしない。それは、そこまで当たる能力が無いから。その位、分からないと駄目ですよ。
さて、日本各地には多くの伝承があります。中でも多いのは瀬織津姫をモデルとした伝承です。
或る程度、神道に詳しい者なら誰だって分かっていますが、瀬織津姫は隠された神ではありません。大祓祝詞の最初に出てくる神ですから、隠されている訳がありません。
前にも言いましたが、神職になる者が最初に覚えるのが大祓祝詞。神道は瀬織津姫の名でお祓いをする宗教??です。
一応、宗教と書きましたが、私的にはそれが日本人の生活だと考えます。だから断言しますが、瀬織津姫は隠された神ではない。瀬織津姫、否、その源流の神々は、日本人の生活の一部です。私は日本人なので、そう考えております。
さてさて、宮城県大崎市に興味深い神社を発見しました。美女姫神社です。祭神は美女姫とのことです。
伝承では美女姫は最上家の姫との話もあります。その姫が侍女と一緒に、戦火を逃れて落ち延びて来た。しかし病で、この地で亡くなった。侍女も後を追う様に亡くなったと伝えられています。
私、編集者だった事があります。故に多少は作者の気持ちが分かります。そして伝承も誰かしら作者が居る筈です。その作者がその伝承を残した意図は何なのか。
その意図は紛れも無く真実です。真実な想いです。それを読み解くと真実が見えて来る。私が伝承を重視するのは、その点にあります。
っと言う事で、美女姫神社の美女姫を想像して思い浮かべるのは瀬織津姫であります。何たって美女姫神社は美女川の側に鎮座されておりますので。
この川の側で美女姫が亡くなったから美女川と名付けられた可能性もあります。でもね、小野小町伝説みたいに秋田県だけではなく、福島県小野町も小野小町生誕の地と主張している。こういった伝承は一人歩きしてしまいます。
この美女伝説も大崎市だけではなく、日本全国に存在する。しかも何故か川の側にです。その点から考えると、どっかの殿様の姫が落ち延びて来たとと言う話は、全面的には信じがたい。その美女姫を暈した伝承と考えるべきだと思います。
私のブログでも書きましたが、瀬織津姫は川で人々の祓い清めを行なっていた「水の女」、「祓いの女」と呼ばれた、名の無い人間の女性である可能性が十分あると考えています。日本の川には数多くの織姫伝説が残されているので。
その「水の女」は美女とは限らない。お婆さんだって有り得る。だから姥川なる川も多く存在していると思います。
その証拠に仏教系の奪衣婆・懸衣爺の伝承です。
三途の川で死者の衣類を脱がし、その重さで生前の罪を計る。それで天国か地獄に行かされる。これは神道と言える「水の女」を蔑視した部分がある考え方と言えます。
奪衣婆が瀬織津姫であるとされていますが、多くの川で「水の女」が存在し、人々の祓い清めを行なっていた。それを宗教としてライバル視した仏教が、その様な教えを残したのは十分に考えられます。
美女姫が瀬織津姫とする根拠は、それだけじゃありません。
大崎市には瀬織津姫を祀る荒雄川神社が鎮座しております。荒雄川はその名の通り、度々洪水を引き起こす暴れ川です。だから荒雄川神社には洪水を起こさないように水神・瀬織津姫を祀り上げている。そして瀬織津姫を抑える為に、スサノオ尊を合わせて祀っていると私は考えています。
実は美女川も度々洪水を起こしています。美女姫神社も元々は石碑だったのですが、明治時代に洪水で流されてしまい現在の祠を建立したそうです。
つまり、洪水を起こして貰いたくない気持ちが住民にはある。だから水神・瀬織津姫が美女姫神社に祀られた。私にはその考えもあると想えます。
そして瀬織津姫には源流がある。その源流の神は大歳神と考えていますが、そのチョッと下流に天照大神と豊受大神が存在する。
美女姫は天照大神、侍女は豊受大神の考えから美女姫の伝承が残っているとも考えられます。
っと言いながら、日本人は洒落が大好きな民族。この美女川周辺は湿地帯で、洪水の度にびしょびしょになる。だから「びしょ川」。それが「美女川」に変わったとの説もあるそうです。
そうなると私が今まで書いて来た事は半分間違っているのかなぁー。
まっ、それが伝承。だからこその伝承です。半分間違いで正解だと思います。
ではでは。