私、ぼんやりと生きていながら、どうでも良い事を真剣に考えてしまう癖があります。リアルに考えます。そして大抵は考え過ぎて訳が分からなくなります。
だから答えが出ない。そんなんで今回は直感で想像と言うか、単純に考え思い出してみました。私とは正反対だと思った人物を。
実は以前「ユニクロの売れ残りTシャツのデザインが酷過ぎる」との記事を書いていて思いだしていたのです。あの男、今は何をしているのかと。
私はTシャツは500円前後までと決めています。よっぽど酷いデザインのじゃなければ、Tシャツなんて何でも良い。人にTシャツを見せびらかす趣味も無い。
しかし、あの男は違う。Tシャツに拘りを持っている。
あの男は一着10万円もする黒いシースルーのTシャツをこれ見よがしに着ていた。何時も着ていた。自分のそんなでもない肉体美を見せたくて着ていたのだと思う。
タレントでもないのに顔にドウランを塗り捲っていた。多分、目の周りを整形していたと思う。安っぽく不自然に「整形しました」と言う顔をしていた。昔、あんな顔した売れない演歌歌手がいたなぁー。
自分をカッコイイと信じ込んでいたみたいだが、私は見ていて恥ずかしくなった。世の中にこんな目立ちたがり屋がいたのかと思って。
その男の名は大神源太。どうも本名らしい。
私は早生まれだけど彼とは同学年。全てに渡って私と彼は違う。彼とは判り合えない。
エネルギー満タン。向上心の塊。そしてこの世で一番自分が大好きな男。
私は向上心もないし、目立ちたがり屋でもない。恥かしがり屋。生きる気力も少ない。彼とは正反対。だから彼を理解できない。でも、気になっていた。彼の生き方が正解じゃないかと。
私は祟りに規制されている。彼は運に恵まれ、神に愛されている。だから目立ってても平気なのだろう。
第一、私は10万円もする黒のシースルーTシャツなど着ない。そんな高いTシャツを着たら精神が狂う。私は500円のTシャツで十分。私はカッコつけるのが大嫌い。それに自分の事は好きではないし。
大神源太は違う。自分に自信を持っている。だから会社も創立させた。「ジー・オーグループ」。「ジー・オー」は「ゲンタ・オオガミ」の事なのだろう。
自分のイニシャルを社名にするなんて、どんなに自分に自信を持っているのだ。凄いぞ大神源太。どうして自分に自信が持てるのだ。どうしてそこまで自分が大好きなのか。
彼は会社の社長でありながら、自分のプロモーションビデオを創っている。
自動車修理工場らしき場所で、解体された古い日産フェアレディーZの前に立ち、フェアレディーZの車軸をダンベル代わりにして身体を鍛えている。
これはロッキーの真似だな、大神源太。ロッキーに憧れているのだな、大神源太よ。見ていて凄く恥ずかしいぞ。
ずっーと身体を鍛えているシーンが続く。へんな物にぶら下がって懸垂してたりする。確かに細マッチョの体型。でも足が短い。それに頭もデカイ。背も低い。私と同じくらいか。
もしかしたら私が身体を鍛えて痩せたら、大神源太みたいになるのではないのか。大神源太と私は似ていたりして。
まさかね(笑)。
続く。