諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

ドラマ「ひとりキャンプで食って寝る」が、物悲しくて素晴らしい。

2020年12月28日 00時48分49秒 | 出版・テレビ・CM・ドラマ・映画
昨年の12月に放送されたテレビ東京「ひとりキャンプで食って寝る」に嵌っちゃいました。

先日、再放送の最終回を見ましたが良いドラマだった。残念ながら全部の回は観れなかったけど。

大体、午前2時30分放映だと、どうしても見逃しちゃうよ。せめて午前1時に放送してよ。また観るからさ。

このドラマ変わっていて、主人公は三浦貴大と夏帆。この二人が交互にその回の主役となる。二人が一緒に出る事は無い。これは新鮮。カップルで出るとパターン化しちゃうし。

それに2人はジャニーズでもAKBでもない。だから自然の中で絵になる。ジャニーズとAKBは人工的な人間っぽくて絵にならない。説得力が無い。奴らが独りキャンプする訳無いし。

よくこの2人をキャスティングしたと思う。プロデューサーは独りキャンプを分かっているねぇー。

実はこの2人に付いて殆ど知らなかったのだが、三浦貴大は三浦友和・山口百恵の息子です。

三浦友和は私から見たら青春スターだが、貴大は親父さんほど二枚目ではない。母親似でちょっとずんぐりしている。何をやっても不器用で物悲しいイメージがする。

独りキャンプは馬鹿正直で、世の中の波に上手く乗れない奴がしているものだが、2人の外見がそれにシックリくる。心が泣きそうになっている雰囲気。素晴らしい。

夏帆の方も器用貧乏で世の中から外れている感じが良い。独りキャンプなのに、そんなに多くの荷物を運べるのかと突っ込みを入れたくなるが、器用貧乏な性格が釣りの面白さを演出している。

魚は器用だけでは釣れない。経験と勘、そして根気が必要。其れが無い彼女は釣りで一喜一憂する。ぶつぶつ独り言を呟く。

そう、釣りも独りキャンプも独り言を呟くのだ。

全部独りで考えて行動する。上手く行く時も行かない時もある。それが上手く表現出来ている。本当に独りキャンプの事が分かっている。

このドラマを評価しない方も多い様だ。

「独りキャンプなのだから人と接触するな」と言う人もいたが、物悲しい者は人から声を掛けられ易いのだ。それにキャンプブームでキャンプ場は人が多い。物悲しい者同士、声を掛けたくなるなるものだ。

物悲しい者は心が優しい。だから困っている人をほっておけない。嫌々ながら面倒を見てしまう。独りキャンプをしていると良くある事だ。

ストーリーはCMを入れて30分と短い。話が中途半端で終わるのを好まない人もいるが、何時も中途半端で終わるのが独りキャンプだ。

人生は続いているのだから、中途半端で終わって良いのだ。物悲しく終わって良いのだ。

何もかも中途半端に生きて来た私が言うのだから間違いない。それで良いのだ。

うーん、再放送をまた観てみたい。それよか続編が観たい。また三浦貴大と夏帆で。

物悲しさを演出できる俳優は少ない。彼らで続編を創って欲しい。

次は2人に接点を作るのも良いと思う。

独りキャンプは計画通りには行かない。このドラマも展開が読めない。そこも良かった。久々に良いドラマだった。


ではでは。








コメント (6)
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