諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

今日で東日本大震災から10年。

2021年03月11日 20時31分22秒 | 東日本大震災
東日本大震災から10年経ちましたね。

震災当時、10年後の未来なんて想像出来なかった。放射能で癌になって死ぬのではないかと恐怖した。東日本にはもう誰も住めないのではないかと絶望した。

あの大震災が到来した瞬間、「とうとう宮城県沖地震が30数年ぶりにまたやって来た」と思った。間違っていた。

宮城県沖地震など比べものにならない程の揺れ。自宅がスタンガンを受けたかの様な悲鳴を上げた。もう1段階上の揺れが来たら、建物が崩れ落ちてたであろう。私は死んでいた筈だ。多くの人が死の寸前だった。それほどの揺れだった。

それでも助かった。そして宮城県沖地震をやり過ごした。これで何もかも終わった。そう思っていた。

しかし、とんでもない被害だった。私の商売は廃業せざる負えなかった。店舗も建物の被害も甚大だった。地震保険に入っていなかったから修理も出来ない。父親との意見も合わない。喧嘩になるだけ。父親が生きている間は何も出来ない。

愚痴になっちゃいました。失礼しました。

震災時、電気、ガス、水道、電話が止まった。水はタンクにあったから1か月は大丈夫だったが(ガスが止まっていて風呂に入れなかった為。弟の家のガスは直ぐに回復したので、そちらに入っていた)、電気が止まったのには困った。

灯りは蝋燭しかない。携帯電話は持っていないし、テレビが見れないので被害状況が分からない。

ラジオから情報は知ることが出来る。でも、画像が無いとその情報が信じられない。放送局もてんやわんやで、事態を把握していない。騒いでいるだけだった。

震災から3日後、5時間並んで5リットルのガソリンを買っていた時、一緒に並んでいた人から、荒浜に津波が来たと知った。でも、防波堤をちょっと超えた程度だと思っていた。

その夜、ラジオから荒浜への津波で200名の遺体が手付かずのまま打ち上げられていると知ったが、とても信じられなかった。

牡鹿半島には1000名の遺体が打ち上げられているとラジオから流れたが、それも信じられない。

そして福島第一原発が爆発した。そんなの信じられる訳がない。一体、日本はどうなっているのだ。

電気が繋がりテレビが映るようになった。津波が現実と知り驚愕した。

宮城県だけの地震だと思っていたが、東京や私が住んでいた浦安にも震災が及んでいた。そして私の故郷、いわき市にも地震だけではなく、津波もやってきていた。

そして福島第一原発の水素爆発も真実であった。メルトダウンし放射能で東日本には住めなくなる。何もかも終わった。日本は終わった。そう思った。

それから10年。日本は浮かれ復興五輪などと寝言を言い、東京オリンピックを開催しようとした。安倍総理も原発の問題はクリアしたと世界に発した。

そんな訳はない。未だに放射能が発生している。立ち入りを制限している場所もあるのだから。

復興五輪。誰が復興したと言うのか。建物は直せても亡くなった人は戻ってこない。遺族の心は復興などする訳がない。

「お・も・て・な・し。おもてなし~~」。

よくもまあ被災した者の気持ちも知らずに言えたものだ。所詮は震災なんて他人事。日本人なんて薄情なもんだとつくづく思った。

現に東京オリンピックのせいで、震災被害地の復興のスビートが鈍ったのは間違いない。東京オリンピックは復興の妨げになっている。それなのによくも復興五輪など言ったものだ。この腐れ日本人が。

勘違いしているスポーツ選手も多い。「被災者の為に頑張る」とかほざいているが、被災者は建前で自分の欲の為に頑張っているだけだろ。

復興五輪と言いながら、選手ファーストで開催場にクレームつけた元水泳のメダリストがいたが、開催場なんてどうでも良い。本当に被災者の事など考えていない。自分の立場と欲しか頭にない。屑だと思った。

東京オリンピックで日本のメダルがゼロであっても笑い話で済む。津波で亡くなった人やその親族にはオリンピックなんてどうでも良いことだ。その位の事、人間なのに分からないのか。

ちょっと怒ってしまいました。

ここ数日、仙台ではテレビで震災の特集が流されていて、家族を亡くした人達のその後を見ているのですが、心は全然復興なんてしていない。遺族や亡くなった人の無念さで心が苦しいです。

やっぱり東京オリンピックなどやってはいけない。第一、世界侵略を考えている中国が存在しているのに、平和の祭典なんて甚だおかしい。コロナもそう。

今はオリンピックどころではない。亡くなった人、そしてその家族の人たちの心が鎮まるには、まだまだ時間がかかる。

復興には時間がかかる。光は見えているが、まだまだ遠い。だから簡単に復興などと口にすべきではない。

復興を叫んでも意味は無いとまでは言わないが、次は首都直下地震、東海道地震がやって来る。

地震大国の日本が、全ての復興を完了する訳は絶対に無いのだから。


ではでは。






コメント (6)
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