続きます。
私の「こんなに高いとは思わなかった」の発言に対し、60代作業着男は「逆に140万円+140万円と考えてはどうですか」と言う。つまり自分とこの塗料は通常のシリコン塗装の2倍持つと言いたいのか。
否、言いたいのではなく、私に錯覚させようとしているのだ。現に自分とこの塗料が何年持つのか語っていない。たかだか5年そこらの企業にそんな発言は出来ない。その年月を確かめた訳ではないので。
あえて耐久年数を言わないのは裁判対策と考えられる。この会社、裁判慣れしているのではないか。
それに140万円で15年持ったとしても異常に高い。通常のシリコン塗装ならなら60万円台だ。2回塗装したとしても140万円かからない。通常より4倍高い値段、よく言えたものだな。
ここで私は天下の宝刀を出した。「私は大家の会に所属しているけど、こんなお金をかけて外壁塗装した大家さんはいないよ」と言った。
60代作業着男は最初に実績を残したいから特別価格と言っていた。それで「今決めていただければ280万円を200万円にする」と言い放った。ボッタくり商法の定番だな、これ。
私は「今決めろと言うのでしたら、今回はお断りします。他にお金がかかる事をしなければならないので」と発言。
60代作業着男は諦めた感じで、「また検討していただけるなら、200万円以下でやりますので、お声をかけて下さい」と。
200万円以下? ふざけるな。お宅みたいなボッタクリ会社なんかにゃ50万円以下でも頼まんわ。どこが「国の補助金対応より安くする」だ。無駄な時間取りやがって。
1日無駄に過ごした。帰ろう。
そうだ、帰る前に不動産屋に寄ろう。
私の親父が「新築の家、無いか」と言ってうちに来たけど、「お孫さんの為に買うのですか」と不動産屋から電話があった。
買う訳無いだろ。男の内孫は一人しかいないのだし。自分で住むために新築を建てようとしているのだ。87歳なのに。認知症なのに。老人ホームの方が先だ。
歳を取ると言うか、認知症になると将来の展望が狂って来る。100歳を超えても何時までも生きられると考えるようになる。もう、どうしようもない。
またトラブルになりそうだ。また、引っかけられてしまう。不動産屋へ行って、事情を説明しに行かなければ。
続く。