続きます。
このオーバルセル眼鏡の先生、中々の歴史通だな。私の話が理解できるとは。源義朝や永井尚志を知っているなんてチョットいないぞ。
私は「人殺しの家系」を語ったK宮司に付いて話しました。「先祖が殺した者か刀を持って襲って来る。それを無意識に防ぐ為に左手を怪我する。自分も竹で怪我した」と言っていた。鬱病みたいだったと。
しかし、人殺しの家系では私の方が上。左手の怪我は私、父が大怪我している。妹、弟、甥の小指が動かない。
更にはある飲み会で同姓の男がいた。マッサージ師だった。私は酔いに任せて彼に行った。「〇〇姓を名乗るならば、左の掌に何かしら怪我をしている筈だ」と。
彼は「ひぇー」と驚きの声を上げ、左の掌を私に見せた。人差し指の先端が欠損していた。私も驚いた。本当は私の考えを否定して欲しかったので。
私はかねてからK宮司の直系の祖先である有名武将を批難していた。それで歴女の人に非難のコメントを受けたが、子孫のK宮司も先祖を恨んでいる部分があるのです。私も恨み苦しんでいる。この気持ちは人殺しの家系じゃないと分からないでしょうねぇー。歴女みたいなお目出度い人には分かる訳ないよ。
因みにK宮司は「施しをすることで因果が薄れて来た」と言ってました。私は知らなかったのですが、スピリチュアル系の方や歴女の方たちに食事をご馳走したり等々、人の為に散財していたみたいです。でも、その気持ちに付け込まれて650万円も騙し取られたとも語っていました。
因みにK宮司と会えたのはスピリチュアル界では中々の有名人の紹介です。本も多く出しています。
しかし彼は或る神道の女神の神名を商標登録し、その女神の名前を冠したグッズを売っています。私は呆れかえりました。神道の考えでは許されない事をした。こんな罰当たりな人間だったなんて。
彼のクルマにK宮司と私の三人で、中々豪華な日本料理の店に連れて行って貰いました。K宮司行きつけの店です。
K宮司と私はビールは飲まなかった。その彼はビールを飲んだ。わざわざお話を聞きに行ったのですから、食事代等々は私らで払うのは当然。それでその彼と割り勘でK宮司の食事代を持ちました。彼のクルマは私が運転して帰りました。
後日、その彼と会ったのですが、「あの時の食事代はK宮司に払って貰う予定だった。何時も払って貰っている。それなにのに金を出すなんて言いやがって。金を出すなら自分だけで払えば良いだろ」と言われた。これが彼の本性だったのか。
その後、大勢のスピリチュアルな女性に会いましたが、多くの方がK宮司に食事代等々を奢られていました。地元の方だけでなく、全国から尋ねて来た方にもです。それが当たり前と思っているスピリチュアル女性もいました。呆れました。スピリチュアルな人達が嫌いになりました。
人に施しをする。それは金銭面で人に施す事なのか。K宮司は世が世なら殿様です。家臣の家系の人から献金されているとの話も聞いています。お金はあるみたいです。
そう言えば友人の神社にも施しを貰いに来る方がいるそうです。神を語り自分は特別な存在的に話す。何しに来たのか勘繰っていると、最後は金をせびるそうです。困っているそうです。
神社に来て自分は神を宿しているとか言って、神職を卑下する者もいるそうです。所謂、神様病です。こんな病気の人がスピリチュアルに多い。神社に自分を認めて貰って信仰を集めたい。霊感商法で金を得たい。そんな人ばっかりですよ、スピリチュアルの世界は。
それよりもK宮司の様に因果を薄めるには金が必要なのか。金が無い私にはそんな施しは無理だ。あの世もこの世も金が必要なのか。
なんか空しい。こんな事を考えるのも鬱病の原因だな。
続く。