続きです。
志波彦神社・塩竃神社、鹿島神宮、香取神宮に植えられている桜。桜は疱瘡神の眷属を意味する。何故、これらの神社に桜が植えられているのか。
昔から怖いものと言ったら「地震、雷、火事、親父」なんて言われてますが、古代人は知っていたと思います。地震が来たら津波が起こる。津波が通ったら疱瘡が蔓延すると。
つまり、地震や津波で亡くなった人々の遺体がそそまま放置されて腐り、病原菌が発生。それが蔓延し死者が出る。それに古代人は恐怖していたと思えます。
先に縄文時代、日本で一番人口が集中していた地域は鹿島神宮、香取神宮がある千葉県、茨城県。次いで現在の仙台市、多賀城市、塩竃市と申し上げましたが、大地震と津波により多くの人が死んだ。
その遺体から病原菌が発生し、疱瘡が蔓延。人が住める場所ではなくなった。それて古代人は西に下ったとも考えられます。
今、新手の強力な麻疹が日本に発生していますが、桜の季節は病原菌の季節。疱瘡の季節。
桜が一斉に咲くが如く、広範囲に疱瘡が発生し、桜の花びらが散る如く疱瘡が撒き散らされ、多くの人々が死ぬ。
昔から「桜の木の下には死体が埋められている」と言われてますが、桜は疱瘡で亡くなった人の墓標の様に人々に受け止められた。そんなところからこの様な話が出たのかも知れませんね。
鬼渡系の神社は福島県、宮城県に集中しています。そして鬼渡神は鶏の神とも呼ばれている。
それは疱瘡に掛かり咳き込むの姿が鶏に似ているから。それを裏付ける話として鶏が描かれた絵馬を逆さに釣るし、上から水をかける風習があります。
です。
そして宮城県の白石市の人々は鳥を先祖の姿として恐れていた。鳥を食べることもしないどころか、羽に触れる事も恐れています。
それらは皆、疱瘡を恐れての事です。
他には七五三が疱瘡神への信仰と考えられます。昔は麻疹で子供が多く亡くなっていた。それで3歳、5歳、7歳の度に疱瘡神に参拝して生きながらえたお礼をしていた。
それどころではありません。神社の注連縄は七五三縄とも言います。神社の全てが疱瘡を防ぐ為に鎮座している事も考えられる。子供の麻疹治癒の為に神社に参拝していた。そこから七五三縄と呼ばれるようになったとも考えられます。
続く。
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