そりゃ、お金がある人はジルコニアの方が良いです。それは分かっています。
さて、歯間ブラシで歯を磨いていたら、口から何かが落ちた。気にせず磨く。
そして電動ブラシで磨こうとした時、気が付いた。口から落ちたのは銀歯の詰め物である事に。
探した。探した、探した。しかし、見つからなかった。
仕方なく、歯科クリニックに電話。三日後に予約のキャンセルが出たとかで、予約を入れてもらった。
銀歯の詰め物が落ちた歯は、下で左奥歯から三番目。30年以上前に治療した。神経は温存しているみたいだった。
さて、歯科クリニックの女性歯科衛生士は、詰め物の選択を聞いてきた。保険が効くのはパラジュウムと銅、銀、金の合金。通称、銀歯。
自費診療となるのは金歯、セラミック、ジルコニア。
驚いたことに一番丈夫なのは金歯(6万円台)らしい。奇麗なのはセラミック(6万円台)。硬いのはジルコニア(5万円台)。私は嚙む力が強いのでジルコニアを勧められた。
はぁー、困った。私は近年、下の両奥歯にヒビを入れて、MI療法でヒビを固め、ジルコニアを被せたのである。料金は奥歯2本で約25万円。治療以上に懐が痛かった。
奥歯は2本とも虫歯ではない。ただ、嚙む力が強過ぎた。それと上の奥歯が鋭角だった。
上が鉾。下が盾。その戦いで重なるように盾が敗れた感じだ。辛かった。そこなのだよ、問題は。
ジルコニアは人工ダイヤモンド。硬いのである。
しかし、私は知っている。ダイヤモンドは衝撃に弱いことを。だから丈夫さでは金歯に軍配が上がる。
私は噛む力で歯にヒビを入れた。5万円でジルコニアの詰め物をしても、残っている自分の歯にヒビが入ったら、作り直さなければならない。
そうなった時、5万円もするジルコニアの詰め物が無駄になってしまう。
銀歯の場合、時間はかかるが総額4000円程度。それだったらダメになっても諦めがつく。
それに私は闇に紛れて生きているのだ。人に自分の口の中を見られるケースはほぼ無い。それだったら銀歯で良いのではないか。
それに歯科クリニックでは否定するだろうが、ジルコニアよりも金属の銀歯の方が丈夫だ。
歯科クリニックでは「銀歯は錆びる。隙間から虫歯になる」としているが、それは歯科技工士の腕によるもの。ジルコニアだって隙間が出る場合がある。
大体、銀歯の詰め物で30年持ったのである。それほど心配する事は無いと思う。
下の歯は目立つ。私も被せるならジルコニアを選ぶ。しかし、詰め物にジルコニアは贅沢。
でもなぁー、歯は大事なんだよなぁー。迷うなぁー。
迷ったら安い方を選んだ方が無難かなぁー。安物買いの銭失いを何度も経験しているがなぁー。どうしたもんか。
うーん、今回は保険が効く銀歯にしようかなぁー。今までも、そんなに気にならなかったし。十分だったし。
ではでは。
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