続きです。
「ユニバG」のCMはもっと凄いです。
ユニバGは簡単に言うと、バナバ茶をインスタントコーヒーみたいにフリーズドライした商品だと思います。
さて、ユニバGのCMですが、プリンセス天功と付き合っていたとの噂もある、あのジャンクロード・ヴァン・ダムを起用しています。
嘘だと思いますが、ジャンクロードは大神源太を兄貴と慕っているそうです。ジャンクロードの方が年上の筈ですが・・・・。
CMの内容はシャンクロードがキックボクシングの試合で劣勢となっていた。それを見守る赤いドレスと薄紫色のドレスの2人の美女を両脇にはびらせて、自身は白いスーツを身にまとう大神源太。ジャンクロードの苦戦に顔を顰めている。
インターバルの時間となり、赤いドレスの女は大神源太の胸元に手を入れユニバGを取り出し、大神源太がジャンクロードに渡す。
水か湯に溶かしたユニバGを飲むジャンクロード。そして試合再開。そしたら急にジャンクロードが強くなり、回し蹴りで対戦相手はリングの外に落ちる。
対戦相手は大神源太に向かって落ちて来た。咄嗟に身を翻し激突を避ける大神源太。
対戦相手は大神源太が座っていた椅子の上で引っ繰り返る。
対戦相手は立ち上がる。立ち上がった時に大神源太が連れて来た薄紫の女に腕が当たった。怯える薄紫の女。
其の時、大神源太は「ぐるらぁぁぁぁーー」とヤクザ顔負けの怒りの雄叫びを上げて、対戦相手に渾身の蹴りと素手でのパンチを食らわす。倒れる対戦相手。
大神源太はジャンクロードに対して勝利の親指を立てる。ジャンクロードもにこやかに笑いながら親指を立てて返す。
そして最後にジャンクロードが「ユニバG」と発してCMが終わる。
こんなCM初めてだ。リングから落ちて来た選手を素手で殴ったら、試合はノーコンテストでしょ。駄目でしょ、観客が選手に手をだしたら。プロレスじゃないのだから。
「ユニバGを飲んでいるから強いんだよ」とアピールしたかったのでしょうけど、こんなの信じる馬鹿な日本人はボケ老人しかいないと思う。
高齢者が主要ターゲットでしょうけど、これはやり過ぎ、酷過ぎだ。
それ以上に、このCMの主役はジャンクロードできなく大神源太なのは明らか。観ていて流石に恥ずかしい。
「ユニバGを飲んでいるから2人の女性を相手に出来るんだよ」と、そっちの方の効能もアピールしているみたい。恐れ入ったわ。自分大好きにも程があるわ。
その後、大神源太は興行収入180億円を見込んだ、ランボーとチャンバラ、そして忍者、ヤクザをごっちゃにしたような「ブレイト・オブ・ザ・サン」と言う映画を制作。当然、主役は大神源太。
しかし、上演はされなかった。大神源太が出資法違反の詐欺罪で捕まったのだ。
詐欺したといわれる金額は300億円以上。2002年にジー・オー・グループは破産。大神源太は逮捕。無罪を主張して裁判で争うも8年後の2010年に懲役18年の判決が下り、現在も服役中となっています(山形県の刑務所にいるとか?)。
大神源太が出所するのは9年後となりますかね。
どうなのでしょ。隠している金が何十億円くらいあるのではないか。
それだけの金額が得られるのであれば、懲役18年も御の字と思っていたりして。
捕まってもそれだけの金額が得られれば、私よりも良い人生なのかも知れん。色々考えさせられる。捕まるのを覚悟で犯罪を犯していたならば。
この人ほど、自分に自信を持っている人はチョッといない。その理由は「大神」と言う姓にあるのではないか。
詐欺的霊感商法している悪徳ヒーラーも奇跡を演出し、自分のカリスマ性をアピールしている。大神源太の尻尾みたいな奴らがスピリチュアル界に蔓延っている。自分を神格化して人を騙している。
大神源太。大神、大神、と呼ばれるうちに、自分は神であると思い、神の如く万能で何でも出来る、何でも許されると思う様になったのではないか。
自分の人生を人に頼る人間は、大神源太に簡単に洗脳されてしまう。独りで冷静に考えれば、滑稽でしかない大神源太に騙される事は決してない。心が弱っていたとしても自分で考える。自分の人生なのだから。
私の家も私が大学生時代、伯父が社員となった豊田商事騙されそうになり、土地を2500万円で売りに出した事がある。
家族や親戚一同で豊田商事が詐欺だと見破ったのは私独り。親や伯父に非難された。
でも、火の玉となって反対し、土地が売れる前に会長の永野一男は刺殺。金を買わずに済んだ。買った親戚には「何で教えてくれなかったのか」と親は責められたが、自分で調べて判断すれば、大抵は間違えないと思う。
これは幼い頃から運が悪く、人を信用出来ない自分の性格が功を奏したと言えるが、先ずは知識を総動員して自分で物事を判断する。それが一番大事なことだと思う。
何か話はずれちゃいましたが、人間なんて皆、大したことありません。人間なんて崇高な生き物ではない。第一、崇高では世の中生きられない。光と闇があってこそ人間であり人生です。
親や肉親さえ信じられない可哀想な私は、そう想うのであります。
ではでは。