平成28年7月19日 時事通信
県庁各課の入り口には顔写真付き座席表、エレベーターには待ち時間を有効活用できるようにとポスター。
これらは岡山県が2013年度から始めた、職員から業務改善や提案を募集する「ひとり1改善運動」がきっかけで庁内に広がった取り組みということです。
※ 私は、良い取り組みだと思います。
県庁に伺う時、ふと誰だったかな?記憶をたどることがあります。
各課に座席表が大きく張ってあれば、それを見て確認できます。
津山市も、座席表はカウンターに配置しておりますが、目立たない状態であるのが、現実です。
写真入りとなると、来庁者の目には必ずとまるでしょう。
このことが、職員からの提案で実施されたことが、なおすばらしい!
県民サービス向上やコスト削減になるちょっとしたアイデアが全庁に広まることもあり、職員のモチベーションアップにつながっている。
12年11月に就任した伊原木隆太知事は県政運営に、「顧客主義」「コスト意識」「スピード感」という民間出身ならではの視点を掲げ、職員提案制度を刷新。以前は提案方式だけだったが、職員が実行し効果があった改善も申告できる形に変え、年間を通して職員専用ホームページ(HP)から提出できるようにした。費用対効果があったり、県民サービスが向上したりした改善・提案には知事表彰を導入した。
募集しているのは、自ら取り組んだ業務改善や事務改善への意見や提案。改善や提案内容は3カ月ごとに取りまとめ、HPで職員向けに公開し共有している。行政改革推進室の担当者は「職員の優れた改善を全庁で共有することで、別な職員がさらなるブラッシュアップを図れる」と話す。
13年度は886件、14年度は530件、15年度は418件の改善・提案が寄せられた。担当者不在時でも相手から必要情報を把握できる「聞き取りメモシート」の発案など、部署内で役立つ工夫から県民目線の改善まで多岐にわたる。
今では岡山県庁内で当たり前になっている事例も。各課入り口の顔写真付きの座席表は「目的の担当者が分からず訪問者が戸惑うことが多い」と気付いた職員の発案だった。出張旅費の計算補助ツールを作成し、職員専用HPで共有することで事務効率が上がった例もある。
13年度と15年度を比べると件数は半減しているが、「数より改善の中身が大事」(行政改革推進室担当者)。職員の改善意識を保つために、さまざまな手を打ってきた。毎月11日を「ひとり1改善の日」と定め、各職場で仕事のやり方を見直す機会に。年に数回ある重点月間には、「エクセルの有効活用」「省エネルギー・節電を推進」などのテーマを決めて募集している。昨年10月には業務改善の目標を掲げた「ひとり1改善運動10箇条」を作成し、全課に配布した。「県民に直結するサービスの視点でいろいろな提案が挙がっている。職員一人ひとりが意識するだけで見えるものが違ってくる」と、担当者はこの3年の取り組みに手応えを感じている様子だ。
県庁各課の入り口には顔写真付き座席表、エレベーターには待ち時間を有効活用できるようにとポスター。
これらは岡山県が2013年度から始めた、職員から業務改善や提案を募集する「ひとり1改善運動」がきっかけで庁内に広がった取り組みということです。
※ 私は、良い取り組みだと思います。
県庁に伺う時、ふと誰だったかな?記憶をたどることがあります。
各課に座席表が大きく張ってあれば、それを見て確認できます。
津山市も、座席表はカウンターに配置しておりますが、目立たない状態であるのが、現実です。
写真入りとなると、来庁者の目には必ずとまるでしょう。
このことが、職員からの提案で実施されたことが、なおすばらしい!
県民サービス向上やコスト削減になるちょっとしたアイデアが全庁に広まることもあり、職員のモチベーションアップにつながっている。
12年11月に就任した伊原木隆太知事は県政運営に、「顧客主義」「コスト意識」「スピード感」という民間出身ならではの視点を掲げ、職員提案制度を刷新。以前は提案方式だけだったが、職員が実行し効果があった改善も申告できる形に変え、年間を通して職員専用ホームページ(HP)から提出できるようにした。費用対効果があったり、県民サービスが向上したりした改善・提案には知事表彰を導入した。
募集しているのは、自ら取り組んだ業務改善や事務改善への意見や提案。改善や提案内容は3カ月ごとに取りまとめ、HPで職員向けに公開し共有している。行政改革推進室の担当者は「職員の優れた改善を全庁で共有することで、別な職員がさらなるブラッシュアップを図れる」と話す。
13年度は886件、14年度は530件、15年度は418件の改善・提案が寄せられた。担当者不在時でも相手から必要情報を把握できる「聞き取りメモシート」の発案など、部署内で役立つ工夫から県民目線の改善まで多岐にわたる。
今では岡山県庁内で当たり前になっている事例も。各課入り口の顔写真付きの座席表は「目的の担当者が分からず訪問者が戸惑うことが多い」と気付いた職員の発案だった。出張旅費の計算補助ツールを作成し、職員専用HPで共有することで事務効率が上がった例もある。
13年度と15年度を比べると件数は半減しているが、「数より改善の中身が大事」(行政改革推進室担当者)。職員の改善意識を保つために、さまざまな手を打ってきた。毎月11日を「ひとり1改善の日」と定め、各職場で仕事のやり方を見直す機会に。年に数回ある重点月間には、「エクセルの有効活用」「省エネルギー・節電を推進」などのテーマを決めて募集している。昨年10月には業務改善の目標を掲げた「ひとり1改善運動10箇条」を作成し、全課に配布した。「県民に直結するサービスの視点でいろいろな提案が挙がっている。職員一人ひとりが意識するだけで見えるものが違ってくる」と、担当者はこの3年の取り組みに手応えを感じている様子だ。