平成30年6月23日 さんデジ
高校野球岡山大会組み合わせ決定
59校出場、7月13日開幕
第100回全国高校野球選手権記念岡山大会の組み合わせ抽選会が23日、岡山市内で行われ、出場59校の対戦カードが別表の通り決まった。
7月13日から17日間、倉敷市のマスカットスタジアムなど岡山県内3球場で、夏の甲子園出場を懸けた熱戦が繰り広げられる。
母校津山高校野球部は、7月15日(日) 14:00~ 津山-岡山芳泉 (マスカットスタジアム)
これまでの練習の成果を自信を持って発揮してほしい!
平成30年6月23日
沖縄慰霊の日、美作大生ら黙とう 60人が恒久平和へ思い新た
「沖縄慰霊の日」の23日、美作大・短期大学部(津山市北園町)の沖縄県出身の学生ら約60人が、現地で行われた戦没者追悼式に合わせ、学内で黙とうをささげた。
20万人を超える戦没者を悼み、恒久平和への思いを新たにした。
沖縄県人会6・23実行委の2年福地ゆめのさん(19)=糸満市出身=が「あの悲惨な戦争が二度と起きないように沖縄に向かって黙とうをささげよう」と放送で呼び掛け、学生と教職員が本館正面入り口に集合。
正午には、沖縄の方角へ向かってこうべを垂れ、目を閉じた。
実行委員長を務める2年新垣美月さん(19)=豊見城市出身=は「私たちにとって特別な日。
古里のことを思うとともに、戦争があってはならないと伝えたい」と話した。
黙とうは、2014年から毎年行っている。
17日には同大体育館で沖縄戦をテーマにした恒例の創作劇「時をこえ」も披露した。
沖縄慰霊の日、美作大生ら黙とう 60人が恒久平和へ思い新た
「沖縄慰霊の日」の23日、美作大・短期大学部(津山市北園町)の沖縄県出身の学生ら約60人が、現地で行われた戦没者追悼式に合わせ、学内で黙とうをささげた。
20万人を超える戦没者を悼み、恒久平和への思いを新たにした。
沖縄県人会6・23実行委の2年福地ゆめのさん(19)=糸満市出身=が「あの悲惨な戦争が二度と起きないように沖縄に向かって黙とうをささげよう」と放送で呼び掛け、学生と教職員が本館正面入り口に集合。
正午には、沖縄の方角へ向かってこうべを垂れ、目を閉じた。
実行委員長を務める2年新垣美月さん(19)=豊見城市出身=は「私たちにとって特別な日。
古里のことを思うとともに、戦争があってはならないと伝えたい」と話した。
黙とうは、2014年から毎年行っている。
17日には同大体育館で沖縄戦をテーマにした恒例の創作劇「時をこえ」も披露した。
平成30年6月23日 13:30~
岡山県県北の気象と広戸風の講演
アメダスデータから見る岡山県の気象関係
会場:津山市立図書館
講師:三浦健志先生
岡山大学名誉教授(専門:環境気象学)
大入り満員で、超満席状態でした。
写真の撮影は禁止でしたが、講演前の状況を撮影いたしました。
「広戸風」ということで知り合いの方も多数参加されていました。
気象観測所は結構移動してい。
岡山県内には25カ所あります。
津山は津山特別地域気象観測所となっています。
岡山の気象(平年値)とは、1981年から2010年までの20年間の平均値
気象観測所は函館市が1873年で日本最初に設置
岡山県は1891年でこれまでに観測点は4回変更されている。
津山市の観測所は1943年設置
多数の参加で、頂いた資料は白黒コピーとなり、カラー資料をお願いしました。
広戸風は日本三大悪風の一つ
清川だし、やまじ風、広戸風
広戸風の発生要因の詳細なお話しは少なかったです。
2017年10月22・23日の瞬間最大風速のデータでの説明(白黒でわかりづらい)
台風21号
当時の内容をブログに掲載しています。
津山の危機管理体制(10月23日)
広戸風による大きな爪痕
広戸風の発生への対応が必要か?
2011年5月29日の広戸風の話しも出る。
台風2号
こんなに早く広戸風が吹き荒れる
このころのブログはあまり参考になりません!
台風2号の進路図
台風が発生するごとに広戸風の発生を危惧しております。
本ブログでも #広戸風 で検索してもらうと、これまでの「広戸風」の発生が少し解るのではと考えます。
予想はなかなか難しです。
岡山県県北の気象と広戸風の講演
アメダスデータから見る岡山県の気象関係
会場:津山市立図書館
講師:三浦健志先生
岡山大学名誉教授(専門:環境気象学)
大入り満員で、超満席状態でした。
写真の撮影は禁止でしたが、講演前の状況を撮影いたしました。
「広戸風」ということで知り合いの方も多数参加されていました。
気象観測所は結構移動してい。
岡山県内には25カ所あります。
津山は津山特別地域気象観測所となっています。
岡山の気象(平年値)とは、1981年から2010年までの20年間の平均値
気象観測所は函館市が1873年で日本最初に設置
岡山県は1891年でこれまでに観測点は4回変更されている。
津山市の観測所は1943年設置
多数の参加で、頂いた資料は白黒コピーとなり、カラー資料をお願いしました。
広戸風は日本三大悪風の一つ
清川だし、やまじ風、広戸風
広戸風の発生要因の詳細なお話しは少なかったです。
2017年10月22・23日の瞬間最大風速のデータでの説明(白黒でわかりづらい)
台風21号
当時の内容をブログに掲載しています。
津山の危機管理体制(10月23日)
広戸風による大きな爪痕
広戸風の発生への対応が必要か?
2011年5月29日の広戸風の話しも出る。
台風2号
こんなに早く広戸風が吹き荒れる
このころのブログはあまり参考になりません!
台風2号の進路図
台風が発生するごとに広戸風の発生を危惧しております。
本ブログでも #広戸風 で検索してもらうと、これまでの「広戸風」の発生が少し解るのではと考えます。
予想はなかなか難しです。
6月23日に津山市立図書館で岡山県県北の気象と広戸風の講演があります。
聴講する予定です。
平成30年6月17日
台風6号の進路を追加しました。
現在の進路であれば、「広戸風」発生は、心配ない!
平成30年6月15日
台風6号が発生!
台風の影響か?那岐連山に風枕が発生しています。
夕方19:00の状況
風枕ができると、広戸風が吹くといわれています。
台風6号の進路に注目しておかなければなりません。
平成23年5月30日 台風2号により広戸風が発生する。
台風2号の進路
平成30年6月23日
昨日に続き、今回は液体除草剤の散布の方法です。
田植え後の除草液散布の省力機器(エアーボート)
散布後の軌跡がわかるので、圃場の散布状況が確認できます。
初めてコントローラーを触っても大丈夫!
除草材(液体)
田植え後の田んぼに入らなくても大丈夫!
色々と省力化に向けた機械が考案さえてます。
ただし、最後は人間の目と判断が必要です。
ドローンによる、除草剤散布の様子(ブログ)
平成30年6月23日のFBに投稿する。
昨日に続き、今回は液体除草剤の散布の方法です。
田植え後の除草液散布の省力機器(エアーボート)
散布後の軌跡がわかるので、圃場の散布状況が確認できます。
初めてコントローラーを触っても大丈夫!
除草材(液体)
田植え後の田んぼに入らなくても大丈夫!
色々と省力化に向けた機械が考案さえてます。
ただし、最後は人間の目と判断が必要です。
ドローンによる、除草剤散布の様子(ブログ)
平成30年6月23日のFBに投稿する。
平成30年6月23日 情報
「広報津山」の表題が平成28年5月から変わった。残念!という投稿をいただきました。
それまでは、「広報つやま」でした。
気にしていませんでしたが、投稿をいただき確認しました。
現在は、オカヤマエーブックスでこれまでの広報誌を確認できます。
https://www.okayama-ebooks.jp/?area=tsuyama&book_genre=public&s
津山市議会の広報誌もこの時期に表題を変更しています。
「つやま市議会だより」が「みんちゃい」つやま市議会だより に変わる。
平成28年6月(81号)から表紙の写真を津山市内の各高校写真部に依頼して掲載することになりました。
津山工業高校(81) 津山高校(82) 美作高校(83) 津山東高校(84) 美作高校(85) 津山東高校(86) 津山工業高校(87) 津山高校(88)
次の「みんちゃい」の表紙はどんな写真かな?と楽しみにしています。
高校生の視点も注目しています。
「広報津山」の表題が平成28年5月から変わった。残念!という投稿をいただきました。
それまでは、「広報つやま」でした。
気にしていませんでしたが、投稿をいただき確認しました。
現在は、オカヤマエーブックスでこれまでの広報誌を確認できます。
https://www.okayama-ebooks.jp/?area=tsuyama&book_genre=public&s
津山市議会の広報誌もこの時期に表題を変更しています。
「つやま市議会だより」が「みんちゃい」つやま市議会だより に変わる。
平成28年6月(81号)から表紙の写真を津山市内の各高校写真部に依頼して掲載することになりました。
津山工業高校(81) 津山高校(82) 美作高校(83) 津山東高校(84) 美作高校(85) 津山東高校(86) 津山工業高校(87) 津山高校(88)
次の「みんちゃい」の表紙はどんな写真かな?と楽しみにしています。
高校生の視点も注目しています。
平成30年6月23日
南海トラフ地震の「スーパーサイクル」とは? 次は超巨大津波の可能性も
MBSニュース(2018年6月22日配信)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180621-10000001-mbsnews-l27
6月18日に起きた大阪府北部を震源とする大きな地震は、次の南海トラフ地震の「予兆」ともいわれています。
その南海トラフ地震をめぐって今「スーパーサイクル」という言葉が注目されています。
大地震は数百年に一度、周期的に起きているとされていますが、実はその何度かに一度は東日本大震災のような巨大地震を起こす周期があり、そのことを「スーパーサイクル」と呼ぶのです。
近畿に大津波が襲うことになるかもしれない南海トラフ地震にも、この「スーパーサイクル」があることが最新の研究でわかってきました。
「スーパーサイクル」とは?
7年前、東北沿岸部を中心に大津波が襲った東日本大震災。
M9の超巨大地震。
誰も想像すらできなかった時期に発生を予測していた研究者がいました。
過去の地震と津波を研究している産業技術総合研究所の宍倉正展さんです。
「地層から想像していたものが現実になってしまった」(産業技術総合研究所・海溝型地震履歴研究グループ長 宍倉正展さん・2011年)
東日本大震災が起きる7年前から、西暦869年に宮城県沿岸を襲った「貞観地震」に注目していました。
宍倉さんが古文書に残る史実と過去の津波の跡などを調べた結果、貞観地震と東日本大震災の津波の被害が驚くほど似ていることに気付きました。
そして導き出したのが地震の「スーパーサイクル」だったのです。
「仙台の平野の地下に眠る過去の津波の痕跡を調べていた。
西暦869年に貞観地震という歴史記録にも残っているが、その津波の痕跡が内陸3~4キロまできているということがわかり、それが500年~1000年の間隔で繰り返し重なっている」(産業技術総合研究所・海溝型地震履歴研究グループ長 宍倉正展さん・2018年)
.
南海トラフ地震にもスーパーサイクルが
そんな宍倉さんがいま注目しているのが南海トラフ地震です。
Q.南海トラフにもスーパーサイクルはある?
「そういうことをいってもいいのかなと思っている」(宍倉正展さん)
宍倉さんが目をつけたのが、紀伊半島の南端にある和歌山県串本町の国の名勝「橋杭岩」。
「周辺には大きさ1メートル以上の岩が散らばっていて、過去の大津波で流されきたと考えられています」(太田尚志記者リポート)
橋杭岩の周辺には岩石が1000個以上散らばっていて、宍倉さんは岩石に残された貝殻など年代測定をすることで、いつ岩石が津波に流されたのか、つまり大津波がいつ発生したのかを調査しました。
南海トラフ地震は、静岡県の駿河湾から九州東方沖まで続く海底を震源に繰り返し起きている巨大地震です。
その周期は100年から150年とされていて、前回は戦前の1944年と1946年にM7.9とM8.0の地震が起きています。
その90年前の江戸時代、安政期にはM8.4の地震が2つ続けて発生。
さらに、約150年前の江戸時代・宝永期には3つの震源域が同時に動き、過去最大級のM8.6の地震を起こしたことがわかっています。
南海トラフ地震はその大きさや発生時期にばらつきがあるのです。
宍倉さんが橋杭岩の貝殻の年代測定をした結果、宝永地震を起点として遡ると約400年から600年周期で大規模な地震による大津波が複数回起きていることを突き止めたのです。
「前回のスーパーサイクルの巨大地震は宝永地震かもしれない。次の南海トラフ地震は(宝永・1707年から)300数十年(経ったとすると)、(400~600年周期に)短いかもしれないが、(スーパーサイクルに)なってもおかしくない」(宍倉正展さん)
.
池の堆積物は“津波の履歴”
「いまだいぶ、池の中に草が生えてきて、向こうハスが生えてきているが、あのハス生えてくると、もう南海地震が近いです」(高知大学 岡村眞名誉教授)
もう一人、池の堆積物などの調査によって、南海トラフ地震にスーパーサイクルがあると考えている研究者がいます。高知大学名誉教授の岡村眞さんです。
「この5メートルの堤防の地形を10メートルを超えるような大津波が来るというのは、300年とか350年に1回」(岡村眞さん)
岡村さんらの研究グループは、西日本にある約30か所の湖や沼に残された津波堆積物を調べました。過去3500年にも及ぶ南海トラフ地震の津波の履歴です。
「蟹ヶ池の柱状資料のコアです」(岡村眞さん)
岡村さんは池の底からとれた植物の化石などの堆積物から、過去に起きた津波の年代などがわかるといいます。
「木の葉がたくさん入っている、木の葉が全部化石ですね。
これが年代を測る基本となる。これがだいたい3000年の池の歴史です。ここが池の底になっていて、これから下に古い方にいきます。ここに見えているのが、“宝永(津波)”の砂です」(岡村眞さん)
2000年前の超巨大津波の痕跡
これらの津波堆積物から、岡村さんは宝永地震クラスの津波よりもさらに規模の大きい津波が起きるもう一つのスーパーサイクルがあることを導き出しました。
「宝永クラスというか、15メートルクラスの津波がきているが、そういうものはだいたい300年~350年に1度くらい来る。
でもそのクラス以上のものが700年に1度きている」(岡村眞さん)
また、岡村さんの調査でわかったことは、これだけにとどまりませんでした。その事実を見つけたとき岡村さんは驚愕したといいます。
「ここに…厚いですよね。もうほんとうに70センチ以上ありますよね。これが2000年前の超巨大津波の痕跡になります」(岡村眞さん)
15メートルの津波を起こしたとされる宝永地震の堆積物の厚さは30センチほどでしたが、岡村さんらが見つけた2000年前の堆積物はなんと倍以上の70センチもあったのです。
「宝永をはるかに超えるものが歴史的につかまった。われわれは初めて見つけたんだ、ちょっと興奮しました」(岡村眞さん)
今年5月の学会でも、岡村さんらの成果が発表されました。
「プランクトンとか化石をみると、砂が厚い。サイクルがあるんです」(岡村眞さん)
当日、産業技術総合研究所の宍倉さんも姿を見せました。
「100年200年の歴史地震とは何かが違う。もうひとつの大きなサイクルがあるのではないかというのは間違いない」(産業技術総合研究所・海溝型地震履歴研究グループ長 宍倉正展さん)
「数百年だけの歴史をたよって最大だろうとか、宝永が最大だろうとかいうのはやめた方がいい。
それは必ずしも最大のものではないと考えなければいけない。
自然からの警告だと思う」(高知大学 岡村眞名誉教授)
南海トラフ地震の「スーパーサイクル」とは? 次は超巨大津波の可能性も
MBSニュース(2018年6月22日配信)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180621-10000001-mbsnews-l27
6月18日に起きた大阪府北部を震源とする大きな地震は、次の南海トラフ地震の「予兆」ともいわれています。
その南海トラフ地震をめぐって今「スーパーサイクル」という言葉が注目されています。
大地震は数百年に一度、周期的に起きているとされていますが、実はその何度かに一度は東日本大震災のような巨大地震を起こす周期があり、そのことを「スーパーサイクル」と呼ぶのです。
近畿に大津波が襲うことになるかもしれない南海トラフ地震にも、この「スーパーサイクル」があることが最新の研究でわかってきました。
「スーパーサイクル」とは?
7年前、東北沿岸部を中心に大津波が襲った東日本大震災。
M9の超巨大地震。
誰も想像すらできなかった時期に発生を予測していた研究者がいました。
過去の地震と津波を研究している産業技術総合研究所の宍倉正展さんです。
「地層から想像していたものが現実になってしまった」(産業技術総合研究所・海溝型地震履歴研究グループ長 宍倉正展さん・2011年)
東日本大震災が起きる7年前から、西暦869年に宮城県沿岸を襲った「貞観地震」に注目していました。
宍倉さんが古文書に残る史実と過去の津波の跡などを調べた結果、貞観地震と東日本大震災の津波の被害が驚くほど似ていることに気付きました。
そして導き出したのが地震の「スーパーサイクル」だったのです。
「仙台の平野の地下に眠る過去の津波の痕跡を調べていた。
西暦869年に貞観地震という歴史記録にも残っているが、その津波の痕跡が内陸3~4キロまできているということがわかり、それが500年~1000年の間隔で繰り返し重なっている」(産業技術総合研究所・海溝型地震履歴研究グループ長 宍倉正展さん・2018年)
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南海トラフ地震にもスーパーサイクルが
そんな宍倉さんがいま注目しているのが南海トラフ地震です。
Q.南海トラフにもスーパーサイクルはある?
「そういうことをいってもいいのかなと思っている」(宍倉正展さん)
宍倉さんが目をつけたのが、紀伊半島の南端にある和歌山県串本町の国の名勝「橋杭岩」。
「周辺には大きさ1メートル以上の岩が散らばっていて、過去の大津波で流されきたと考えられています」(太田尚志記者リポート)
橋杭岩の周辺には岩石が1000個以上散らばっていて、宍倉さんは岩石に残された貝殻など年代測定をすることで、いつ岩石が津波に流されたのか、つまり大津波がいつ発生したのかを調査しました。
南海トラフ地震は、静岡県の駿河湾から九州東方沖まで続く海底を震源に繰り返し起きている巨大地震です。
その周期は100年から150年とされていて、前回は戦前の1944年と1946年にM7.9とM8.0の地震が起きています。
その90年前の江戸時代、安政期にはM8.4の地震が2つ続けて発生。
さらに、約150年前の江戸時代・宝永期には3つの震源域が同時に動き、過去最大級のM8.6の地震を起こしたことがわかっています。
南海トラフ地震はその大きさや発生時期にばらつきがあるのです。
宍倉さんが橋杭岩の貝殻の年代測定をした結果、宝永地震を起点として遡ると約400年から600年周期で大規模な地震による大津波が複数回起きていることを突き止めたのです。
「前回のスーパーサイクルの巨大地震は宝永地震かもしれない。次の南海トラフ地震は(宝永・1707年から)300数十年(経ったとすると)、(400~600年周期に)短いかもしれないが、(スーパーサイクルに)なってもおかしくない」(宍倉正展さん)
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池の堆積物は“津波の履歴”
「いまだいぶ、池の中に草が生えてきて、向こうハスが生えてきているが、あのハス生えてくると、もう南海地震が近いです」(高知大学 岡村眞名誉教授)
もう一人、池の堆積物などの調査によって、南海トラフ地震にスーパーサイクルがあると考えている研究者がいます。高知大学名誉教授の岡村眞さんです。
「この5メートルの堤防の地形を10メートルを超えるような大津波が来るというのは、300年とか350年に1回」(岡村眞さん)
岡村さんらの研究グループは、西日本にある約30か所の湖や沼に残された津波堆積物を調べました。過去3500年にも及ぶ南海トラフ地震の津波の履歴です。
「蟹ヶ池の柱状資料のコアです」(岡村眞さん)
岡村さんは池の底からとれた植物の化石などの堆積物から、過去に起きた津波の年代などがわかるといいます。
「木の葉がたくさん入っている、木の葉が全部化石ですね。
これが年代を測る基本となる。これがだいたい3000年の池の歴史です。ここが池の底になっていて、これから下に古い方にいきます。ここに見えているのが、“宝永(津波)”の砂です」(岡村眞さん)
2000年前の超巨大津波の痕跡
これらの津波堆積物から、岡村さんは宝永地震クラスの津波よりもさらに規模の大きい津波が起きるもう一つのスーパーサイクルがあることを導き出しました。
「宝永クラスというか、15メートルクラスの津波がきているが、そういうものはだいたい300年~350年に1度くらい来る。
でもそのクラス以上のものが700年に1度きている」(岡村眞さん)
また、岡村さんの調査でわかったことは、これだけにとどまりませんでした。その事実を見つけたとき岡村さんは驚愕したといいます。
「ここに…厚いですよね。もうほんとうに70センチ以上ありますよね。これが2000年前の超巨大津波の痕跡になります」(岡村眞さん)
15メートルの津波を起こしたとされる宝永地震の堆積物の厚さは30センチほどでしたが、岡村さんらが見つけた2000年前の堆積物はなんと倍以上の70センチもあったのです。
「宝永をはるかに超えるものが歴史的につかまった。われわれは初めて見つけたんだ、ちょっと興奮しました」(岡村眞さん)
今年5月の学会でも、岡村さんらの成果が発表されました。
「プランクトンとか化石をみると、砂が厚い。サイクルがあるんです」(岡村眞さん)
当日、産業技術総合研究所の宍倉さんも姿を見せました。
「100年200年の歴史地震とは何かが違う。もうひとつの大きなサイクルがあるのではないかというのは間違いない」(産業技術総合研究所・海溝型地震履歴研究グループ長 宍倉正展さん)
「数百年だけの歴史をたよって最大だろうとか、宝永が最大だろうとかいうのはやめた方がいい。
それは必ずしも最大のものではないと考えなければいけない。
自然からの警告だと思う」(高知大学 岡村眞名誉教授)