平成30年6月14日
津山市議会6月定例会一般質問で、有本明彦教育長の津山市の教育への取組について、所信をお聞きしました。
登壇質問
You Tubeの録画配信
9:54~13:09の
https://www.youtube.com/watch?v=g-c4CxnYxAk&feature=youtu.be
有本明彦教育長の所信表明
まず、私が信条とするところの学校教育の使命についてでありますが、
・ひとつには、自らの将来を心豊かに切り拓く人材を育てること。
・ふたつめに、ふるさと津山を愛し、地域や社会に貢献できる人材を育てることであります。
その使命達成のための基盤となるものが、「学力」でありまた、「体力」「チャレンジ精神」「規範意識」や「思いやり」であると考えております。
しかし今、その基盤である「学力」の低迷等が本市の最大の課題であると思っております。
さらには、「不登校・長期欠席」も深刻な問題と捉えております。
これらの課題解決にあたりましては、まずは、家庭や地域の皆様方と課題を共有しながら、学校と一体となって子どもを育てる体制や環境を整えていくことが重要であります。
そのために、家庭や地域、そして関係機関、団体の方々との「対話」を大切にしながら、「すべての子どもたちが、素直で、そして笑顔で、生き活きとした生活にあふれる学校」の実現を目指し、「大切な人を大切にする津山市の教育」を推進してまいりたいと強く決意しているところであります。
特に、学力向上の取組につきましては、次の3つのポイントに重点をおいて進めてまいりたいと考えております。
1つめは、子どもたちが落ち着いて学習に取り組むことのできる学習環境をつくること。
2つめに、ICT機器の活用や小・中学校の連携による授業力の向上を図り、わかる授業を推進すること。
3つめとして、家庭や地域の連携により、子どもたちの生活習慣の改善を図り、家庭学習の充実に向けた取組みを進めることであります。
次に、社会教育の充実と生涯学習の推進についてであります。
先ほどの学校教育にも関連いたしますが、学校・家庭・地域がつながり、市民の豊かな人生と、資質・能力の向上が図られるよう、まち全体で人を育む力を培うことが大切であります。
このことから、市民一人ひとりが生涯を通じて、いつでも自由に学習機会を選択して学ぶことができるよう、市民のニーズを踏まえて、多様な芸術文化活動やスポーツの振興等を進めるとともに、魅力あるまちづくりの実現に努めてまいりたいと考えております。
また、こうした活動の充実と推進は、学校教育の充実にもつながることを期待して、総合的かつ一体的に進めてまいりたいと考えております。
以上、簡単ではありますが、私の基本的な考え方を述べさせていただきました。
議員の皆様方には、これまで以上に教育行政への御支援と御協力をよろしくお願い申し上げます。