令和2年4月25日 情報
NHK 新型コロナウイルス感染症 特設サイト
こういうデータに基づいた冷静な分析・報道が大切です。
画像をクリックするとNHKのページにリンクします。
NHKは、全国の放送局を通じて自治体が発表した感染者の性別や年代、職業、感染経路などのデータを集め
4月17日の時点の9852人について分析しました。
男女別・年代別で見ると 20代女性の感染者が多い
男性で割合が多いのは、次の年代です。
•40代 19.6% •50代 18.8% •30代 16.3% •20代 14.6% •60代 12.9%
男性で割合が少ないのは、次の年代です。
•90代以上 0.8% •10歳未満 1.1% •10代 1.8% •80代 4.6% •70代 8.8%
女性で割合が多いのは、次の年代です。
•20代 20.2% •50代 16.2% •30代 15.1% •40代 14.0% •60代 10.3%
女性で割合が少ないのは、次の年代です。
•10歳未満 1.4% •10代 3.0% •90代以上 3.0% •80代 6.9% •70代 9.3%
感染経路が推定できる人とできない人の割合を年代別に見てみます。
10代以下や、70代以上では推定できたケースが半数を上回ったのに対し、
20代から60代では感染経路が推定できたケースが半数を下回り、
とくに、30代から50代で感染経路がうかがえない傾向が顕著になっています。
職業別感染経路
職業別では、介護士や介護施設の利用者などの「介護・福祉」、大学生や学校の教員など「学校・教育」、
医師や看護師などの「医療関係者」などで感染経路が推定できるケースが多いのに対し、
「飲食・接客」や「会社員など」は感染経路が推定できる割合が少ない傾向となっています。
【注意】
感染者の職業は半数程度しか公表されず、職業の分類も自治体によって異なるため、あくまで参考のデータですが、病院や介護施設といった感染経路が推定しやすいケースと、飲食・接客のような不特定多数の人に接するケースとで、傾向に違いが出ているといえそうです。
専門家はどう見る
今回の分析結果について、日本感染症学会の理事長で東邦大学の舘田一博教授は次のように話しています。
《地方でも感染が増えていることについて》
「人口が多いところで患者数が多くて、その後、地方にと考えていたが、ある地域では3密を起こしやすい環境が作られている可能性がある。今は感染のまん延期なので誰でも感染してもおかしくない状況だ。患者数の多い都心から地方に移動した人を中心に集団感染が起きてしまう可能性があるので注意が必要だ」
《20代女性の割合や40代男性の割合が多いことについて》
「この感染症は人と人との接触で感染のリスクが高まるのでさらに詳しい解析が必要だ。40代、50代の男性は働き盛りで多くの人に会い、移動もする。夜の街に出て行く機会も多いのかもしれない」
【所見】
こういうデータに基づいた冷静な分析・報道が大切です。
出来れば、男女別・年代別で見た、 20代女性の感染者について、職業別及び感染経路についての報告があれば、今後の効果ある対策が打ち出せると考える。
他にも興味の持てるデータ分析が公開されています。
NHK 新型コロナウイルス感染症 特設サイト
こういうデータに基づいた冷静な分析・報道が大切です。
画像をクリックするとNHKのページにリンクします。
NHKは、全国の放送局を通じて自治体が発表した感染者の性別や年代、職業、感染経路などのデータを集め
4月17日の時点の9852人について分析しました。
男女別・年代別で見ると 20代女性の感染者が多い
男性で割合が多いのは、次の年代です。
•40代 19.6% •50代 18.8% •30代 16.3% •20代 14.6% •60代 12.9%
男性で割合が少ないのは、次の年代です。
•90代以上 0.8% •10歳未満 1.1% •10代 1.8% •80代 4.6% •70代 8.8%
女性で割合が多いのは、次の年代です。
•20代 20.2% •50代 16.2% •30代 15.1% •40代 14.0% •60代 10.3%
女性で割合が少ないのは、次の年代です。
•10歳未満 1.4% •10代 3.0% •90代以上 3.0% •80代 6.9% •70代 9.3%
感染経路が推定できる人とできない人の割合を年代別に見てみます。
10代以下や、70代以上では推定できたケースが半数を上回ったのに対し、
20代から60代では感染経路が推定できたケースが半数を下回り、
とくに、30代から50代で感染経路がうかがえない傾向が顕著になっています。
職業別感染経路
職業別では、介護士や介護施設の利用者などの「介護・福祉」、大学生や学校の教員など「学校・教育」、
医師や看護師などの「医療関係者」などで感染経路が推定できるケースが多いのに対し、
「飲食・接客」や「会社員など」は感染経路が推定できる割合が少ない傾向となっています。
【注意】
感染者の職業は半数程度しか公表されず、職業の分類も自治体によって異なるため、あくまで参考のデータですが、病院や介護施設といった感染経路が推定しやすいケースと、飲食・接客のような不特定多数の人に接するケースとで、傾向に違いが出ているといえそうです。
専門家はどう見る
今回の分析結果について、日本感染症学会の理事長で東邦大学の舘田一博教授は次のように話しています。
《地方でも感染が増えていることについて》
「人口が多いところで患者数が多くて、その後、地方にと考えていたが、ある地域では3密を起こしやすい環境が作られている可能性がある。今は感染のまん延期なので誰でも感染してもおかしくない状況だ。患者数の多い都心から地方に移動した人を中心に集団感染が起きてしまう可能性があるので注意が必要だ」
《20代女性の割合や40代男性の割合が多いことについて》
「この感染症は人と人との接触で感染のリスクが高まるのでさらに詳しい解析が必要だ。40代、50代の男性は働き盛りで多くの人に会い、移動もする。夜の街に出て行く機会も多いのかもしれない」
【所見】
こういうデータに基づいた冷静な分析・報道が大切です。
出来れば、男女別・年代別で見た、 20代女性の感染者について、職業別及び感染経路についての報告があれば、今後の効果ある対策が打ち出せると考える。
他にも興味の持てるデータ分析が公開されています。