令和2年6月16日
吉井川水害タイムラインの完成(岡山県)
大雨や台風など災害発生で行動計画を確立
台風や豪雨時における吉井川水系の大規模氾濫に備え、流域自治体など関係37機関の役割を時系列で定めた「吉井川水害タイムライン」の本格運用が15日、始まった。
逃げ遅れで多数の犠牲者が出た西日本豪雨の教訓を踏まえ、各機関の連携を強化し、被害の最小化につなげるのが狙い。

タイムラインは、水害が予測される3日前からの対応について、大雨・洪水警戒レベル(1~5)に応じて7段階に分類。
2日前には県などのダム管理者が事前放流の実施を判断したり、高齢者らの避難が必要な「レベル3」では市町村が避難所を開設したりするなど、各段階でチェックする計458項目を明記している。
昨年7月に立ち上げた検討会(座長・西山哲岡山大大学院教授)が取りまとめた。
この日、西山座長が横林直樹国土交通省岡山河川事務所長に完成を報告し「住民の命を守るため、適切に運用してほしい」と述べた。
タイムラインは、国管理だけでなく、県管理区間も含めて策定した。
昨年6月の高梁川水系に続いて全国2例目で、2017年3月に国管理区間を対象に作った旭川も県管理区間への拡大を検討している。
関連ブログ
吉井川タイムライン策定で議論(2019年8月11日)
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逃げ遅れで多数の犠牲者が出た西日本豪雨の教訓を踏まえ、各機関の連携を強化し、被害の最小化につなげるのが狙い。

タイムラインは、水害が予測される3日前からの対応について、大雨・洪水警戒レベル(1~5)に応じて7段階に分類。
2日前には県などのダム管理者が事前放流の実施を判断したり、高齢者らの避難が必要な「レベル3」では市町村が避難所を開設したりするなど、各段階でチェックする計458項目を明記している。
昨年7月に立ち上げた検討会(座長・西山哲岡山大大学院教授)が取りまとめた。
この日、西山座長が横林直樹国土交通省岡山河川事務所長に完成を報告し「住民の命を守るため、適切に運用してほしい」と述べた。
タイムラインは、国管理だけでなく、県管理区間も含めて策定した。
昨年6月の高梁川水系に続いて全国2例目で、2017年3月に国管理区間を対象に作った旭川も県管理区間への拡大を検討している。
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