令和4年2月22日
2022年度予算(案)
22日の衆院本会議で、自民、公明、国民民主の各党などの賛成多数で可決され、衆院を通過した。
予算案の一般会計総額は107兆5964億円と、10年連続で過去最大。
新型コロナウイルス対策や、首相が掲げる「新しい資本主義」の実現に向けた費用を盛り込んだ。
本会議では、賃金引き上げに積極的な企業の法人税負担を軽減する措置の拡充などを盛り込んだ
22年度税制改正関連法案も可決された。
令和4年2月21日
2022年度予算案は衆院予算委員会で、自民、公明、国民民主の各党の賛成多数で可決された。
https://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=53635&media_type=
22日の衆院本会議で採決、参院に送付される。
予算案が22日に衆院通過すれば、戦後最速だった1999年2月19日に次ぐ早さとなる。
衆院予算委はこれに先立ち、岸田文雄首相と全閣僚が出席して締めくくり質疑を実施。
立民、国民、共産の各党は予算案の組み替え動議をそれぞれ提出したが、否決された。
予算案の一般会計総額は、前年度当初予算比0.9%増の107兆5964億円と、10年連続で過去最大を更新。
新型コロナウイルス対策の予備費5兆円などを盛り込んだ。
参院予算委は24、25両日に首相と全閣僚が出席して基本的質疑を行う。
国民の予算案「賛成」
国民民主党が21日、衆院予算委員会で2022年度予算案の採決に賛成したことを巡り、他の野党各党から批判が相次いだ。
立憲民主党の泉健太代表は「野党とは言えない非常に重大な選択だ。本予算に賛成する野党は考えがたい」と反発した。
泉氏は旧国民出身で、これまで国民を「兄弟政党」として連携を呼びかけてきた。
今後の連携について、記者団に「自民と対峙(たいじ)する勢力となるかが問われている」と述べた。
国民と国会対応で連携している日本維新の会の藤田文武幹事長は記者会見で、「政権与党に入りたいと捉えられても仕方ないのではないか」と突き放した。
同党は予算案に反対しており「我が党はそもそもの考え方の大枠が政府と根本的に違う」とも強調した。
国民は維新とガソリンなど燃油価格の急騰対策で政府がガソリン税を軽減する「トリガー条項」を凍結解除する議員立法を共同で提出している。
国民は政府が同条項の凍結解除に前向きな姿勢を示したとして予算案の賛成に回ったが、両党で対応が割れた形だ。
共産党の小池晃書記局長は記者会見で「憲政史上まれでめったにない『異例中の異例』だ。
事実上の与党宣言と受け取らざるを得ない」と非難した。
◇主な政治日程
2月22日 2022年度予算案、衆院通過
24日 先進7カ国(G7)首脳オンライン会合
3月 6日 31都道府県へのまん延防止等重点措置期限
13日 自民党大会、石川県知事選投開票
後半?予算案成立
4月24日 参院石川選挙区補欠選挙投開票
5月15日 沖縄本土復帰50年
6月15日 通常国会会期末
26日 G7サミット(独エルマウ、28日まで)
7月10日 参院選投開票(見通し)
9月29日 沖縄県知事任期満了