令和4年5月13日
津山市教委 コミュニティ・スクール(CS)全校展開し教育充実へ
住民らの小中学校運営参画進める
津山市教委は、地域住民らが学校運営に参画する「コミュニティ・スクール(CS)」の導入を進めている。
2021年度に津山東中(押入)をモデル校に指定してスタートし、22年度は勝北中(原)と鶴山小(志戸部)に拡大。
24年度までを目標に市立全35小中学校で順次展開し、地域と連携した教育環境の充実を図る。
CSは、保護者や地域住民らでつくる学校運営協議会を設置した学校。
協議会が教育活動に関する提案や校長が作成する学校経営計画の承認などを行うことで地域と共にある学校づくりを目指すのが狙い。
市教委は17年の地方教育行政法改正で設置が努力義務化されたことを踏まえ、津山東中での取り組みをスタート。
本年度は勝北中と、小学校で初めて鶴山小で導入した。
4月27日に第1回学校運営協議会を開催した鶴山小では、市教委が任命した委員11人のうち10人が出席。
学力向上や授業改善の目標を掲げた学校経営計画などを承認した。
光岡宏文会長は「新型コロナウイルス禍で地域のつながりが保ちにくい状況だが、協議会での議論を通し、
学校、地域、保護者が一体となって学校を盛り上げたい」と抱負を述べた。
協議会は来年2月までに計6回の会合を開き、委員による授業参観や学習発表会への参加、給食試食などに取り組むという。
市教委は23年度は15小中学校に導入する予定。
学校教育課は「各校が活発な協議や新しい活動ができるようCSの立ち上げを支援していく」としている。
津山朝日
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