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住宅が密集する京都 地域との共存を模索・・・保育園新設

2017-06-25 | 雑記
遠い遠い昔の話になってしまうのですが・・・

我が家は息子が小学校へ入学する前年、保育所に申し込んだのですが、

三つ下の娘は入園できたのに・・・息子は断られてしまいました・・・

その判断に、納得できなかった妻は区役所へ出向き職員を問い詰めたんです・・・

すると、別の保育園の空きが出来たから、そこでよければ入園できます・・・との返事。

なんかしっくりしなかったのですが、兎に角、入園できることにほっとした記憶があります。


昨今、保育園新設に関して是非が論じられているようですが、

皆さん、頭の中では必要性は理解されているんだと思います・・・でも、

いざ自分ちのすぐ側に新設されるとなれば、やはりいろいろと考えてしまわれるんでしょうね。


確かに、疲れてる時など・・・

子どもの甲高い声が響き渡ると・・・イラっとすることもありますよね・・・

それが毎日となると、やはり考えてしまいます・・・そう考えると確かに難しい問題ですよね。


保育園側と住民側が如何に共存できるのかは話し合いを重ねつつ模索していかなければならないんでしょうね・・・

京都市中京区の保育園の例を教訓に京都市は取り組み方を変更しているようです。


今朝は、「こぐま保育園」に関する記事を転載してみようと思います。

~以下、6月25日読売新聞朝刊より抜粋~

保育園 地域と共存模索
 全国各地で保育園新設の是非論争が起きている。狭い道路が入り組み、住宅が密集する京都も、保育施設を造る上では特有の難しさを抱える。そんな中、中京区の認可保育所「こぐま保育園」は住民と話し合いを重ねながら騒音対策などに取り組み、今春で開設3年を迎えた。園を訪ね、京都で子供施設が地域と共存する方法を考えた。

(川崎陽子)


「NEWS EYE」のロゴ
京都市の待機児童数
 「夕暮れや 蚊が鳴きだして うつくしき」
 今月中旬、4歳児クラスで小林一茶の俳句を音読する声が響いた。子供は10個の玉を10段に並べた「百玉そろばん」の音だけを聞き、先生がはじいた数を言い当てていく。言葉や数の遊びを取り入れた教育方針は保護者の人気が高い。

 にぎやかな部屋の窓は、子供がいる時には締め切る。住民と決めたルールだ。
園が住民と話し合いながら運営してきた「こぐま保育園」。警備員が終日、園の前で路上駐車などに目を配る(中京区で)
こぐま保育園
 隣接する家屋との間には防音壁を立て、笛やピアノではなく音量を調整できる電子オルガンを使う。エアコンの室外機や給食室の排気ダクトは最上階に置き、園庭は砂ぼこりが立たない人工芝。周辺の中学校がテスト期間中は園庭での遊びは行わない徹底ぶりだ。保護者には徒歩か自転車での送迎を求め、車での来園者がいれば警備員が周辺の駐車場に誘導する。

 これらの約束事が園と住民らの間で交わされたきっかけは、新設計画が住民に知らされた2013年にさかのぼる。

騒音や安全対策 住民とルール作り


 京都市の待機児童は、2014年度以降、年度初め(4月)は毎年ゼロを記録しているが、年度途中(10月)では多く生じている。子どもの生まれ月によって入所のタイミングが異なるためで、昨年度は74人で潜在的な保育施設の需要は高く、市は2014年度から18施設を新設。預かる子供の定員も、15年度から今年度末までに3555人増やす計画を進めている。
 地域に理解を得ながら保育施設を充実させるうえで、市が教訓としているのが「こぐま保育園」のケースだ。園側が計画段階で住民に説明していなかった反省を踏まえ、市は施設建設を補助する予算を確保した時点で動き出すようにした。

京都市、計画段階で周知

 担当者が園側と一緒に自治会や町内会、住民へのあいさつに出向き、地元での説明会も開催。市によると、挨拶に同行すっるのは政令市でも珍しい取り組みといい、担当者は「こぐま保育園の事例を教訓に、最大限の説明と対策を示し、理解を得ている」とする。
 土屋雄一郎・京都教育大准教授(環境社会学)は「『子供のための施設を新設するのは正しい』という理屈だけでは、住民と心の距離を詰める音はできない。具体的な対策に加えて、同じ地域の一員として住民と向き合う地道な努力の積み重ねが必要だ」と指摘する。
 市は待機児童を解消しようと、子育て世代が多い中京区での保育所整備を検討していた。同園を運営する社会福祉法人は土地を確保した後の同年1月、予定地の周辺住民らに新設を知らせる文書を配った。

 だが、計画段階で周知しなかったことが、一部住民の不信感を招いた。松本浩二園長(71)は「計画段階で説明するなど適切な手順を踏まず、住民への配慮が欠けていた」とし、市も「住民への周知は法人に任せており、事前に説明していないことを確認できていなかった」と説明する。

 園は約1年間、住民と週3回の話し合いを行い、開園直前の14年3月にルールを記した協定書を結んだ。現在も2か月に1回、意見を交わす機会を持ち続けている。住民の一人は「保育施設が必要なことはよくわかっているが、静かに暮らしたいという願いもある。よりよい方法を模索し続けてきた」と話す。

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