ノイバラ山荘

花・猫・短歌・美術な日日

見えないものへの恐怖とキャンドルナイトピクニック

2011-03-21 11:27:45 | 日常
こんにちは、みなさま。

静かな雨です。
今夜の停電は実施されるのでしようか?

昨日、震災後初めて電車に乗りました。
横浜線、田園都市線ともに各駅停車で、
特別ダイヤでしたが、休日でもあり、
のんびりとした雰囲気でした。

リュックを背負って最初は緊張気味でしたが、
うとうとして乗り過ごしそうになりました。
やはりもともと緊張感のないノイバラです。

結社誌の編集、校正はとどこおりなく行われました。
校正はものすごいスピードでやったので、
とりこぼしが多いかもですー(・ω・;A

お夕飯もそこそこにして急いで帰りました。
雨も降らなかったし、ラッキー♪

  ***

放射能の風評被害が問題になっています。

地震+津波でダメージを受けた上に放射能の風評で
支援物資が届かないいわき市が取材されていました。

いわき市に入りたがらない運転手さんたちを
責めるわけにはいきません。

私たちだって、放射能で汚染されたと思い込んだ
茨城産のホウレンソウを避けるでしょう。
あとからいくら「あの程度の放射線量では心配ありません」と
大学の先生が説明なさっても、
一度植えつけられた恐怖は
なかなかぬぐい去ることはできません。

日本からの輸入品を拒否した中国と
同じことを日本国内でやっています。

いわき市の市長さんが
「放射能は見えないから恐怖がぬぐえないのだ」と
おっしゃっていましたが、その通りです。
見えないものは恐怖を倍増させます。

恐怖の感情は、よいものでもあり、
ある時は越えねばならぬものでもあります。

恐怖の感情がなければ、安全は保てないわけですし、
やたらとこわがっていても、問題の解決にならないこともあります。

普段から恐怖の感情をもとに危機対策をして、
危機が起こったときにははっきりと目をあけて危機の正体を確かめて
恐怖を乗り越えて対処することだと思うのですが、
どうもおろそかになってしまっているようです。

   ***

昨夜、フランスの歌友М・Sさんよりメールが届きました。

パリでは何カ所かで日本の被災者のために
祈りと節電のイベントを行うようです。
キャンドルナイト・ピクニックというのだそうです。

安全な広場・公園などで蝋燭をともし、
被災者への祈りをささげてくださるのだそうです。

今日の夜7時からです。

キリスト教国ではよく行われているのでしょうか。
私には馴染みのないことですが、心配していただいている気持ち、
そのために何か行動してくださるというのが嬉しいです。

一緒に参加してもいいのです。
蝋燭が危ない地域であれば、最小限の電気で参加できるようです。

停電で否応なくキャンドルナイトを過ごしている私ですが、
もし停電でなければ、私も節電して参加しましょう。

彼女の市をはじめとしてフランス市長会議のメンバー都市が、
財政難にもかかわらず支援金を送って下さるそうです。
これも有難く。


地震の翌日、メールで安否を問うて下さった
カナダの歌友F原さんにも感謝です。

F原さんには「私は恥ずかしがり屋で人見知りだから」と
以前言ったときに笑われました。
ブログで全世界に向けて発信しているのだから、
恥ずかしがりも人見知りもないだろうというのです。

そういう意識はなくよしなしごとをそこはかとなく書いているつもりが、
検索機能の向上で、知り合いに発見されたり、
見知らぬ方と交流することになって、
隅っこにあるはずのノイバラ山荘が
1日100人の方が訪れてくださる場となりました。

私の人生の中で、これはトップテンに入るニュースです。
いつもどうもありがとうございます。