ノイバラ山荘

花・猫・短歌・美術な日日

ビザンチン帝国のモザイク

2011-03-22 16:47:47 | 日常
こんにちは(*^_^*)
今日も静かな雨です。
みなさん、いかがお過ごしですか?

余震は10日もたつのに、なかなかおさまりませんが、
いろいろなことが少しずつ回復に向かっていますね。

昨日は眠くて眠くてたまらずに、
猫と一緒に一日寝ていましたが、
今日も眠くて仕方ありません。
しかし、今日は停電がありますので、
のんびり寝てはいられません。

計画停電は12時過ぎから4時まで行われました。
あまりに寒くて眠気もふっ飛び、
お湯を入れたポット(F原さんのカナダのお土産)を
抱きながら、『思草』を読んでいました。

猫はエアコンをつけろと怒るのですが、
停電なんだよと言ってもわかるはずもありません。
毛布をかけてやりました。

今月の歌を作らねばならないのですが、
頭もかじかんで、詩の翼は閉じたままです。

午前中にニュースを見ようとつけたテレビで
偶然、ビザンチン帝国の遺産を見ました。

昼食の用意でばたばたしながらでしたが、
イスタンブールやベネチアやラベンナにのこる
教会のモザイク画は全部見ることができました。

モザイクというと、小さな四角形のタイルを並べたもの
くらいのイメージしかなかったのですが、
近づいてみると、表面はかなり凸凹していますし、
ガラスを割って作るという一つ一つの形も
きれいな四角ではありません。

しかし、離れてみると凸凹が光を反射して綺麗なのです。
しかも金色のガラスや銀色に光る貝もはめ込まれていて、
感嘆しました。

フレスコ画などに比べますと耐久性が高く
「永遠の絵画」と捉えられていたようです。

そうして、1000年も昔の職人たちが誇りをもって
精魂傾けたモザイクを見たあと、
なんだか気持ちが楽になりました。

私は政治や経済といったその場その場での対応が大切な世界よりも、
「永遠」(はあり得ませんが、かなり長いスパン)を基準に
生きるのが楽なのかもしれません。

停電の最中もぼんやりと1000年前、
100年前のことを考えている私。
こんな娘、母、妻をもった家族には災難なのかもしれませんが。


明日は短歌の勉強会のため池袋です(・ω・;A
中止にならなかったのです・・
こわがりなのは私だけのようです。