ヌマンタの書斎

読書ブログが基本ですが、時事問題やら食事やら雑食性の記事を書いています。

牛肉食べたい

2006-06-22 09:45:10 | 健康・病気・薬・食事
なんか最近やけにお肉が食べたい。普段は魚料理のほうが多いのだが、この1週間あまり、やけに牛肉が恋しい。

いくら食べても太らなかった十代の頃。あの頃の最大の贅沢の一つが、食べ放題の焼肉だった。特に長期間の登山を終えて、街へ降りた時の食欲は凄まじい。旭川の食べ放題のジンギスカンを、2時間あまりで食べ尽くし、肉どころか野菜までお店のストックを空にした記憶がある。

ところがここ十数年、食べ放題の店に足を運ぶことはない。原因ははっきりしている。舌が肥えてしまったことに尽きる。不味い肉で太るくらいなら、高くとも美味しい肉で太りたい。いや、太りたい訳ではないが、どうせなら美味い肉がいい。

焼肉って奴は、ある意味残酷な料理だ。単純に焼くだけなので、食材の材質だけで美味い、不味いが判断されてしまう。安い屑肉だって、丹念に煮込んだりすれば、美味しい料理になる。でも、焼くだけでは、焼き加減と味付けの塩コショウくらいでしか誤魔化せない。

本当に美味しい肉だと、その香辛料さえ不要に感じるくらい美味しい。咬んだ時の歯ごたえ、飛び散る肉汁、口の中に広がる甘み。トロケテしましそうだ。

日本だと柔らかい肉が好まれるが、少し歯ごたえがある肉のほうが肉汁が芳醇な気がする。ひれ肉も美味しいと思うが、私個人は脂身が入っているロースが好き。これは父譲りの味覚のようだ。父はステーキ屋さんで、わざわざ脂身だけのステーキを注文していたくらいの変わり者。私はそこまで極端ではないが、それでも脂身のとろける味は無視できない。

だからたまにステーキハウスへ行っても注文するのは、ひれ肉よりもロース。銀座界隈は、金に糸目をつけなければ、美味しい肉を出す店はけっこうあるが、私のお気に入りは3丁目のマガジンハウス社の近くの「チャコ」。単なる焼肉ならば、都内に十数店ある叙叙園もいい。ちょっと高いけど、ここの肉は常に一定レベル以上なので、安心して食べられる。

やれBSEだと世間は喧しいが、私は早くアメリカ産牛肉が食べたい。別に狂牛病になりたいわけではないが、不味い思いをして長生きするのも嬉しくない。どうせ他の病気で死ぬのだから、楽しく生きたい今日この頃。


コメント (2)
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