ヌマンタの書斎

読書ブログが基本ですが、時事問題やら食事やら雑食性の記事を書いています。

ハンカチ王子のこの先

2010-11-11 17:08:00 | スポーツ

大丈夫なのかな?

大学野球にはほとんど無縁の私でも、「ハンカチ王子」こと早稲田の斉藤投手のことは知っている。甲子園で熱い戦いを繰り広げた名投手であった。

あの時、投げ合ったライバルの田中投手は、高校卒業後すぐにプロ野球入りを果たし、今では楽天の主力投手となっている。一方、甲子園当時は田中投手よりも評価が高かった斉藤投手は、早稲田に入り大学野球で活躍した。

早稲田大学野球部の投手としては、かなりの好成績を挙げたことは否定しない。でも、一人のピッチャーとして評価してみると、むしろ実力は低下している印象を否めない。

一人の人間として、大学進学することまでは否定しないが、投手としてみると成長したとは言い難いと思う。もちろん大学野球の投手としては一人前なのだろうが、プロ野球と比べてしまえば、その差は歴然としている。

おまけにこの「ハンカチ王子」は視聴率が稼げるネタなので、マスコミがほおって置かない。女性アイドルやら女子アナらを使ってマスコミの商売ネタを提供させる、えげつない手管に翻弄されていた印象が強い。

おそらくは、投手としての実力はかつてのライバルの田中投手に大きく水を開けられたとみて間違いないだろう。先月のドラフトで日ハム入りとなったようだが、果たして成功するだろうか。

高校野球のスター選手で、マスコミにさんざん持ち上げられながら、なかなか目が出なかった中田という悪例もある。斉藤投手は、間違いなくマスコミにスター扱いされるだろうが、今の実力でプロに通じるかは怪しい。

だが断言してもいい。斉藤投手の記事は来年のスポーツ紙面に必ず掲載される。たとえ活躍しようと、しまいが・・・だ。実力と実績による報道ではなく、知名度の高い斉藤投手なら確実に読者の興味をひきつけるだろとの思惑あっての報道となる。

才能がありながらも過大に評価されて、スター扱いの報道に調子に乗り、二軍暮らしが続いた中田と同じ道を歩む可能性は低くない。奇しくも同じ日ハムだという。

才能は地道な努力に磨かれてこそ花開くもの。くれぐれもバカなマスコミに踊らされず、真摯に野球に打ち込んで欲しいものです。

コメント (1)
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