学者に政治をさせちゃいけない。
その典型が、今回の有識者会議の座長である北岡氏であろう。
最初に言っておくと、侵略だろうと防衛だろうと戦争は戦争。戦争を謝罪することに歴史的な意義はない。あるとしたら政治交渉の道具としての謝罪である。
要するに日中の合同歴史研究やらなんやらで、シナに金玉を握られた憐れな学者が、この北岡氏であろう。
もし、仮に戦争を謝罪するとしたら、それは戦争に負けたこと、負けるような戦争をしてしまったことに対して自国民への謝罪、これなら分かる。しかし、戦った相手国に謝る必要はまったくない。
むしろ現在シナを支配する共産党政府からは感謝して欲しいほどである。旧・日本軍が蒋介石の国民党と戦い、国民党軍を疲弊させたからこそ、シナ共産党に勝機が生まれたのが実情であろう。
さらに付け加えるならば、シナの人民解放軍に、日本帝国の満州軍から離脱した林彪らの北方軍がいたからこそ、国民党との内戦に勝てたはずだ。その北方軍を近代的軍隊として鍛え上げたのは、他ならぬ日本軍である。
歴史にIFは禁物ではあるが、日本軍がシナを侵略しなければ、現在のシナ共産党による独裁政権は生まれなかったかもしれない。実際、軍事的には優れた指導者であった毛沢東は、日本と国民党との和解を必死で妨害し、両者を争わせることで漁夫の利を狙っていたことは、歴史的な事実である。
それが厚かましくも、日本に謝罪を要求するシナであり、その尻馬に乗って善人ぶっているのが東大の歴史学の先生である北岡氏である。情けないったら、ありゃしない。
私とて第二次世界大戦を反省することは必要だと思う。負けた国として、その国の指導者(首相及び閣僚)は、動員した兵士たちへの慰霊と、同じ過ちを繰り返さないとの表明は必要だと考えている。
で、謝罪って何さ?
「ボク、戦争に負けちゃいました、ゴメンナサイ」ってか。誰に謝るの?謝るべきなのか、自分の胸に手を当てて良く考えるべきだ。なんで戦った相手に謝る必要がある。ましてや、逃げ回って漁夫の利を得た北京政府に謝る必要なんかない。
真に謝るべきは、当時の日本政府が政治判断を誤った結果、戦場で死んだ日本の兵士たちに対してであろう。敵に謝る馬鹿がどこにいる。その程度の常識さえないのが、日本の最高学府の先生だというから笑うしかない。
ついでだから書いておくが、日清戦争が終わり下関で清国高官と戦後処理を話し合った時も、日本は負けた清に謝罪なんて求めていない。日露戦争の勝利後だって、ロシアに謝罪なんて求めていない。むしろ敗者の名誉を重んじ、戦後の処理を円滑に行っている。
これこそ、歴史から学ぶべき常識である。こんなことが分からない馬鹿が、日本の最高学府の歴史学者であり、有識者懇談会の座長だという。誰がこんなバカ学者を選んだのだ?
選んだ馬鹿こそ、日本国民に謝るべきだぞ。