戦後の大韓民国の大統領のなかで、最も日韓の相互理解に貢献したのは、現大統領だと思う。
なんといっても、その頑なで愚かな姿勢は、話し合い至上主義者の日本人が唖然とするほど。これが韓国人の本性かと、認識を改めた方は少なくないと思います。
韓国人といっても戦前の日本で教育を受けた方や、アメリカに留学していた経験のある方も多い。彼らは比較的まともであることは認めても良い。ただし、歴史というかコリアとしての矜持に関わってくると、すぐにおかしくなる。
改めて書いておきますが、朝鮮半島の人々には根強い優越意識があります。もともとはシナの儒教に由来する中華思想がその本体です。しかし、本家のシナが異民族に制圧(モンゴルや清)にされると、真の中華はコリアであると信じ込んだ。
これは認めなくてはいけませんが、シナの中華文明の模倣者として、コリアは極めて優秀な人たちです。本家よりも自分たちコリアのほうが中華文明の継承者として相応しいと思いあがったのも、決して故なきことではないと思うのです。
一方、コリアが蛮族と見下げた日本は、シナの模倣者としては失格でしょう。なにせ、自分たちに合ったものしか模倣しなかった。儒教は学んでも、一番大事な礼記は学ばない。後宮はつくっても纏足はやらないし、科挙も導入しなかった。
シナを中心に評価するならば、日本は間違いなく落ちこぼれでした。だから、コリアはずっと日本をバカにしていた。
ところが、日本は考えて導入するもの、しないものを決めていた。古代の日本人は、もしかしたら今よりも優秀であったかもしれません。なかでも最大のヒットは、儒教を教養に留め、決して宗教としては受け入れなかったことでしょう。だから礼記は敢えて無視した。
春秋戦国期の思想家である孔子は、平和な世の中を求め、その理想を太古の周王朝に定めた。周に倣えとの思想が根幹にあるのが儒教です。平和を求めるあまりに、変化を厭い、停滞のなかに平和を見出したのが孔子でした。
その思想を普及する手段が科挙でしたから、真剣に科挙のために勉学に励んだコリアの支配層(両班)は、変化を厭い、停滞した社会に安住する政治を積み重ねた。
海外の知識を学ぶことに熱心であった日本は、シナだけでなく、西欧からも学び、西欧以外では最も早く近代化を成し遂げた。コリアが日本の後塵を拝するのは必然の結果です。
しかし、コリアの人々は日本が先に進んでいることを認められなかった。だが、嫌でも現実は日本の方が先進国であり、国力も遥かに上であり、かつ世界での認知度も上である。
それが許せないが故に、日本を貶めてコリアの優位性を確かなものにしたい。それを世界に認めさせたい。
結論は決まっている。コリアの方が日本よりも格上である。日本は、そして世界もこの真理を認めろ!
コリアが求める話し合いとは、この真理を相手に飲ませることである。話し合いではなく、押し付けである。この事を最も強引に、かつ傲慢に推し進めているのが、南コリアの現大統領である。
日本人が考えている「話し合い」と、コリアの人たちが言う「話し合い」は全く別のものである。それゆえに、彼らとの話し合いは無駄である。
まぁ、ほっておいてもいずれ自滅すると思います。早ければ12月、来年には自壊するのではないかと予想していますよ。まぁ現政権が続くほうが、日本人のコリアに対する認識を改めることにつながるので、それはそれで好ましいのですけどね。