最大派閥は恨みを買いやすい。
だが、最大派閥であるが故に、安易に恨みを晴らすことは出来ない。その報復が怖いからだ。しかし、安倍・元首相が亡くなり、その後継者も定まらぬ迷走ぶりを露呈している今こそが、恨みを晴らす絶好の機会だ。
だからこそ、安倍派の主要政治家たちをターゲットにして、政治パーティの会費還元という手法が狙われた。もちろん、これは違法であり、問題視されて然るべきである。しかし、一部のマスコミ様は安倍氏が健在な時は、知ってても知らぬふりをしていた。
だが、安倍派がまとまらず、後継の指導者も定まらぬ今なら正々堂々と非難できる。いや、むしろ絶好の機会である。潰せ、潰してしまえ、安倍派なんて。
無責任なマスコミ様は言いたいことを云っているが、自分に飛び火するのが怖くて黙っている政治家様もけっこういると思いますよ。もちろん与野党問わずですけれどね。
そして、閣僚から安倍派を排除した首相は、今後の政権運営に自信がないため霞が関のお役人様をこれまで以上に頼りにする。その結果、新閣僚は官僚OBぞろい。
かくして、国民の声は聞かず、官僚の声ばかり聞く内閣が出来上がる次第。当然に増税路線であり、現場の声を聞かずに作られた法案ばかりがまかり通る政治の出来上がりですよ。