日曜日の早朝、某オンラインゲームで修理終了を見込んで早起きしてネットにインしたらビックリ。
なんと、ドイツとの親善試合で4-1で日本が勝っていた。おい、いくら親善試合といってもドイツのホームだぞ、しかもカタールW杯のリベンジを賭けて意気込んでいるはずのドイツだぞ。
慌ててYouTubeなどで試合を視てみたら、本当に日本、勝っていた。本気で驚いた。カタールの時は前半押されぱなしだったし、後半の戦術切り替えが機能しての逆転勝利。むしろ戸惑うドイツの失策だと思っていたが、今回は違う。
ドイツの良い点がまるで出ていない。サネの個人技での反撃一点だけ。日本のシステム的な守備に囚われてボールは持てども決定機を作れないドイツの失態ぶりが目立つ試合だった。私のように、かつての西ドイツの強さに憧れを抱いていたサッカーファンには未だに信じかねる事態である。
日本が強くなっていることは分かっていた。今回の試合でも先発した選手の大半がヨーロッパのクラブに所属しており、国際試合の経験値豊富である。また森保監督の速攻堅守のコンセプトに選手が上手く適合できており、若い世代の導入も少しづつ試しているのが上手くいっている。
この試合のMVPはディフェンスの富安で間違いないが右サイドにいた菅原の成長が著しいことは認めざるを得ない。また一番の驚きは今回初先発のGKの大迫だった。ドイツ相手に堂々たる守護神ぶりを発揮していたのは嬉しい誤算。
だが、まだ安心はできない。たしかに欧州のチーム相手ならば、多分そこそこ戦えるのが今の森保ジャパンだ。しかし南米勢を相手にしたときはどうだろうか。カタールでも中米のコスタリカに敗れているし、先の親善試合でのコロンビアにも勝てない。
個人技に勝る南米の選手相手だと、良い結果を出せていないのも事実だ。実際、今回のドイツ戦でもサネの個人技からの突破にやられている。ついでだから書いておくと、強豪日本を相手にするアジア各国との試合では、徹底的に守りを固める相手にどう勝ち点を拾えるのかが課題となる。決して楽な試合などないと覚悟すべきだ。
もう一点、気になったのがドイツの失墜。一対一で決して弱くなく、その高い身長を活かしたヘディングなどは相変わらず脅威。でもチームとしてのまとまりに欠ける。チームリーダーが誰だか分からないし、チーム間の戦術理解も不徹底。いったいどうしたのだろうか。
かつてドイツサッカーを崇拝していた私としては、日本に負けず劣らず気になってしまいました。なお親善試合の次はベルギーでのトルコ戦です。多分、今のトルコはドイツ以上に強いかもしれません。良い試合をして欲しいですね。
これまで例え親善試合であっても、強豪国に勝てそうな場合は、「本当にそんなことがあるのか」と物凄く興奮したものです。
ですが、このドイツ戦は意外と淡々と、熱量も感じさせず、普通に勝ったので驚きました。これを積み重ねる国が、強豪国なのかなと思いました。
トルコにはあっさり負けるかもしれませんが、そういうブレが小さくなれば本物です(まだ疑っている)。
たまに格下に負けても「今日は相手が強かった」と平然と言えるようになりたいですね。