言葉遊びしか出来ないのかと腹立たしくなる。
野村・農林水産大臣が処理水を汚染水と発言してマスコミから攻撃されている。私もこれは失言だと思うし、多くの漁業関係者が風評被害に苦しんでいる現状を農水大臣が理解していないことは腹立たしい。
率直に言ってこの人、大臣の肩書とそれに伴う利権が欲しくてその椅子に着いただけで、農林水産のことなんざまるで理解も共感もないのだろう。いわゆる派閥次元の選挙功績で順送りに大臣になった程度の人材だと思う。
まぁこの人に限らず、日本政府の大臣なんてこの程度なのは常識といってよく、実務は官僚に丸投げすればなんとかなる。これが戦後半世紀以上続いた霞が関と永田町の慣行なのだろう。実際、実務を担う官僚にとってなまじ行政に詳しく、口を挟んでくる政治家のほうが鬱陶しいのが本音。
そんな事は野党政治家だって分っているはずだし、それ以上に新聞記者などは熟知しているはずだ。ところが反自民感情が先走る野党政治家は、この失言を誹謗するばかりで狙いは大臣を辞任に追い込み、議会を解散しての政権奪取らしい。
正直、今の岸田政権は民意との乖離が著しいので、解散総選挙に期待したい気持ちは私にもある。しかし、冷静にみれば、今の野党に政権を任せうる器量があるかと問われれば、自民党よりもひどいと断じざるを得ない。
はっきり言えば、野村・農林水産よりもひどいと思っている。ちなみに風評被害に悩む福島や東日本、東北の漁師さんたち水産業界を助けたいと思うならば、大臣として現場に出向き、現地で働き、生活している人たちの話を聞き、現実に効果のある支援策を練るのが王道だと思う。
あの田中角栄なんて高級スーツでゴム長靴を履いて、台風で被災した新潟の現地を足しげく回り、泥だらけ、埃だらけになりながら被災住民の話に耳を傾けていた。これは実際にその現場を見た人から聞いた話ではあるが、多分事実だと思う。
これを角栄のパフォーマンスだと誹謗する声が当時もあったが、新潟の寒村で細々と農家で働く老人が涙ながらにその恩義を語っていたという。だからこそ逮捕されようと留置場に入れられようと、新潟の有権者は角栄を支持し続けた。
ところが昨今の政治家ときたら被災地に足を運ぶことさえしない。役人が作文した被災報告書をみてサインして、それをもって被災地支援をやったつもりでいる。田中角栄の愛弟子を宣伝していた小沢一郎なんざ東日本大震災のあと自分の選挙区なのに帰ろうとさえしなかった。どうも放射能が怖かったらしい。
本人は秘書を何度も被災地に送って見舞い、私は永田町で裏方の采配に忙しかったと言い訳していたが、これで本性が露呈したと私は思っている。
民主主義を掲げる国の政治家である以上、有権者の生の声に耳を傾けるのは至高の義務だと思う。それを役人が作成した綺麗な報告書を読むだけで済ませる怠惰な政治家ばかりが蔓延る。これは以前はイデオロギー優先の左派政治家の十八番であったが、今では右派というか保守派の政治家まで真似している惨状である。
私は処理水を汚染水だと言い間違えた間抜けな政治家を誹謗するよりも、現場に足を運ばず、現場の現状を見ようとせず、現場の声を聞かない姿勢こそ誹謗されるべきだと思いますね。
野村(哲郎)です。
西村(康稔)は、経済産業大臣です
アンギャ~!!! これは拙い、してはいけないミスです。これは訂正します。西村大臣、たいへん失礼致しました。
で、野村。あなた辞任しなさい。大臣の重責は無理です。
心の声が飛び出しちゃう?
口開きっぱなしなのね(笑)
辞任して欲しいわ。