日本人が考える日本と、海外の方から見える日本は違うことは良くある話。
時として、外国の方の視点は、私たち日本人が気が付かなかったりするものがある。だから興味深く思っているが、時としてうんざりすることもある。
それがお隣の半島のお方々が報じる日本である。なんでも2030年代後半には、10万トン級の空母を二隻、日本は保有する予定であるらしい。現在、改装中の二隻の軽空母と合わせて4隻の空母艦隊を保有するそうだ。
聞いてねぇよ。
防衛省内で検討はしているかもしれない。しかし、空母を保有する計画があるとは思えない。第一、10万トン級の空母となると、絶対にアメリカ政府の内諾が必要となる。搭載する戦闘機もアメリカ製しか選択肢がない以上、アメリカが認めない限り、日本が空母を保有することはありえない。
現在、軽空母として改装中の二隻も、当然にアメリカの内諾を得たというか、アメリカの勧めもあってのもの。だからこそ、改修前の事前検査から、搭載するF35Bという垂直離発着機の訓練まで全てアメリカで行われている。
だが10万トンくらすの空母となると話が違う。はっきり言うが、今の日本の防衛費では賄いきれない巨額な財政負担となる。もし、日本がこのクラスの大型空母を保有するとしたら、アメリカが財政負担の軽減を狙った場合だけだ。
そして、オバマからトランプ、そして現行のバイデン大統領もそれを認める可能性は低い。何故なら、在日米軍の駐留費用を増額させればいいだけだからだ。
私自身は日本に空母艦隊は不要だと考える。むしろ潜水艦隊の整備をこれまで以上に進めるべきだと思っている。日本海軍の役割は、従来ソ連の太平洋進出にたいする抑制であった。基本、日本の潜水艦は待ち伏せして、ソ連艦隊を迎撃することに特化している。現在は対シナ路線に変更しつつあるが、やはり従来の潜水艦戦略で十分だと思われる。
第一、空母艦隊はその建造、訓練、装備配置、そしてメンテナンスに巨額の負担が必要となる。今後、高齢化社会と少子化を迎えて、経済規模が徐々に縮小していく日本経済では、到底負担しきれないはずだ。
では、なぜに南コリアのマスコミは、日本が大型空母を保有することを目指しているなどと報じたのか。
国防に限った話ではないが、この国では序列意識が根底にある。本来、中華(世界の中心)である我がコリアが他国に劣る立場にあることは受け入れがたい。特に劣等国であるべき日本が、ウリナラの上位にあることは容認しがたい。
だから、日本が軽空母を持つならウリナラはそれ以上、すなわち空母をもつべきだ。そう考える人はかなり居るらしい。本来ならば半島国家として国防に必要な戦力とは何かを考えて、持つべき武器を決めるべき。
実際問題、南コリアの国防を真面目に考えると、空母どころか軽空母さえ不要。揚陸艦を二隻持っているけど、その一番艦の独島は、ヘリコプター搭載さえままならぬ欠陥船であり、その欠陥を改善しないまま二番艦を作っている。その惨状を無視して、本格的な空母を持ちたいなぞとは片腹痛い。
ただ、あの反日反米の大統領は、けっこう本気で空母保有を夢見ていた。ところが今年、新たな大統領になる御仁は、親米路線であり、空母保有には否定的だと伝えられる。これに焦っている空母建造推進派は、「日本が持つのだから、我々にも必要」だと紙面にぶち上げたのが実情だろう。
はっきり言って、いい迷惑だ。
日本に本格的な空母なんて必要ないです。それ以上に半島国家にも不要だと思いますけどね。
6,7世紀新羅の時代から席次を巡って争う間柄でしたから、世界の他の国際関係に比べて年季が入っていますよね。
江戸期は対等外交してたのですが、明治期に天皇号を使われると朝鮮が下に見られてしまうという謎理論で無駄に揉めて、その後大韓帝国にして大日本と清に並べたのは最初からそうしてくれという気がしたりしなかったり。
他国を低くするんじゃなくて自分を高めてくれと、近代よりこっちの歴史だと本当に思います。