ヌマンタの書斎

読書ブログが基本ですが、時事問題やら食事やら雑食性の記事を書いています。

赤い学者たち

2020-10-30 12:50:00 | 社会・政治・一般

隔靴掻痒の感が否めない。

相変わらず国会では、日本学術会議が推薦した6名の拒否理由を野党が追及している。菅総理は拒否理由について、各個人の人権を理由に拒否している。

歯にものが挟まったかのような気持ち悪い討議だと思う。誰かはっきり言ってやれよと思う。また、なんで日本共産党が声だかに追求しないのか。このあたりが厭らしくて貯まらない。

私が子供の頃から、日本学術会議は日本共産党の強い影響下にあったはず。いや、戦後一貫してこの団体は日本共産党に支配されていたことは、知っている人は知っている既成の事実だ。

私は子供の頃、教会の少年部担当の若者たちに連れられて、ある大学の講堂で日本学術会議のメンバーであるという偉い先生の講演を見に行ったことがある。

見に行ったではなく、聴きにいったのでは?と思うだろうけど、本当に見に行っただけ。しかも、講堂に入っていくその先生を拍手喝采で迎える行列の一人としてである。

講堂は人で一杯で入れないんだよと言われたが、私は話が違うと憮然としたものだ。不満がすぐに顔表に出る子供だったので、その後ミルクホールでジュースを奢ってもらい、とりあえず私は満足していた。

日本には政治や宗教などの自由が保証されており、別に共産党の党員であったり、あるいは熱心な賛同者であることも自由だ。日本学術会議という組織も、全てが共産党に仕切られている訳ではないはずだ。

それでも、日本学術会議が共産党の強い影響下にあったのは確かだと思う。実例を挙げれば、この日本学術会議は戦後一貫して、戦争への協力反対を唱え、また天皇制についても批判的であった。元号廃止を強く訴えていたのが、この日本学術会議であった。

おかしいのは日本のマスコミ様で、何故だが今回の報道でも、日本学術会議の赤い面については知らぬ存ぜずで押し通している。学問、信教の自由がある日本であるから、日本学術会議が共産党の意向に沿った主張をすることも自由であるはずだ。

でも、なぜかそれを報じない。いや、日本では戦争への協力反対を言いつつ、シナでは戦争協力をする自由についても報じていない。

ちょっと偏向し過ぎではないか。

その偏向だって自由といえば自由である。でもその偏向を報じてこそ、マスコミは有権者に必要な情報を提供していると云えるはず。でも現実には、日本の多くのマスコミ様はその情報提供を拒む。

日本学術会議が日本共産党の強い影響下のもとで、様々な提言を行っていて何が悪い。そう主張するマスコミ、政治家がいてもいいはず。

でも、しないんだよね。あたしゃ、それが気持ち悪いぞ。


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