地雷原に踏み入る覚悟で書きます。
私はなんでも食べますし、飲み物にも好き嫌いはありません。ただ不味いものは嫌いなだけ。
酒は身体のことを考えて控えめですけど、決して嫌いではない。美味しい食事には、美味しい酒があったほうがより楽しいと考えているからです。
もっと言えば、食事をより美味しく食べるには、その食事にあったお酒があると思うのです。例えば和食、とりわけ魚料理だと日本酒か焼酎が合うと思う。また焼肉、とりわけステーキだと赤ワインがあると嬉しい。ちなみにお寿司だと私は熱燗か熱めの日本茶がいい。
その一方、フレンチやイタリアンでの魚料理だと白ワインが合うと云われてますが、私はウィスキーロックか焼酎のほうが好きです。そして貝料理だと断固、日本酒。白ワインが合うという人が多いのは承知していますが、なんとなく鉄分の味が強く感じられてしまい、私は敬遠しています。白ワインが合うのはチーズだと思うのですよね。
回数は多くありませんが、欧州に旅行した時だと各地の地ビールかワインを楽しみました。やはり地元の食材には地元のお酒が合うというのは一理あると納得しています。最もアルコールにさほど強くない私は酔うことが目的ではなく、あくまで食事を美味しく食べるための飲酒。その意味で本当の酒飲みではないとの自覚はあります。
だからあまり自信はありませんが、それでも言いたくなるのがボージョレ・ヌーヴォーです。あれ、そんなに美味しいですか。
私には熟成が足らず、酸味が強すぎる気がするのです。しかもコスト的にも疑問を感じます。通常ワインは船便で輸入されます。しかしボージョレ・ヌーヴォーの場合は、解禁日を予定して販売されますから航空便なのです。つまり輸送費用が格段に違う。
だから私なんぞは、ボージョレ・ヌーヴォーに三千円出すくらいなら、同額の他のワインを買ってしまいます。最近有名になりましたチリ産もいいし、山梨産や島根産もけっこういい味だと思います。
もちろん嗜好品なので好きなものを飲むのが一番ですけど、ワインに関しては熟成が大事だと思います。なお日本酒に関しては新酒の美味しさは認めております。