入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

       ’16年「夏」 (31)

2016年06月07日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など



   第1陣の到着

 本日予定通り、牛が上がってきた。今日のこの段階では、実際の頭数とリストを照合してないが、40頭以上にはなっただろう。今後の追加入牧も見込めば最終的には70頭くらいになる予定で、最盛期に比べればまだ半数以下ではあるが、まき牛(種牛=雪豊)不在で急激に落ちた入牧頭数も少しづつ回復してきたと言える。
 今年は和牛が多くて驚いた。どれも繁殖牛だろう。この牛たちの産んだ子牛が肥育家の手によって育てられ、肉牛となる。和牛とくれば昨年の種牛見習、実績からすればもう「見習」は取ってもいいと思うが、自然交配の対象となる牛が少なくて、今年は充分な実力を発揮できないかも分からない。
 牛たちは狭い畜舎から解放されて、これから4か月をここで暮らす。今は入牧したばかりではしゃいでいるが、まず最初の試練は、野外で耐えねばならない梅雨だろう。昨年のように雨が多ければ牧草の生育は良い。しかしそれで牛と人間は苦労する。
 ともかく、牧場の雰囲気が一変した。今日からは生き物を相手に緊張もすれば、また楽しみもある。今夕は入牧慰労会が開かれることになっているが、ナント会場は焼肉屋だと。牛を相手の4カ月、牛肉は食べないことにしているのだが・・・。

 牛を見においで。囲い罠の中には種牛とホルスが2頭しかいないけれど、そのうちもっと増えるはず。

 山小屋「農協ハウス」とキャンプ場の営業に関しましては、カテゴリー別の「H28年度の営業案内」をご覧ください。
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