入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

    ’17年「春」 (6)

2017年04月07日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など

Photo by Ume氏

 雨が降っている。どこからか、鳥の声がしているが姿は見えない。梅の花が雨に散ることもなく、きょうのような日の薄い天気には一層いつもより際立って見える。春を感じさせる暖かい日の光もいいが、これから始まる自然界の活発な動きを促す雨も、歓迎したくなる。
 
 いつとはなしに北方指向が消え、つれて冬の寒さを嫌い、その分春の到来を待つ気持がより強くなった。田舎暮らしを始めた10年以上前は、伊那谷の寒さにも音を上げずに、それなりに頑張っていたはずだというのに不甲斐ない。
 56歳になる直前に信州に帰ってから、1年半くらいは何もせず古里のあちこちを見て回った。その後職を得てからは、片道12,3キロの道程を天竜川の堤防伝いに自転車で通勤し、冬の向い風の強い日などは普段より30分くらい余分にかけても意気軒高だった。そういうことを思い出すと、やはり、年齢ということだろう。老人になったのだ。何しろ牧場の仕事を始めてからでも、すでに11年目に入る。誰であれ、過ぎた年月を振り返れば早い。そして、残された年月は短いものだ。
 2年前にスキーを新調したのに、この休みの間には一度も滑らなかった。まあ、69歳という年齢を考えればそういうことだろう。それにつけても、小さな子供に「おじいちゃん」と呼ばれるのは仕方ないが、まだせめて「おじさん」ぐらいに、できたら「管理人さん」にしておいてほしい。足はまだ大丈夫だから。ああ、ついでに口も、か。

  そろそろ5月の連休の予定を立てようとしている読者の中には、当施設の利用を考えてくれている人もいると思います。とりあえず、カテゴリー別「H28年度の営業案内」「続H28年度の営業案内」を参考にしてください。若干の料金改定があっても、前年度実績のある方については、据え置く方針でいます。
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