入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

    ’17年「春」 (25)

2017年04月26日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など

                                                   Photo bu Ume氏

 昨日だけに限ったことではないと重々承知しているが、「うっかり」とすべきを「てっきり」としたり、「努めて」を「務めて」と変換を誤ったり、後で気が付き、頭が痛い。一回に何日分かを読んでくれる人もいるようなので、急いで訂正してみたが、遅きに失したか。今さら間に合わない間違いも多々あるだろうが、それらを掘り起こすのは諦めている。

 きょうは日も射さずに寒い。朝ここに着いた時の気温は6度だったが昼になっても変わらない。第1牧区の鹿対策用の電気牧柵を早く立ち上げなければと思いながら、水回りのことや雑用にかまけてしまっていた。仕事を開始した日は、同牧区に多数の鹿の姿を認めたが、その後は見ない。ために気が緩んでいたようだ。幸い、水源地の貯水タンクはまた行ってみたら水がいっぱいになっていたし、小屋の破裂した水道管も昨日で修復した。早昼を済ませたら、クマに気を付けながらきょうから電牧の作業を始めることにする。
 当面の問題である鹿に対して、まだ大型の囲い罠は誘引状態のままにして、仕掛けはしてない。大量捕獲を狙って、罠に鹿が安心して出入りするようになってからやる。くくり罠は4台ばかり仕掛けたが、捕獲の目的はあくまでも見せしめのため、大勢に影響するわけではない。あまり気が入らない。
 クマと言えば、昨日の帰りオオダオ(芝平峠)の手前の急斜面で、クマとおぼしき黒い動物を見た。車に乗ったまま近づいていくとガサゴソと音を立てて逃げて行ったが、違った。カモシカだった。クマとカモシカは〝慣れない″と見間違える。以前にもう少し上の方で、道路を横切り逃げ去っていく黒いカタマリを見たことがあるが、あれは正真正銘のクマだった。
 牧場は広いし、牧柵の立ち上げには深い谷にも入る。そこはクマの領域でもあるから注意が必要だが、水の流れる音や、鳥の囀りを聞きながら作業に集中していると、いつしか自分ひとりだけがそんな場所にいるということが、無性にうれしくなる。

 5月の大型連休、小屋もキャンプ場もまだまだ余裕があります。お出掛けください。とりあえず、カテゴリー別「H28年度の営業案内」「続H28年度の営業案内」を参考にしてください。
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