「木々芽吹く」Photo by Ume氏
今朝の新聞によれば10日、高遠城址に植えられいるタカトウコヒガンザクラの開花宣言が行われたとあり、昨年よりも1週間ほど遅いという。きょうの雨で、さらに時期が遅れる懸念もあるが、今のところ満開は15、16日ごろになるという。
昨日、TDS君が地方紙「長野日報」の4月6日付の記事を持ってきてくれた。伊那市内にある市営の「小黒川キャンプ場」の営業が8日から始まるのに際し、安全祈願祭が行われたという内容。見出しは「小黒川渓谷 豪華テント設備拡充 8日開場へ安全祈願」とある。このキャンプ場は指定管理者が運営を代行しているらしいが、先日訪ねた時に言葉を交わした人たちは、ここの関係者だったのだろう。
キャンプや小屋(cottage)の利用料金は高いと思わなかったが、午後2時から翌日の10時までが基本で、それ以外は延長料金が加算されるなど、いろいろと細かく決められていた。また、宿泊料だけでなく利用者には、その他の施設利用や、用具の貸し出しなどといった営業面での工夫や意欲、努力も感じた。
記事によれば、何でも年間1万人の利用者がいて、「大型連休の予約状況も好調と」とある。豪華テント「グランピング」なるものも新設されるそうだが、それより何より、「1万人かぁぁ」と思わず声が出た。まあ、そのくらいの利用者がいなければ、あれだけの規模や施設の維持管理は無理だろう。
ひるがえって、我らが入笠牧場の〝時代遅れ″の山小屋とキャンプ場だが、牧場管理の間にとてもそんな人数に対応できるはずもないし、そこまでの施設や設備もない。ここでは、できるだけ人工物を置かず(自販機もない)、素朴な自然の中で野外生活を余裕を持って楽しんでもらいたい。それが、目下のところできる最高の応接・もてなしといってよい。釣り場もなければ、ゲートボール場もない。しかし、この〝独白″に載る写真でも分かるように、自然環境だったら、負けない。
そろそろ5月の連休の予定を立てようとしている読者の中には、当施設の利用を考えてくれている人もいると信じます。とりあえず、カテゴリー別「H28年度の営業案内」と「続H28年度の営業案内」を参考にしてください。若干の料金改定があったとしても、前年度実績のある方については、据え置く方針でいます。